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半蔵金から山古志方面に向かうと、山道を登り切ったあたりに田代地区がある。道は現在のところ、ここでゲートが設置されていて、許可証がないと山古志へは通れないようになっている。
谷あいから山腹のまがりくねった道を、対向車の来ないことを願いながら行く。田代の集落の入口には、合掌造りのそれを思わせる三角屋根の小屋がある。写真のように、降り積もった雪の重みから小屋を守るためにこの様な形となったわけだが、12月初旬で早くもその効果が見て取れるとは..。後で読者の方からの知らせでこのころ既に1mを超える積雪があったようだ。
取材に訪れた12月11日から考えると一週間が経ったが、この間毎日のように雪が降り続いた。長岡にある雪氷防災研究所のHPでは、現在の田代地区の映像を見ることができる。同サイトの報告ではまだ2mに達しているようではないが、週末の寒気の入りでそれを超えるのは容易に予測される。これでは、工事が進まぬどころか雪崩の心配すら感じられるのだが...。
<2005.12.11> 2005年 地理の部屋と佐渡島