写真撮影:2011.10.01
物語は後半へと入ります。黒塚の紹介は今回が最後です。
Photo-01 従者が入ってきました。
従者の能力(間狂言)が入るとあらすじにありますが、今回の写真はそこから始まります。シテは一旦舞台を去っています。山へと薪をとりに行ったと言うことになっています。その間のぞくなと言われている閨を従者がのぞいてしまい、そこで見てはならぬものを見てしまうのです。その後の詳細は写真後のあらすじでご覧下さい。
Photo-02 滑稽な場面も入ります。間狂言とはこのことかと..。
Photo-03 従者が逃げた後に二人もとうとう閨を覗きます。
Photo-04 山を下りようとします。
Photo-05 そこへ鬼女が追いかけてきました。
Photo-06
Photo-07 ものすごい形相です。
Photo-08
Photo-09
Photo-10 法力で鬼女を押さえようとしています。
Photo-11 鬼女の後ろ姿です。
【黒塚】 あらすじ
能は、陸奥安達ケ原で行き暮れた那智の東光房の阿闇梨祐慶(ワキ)と同行の山伏(ワキツレ)一行が、野中のあばら家に一夜の宿を求める場面から始まります。主の老女(前シテ)がいる作り物の萩小屋は、はじめはあばら家を表し、老女が出てからは閨(ねや)となります。山伏に求められるまま、老女が扱ってみせる枠*輪(わくかせわ)と糸尽くしの歌は、有為転変の人の一生と、落ちぶれて淋しく暮らす老女の哀れさや孤独をにじませます。やがて老女は、「決してのぞかぬように」と山伏達に念を押し、裏山に薪を採りに出ます。従者の能力(間狂言)は約束を破り、閨をのぞいて山と積まれた死体に腰を抜かします。噂に聞く鬼の住まいと知った山伏たちも逃げ出しますが、柴を担いで帰ってきた鬼女(後シテ)が、恨みと怒りの形相で追いかけて来ます。しかし山伏の法力の前についに屈し、夜嵐とともに消え去っていきます。高徳の山伏の慰めに一纏の光明を見た鬼女が、結局は裏切られるという能の展開は、見る人によって様々な感興をいだかせるようです。 注:*の文字は木偏に上下と言う字です。
【黒塚・参考サイト】
http://www.the-noh.com/jp/plays/data/program_035.html
The能.com
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%92%E5%A1%9A_(%E8%83%BD)
ウィキペディア
http://www.mikumano.net/setsuwa/kuroduka.html
みくまのねっと/謡曲「黒塚」
---------------------------------------
写真撮影:2011.10.01 佐渡市
---------------------------------------
2011年 地理の部屋と佐渡島 能舞台と芸能
---------------------------------------
http://blog.goo.ne.jp/dachasnowman/
---------------------------------------
あらすじを読みながら「黒塚」の画像を楽しませて貰いました。
一度も観たことがない薪能をますます鑑賞したくなりました。
次の帰省ではロボット能でも見学しましょうか。
まだ面は新しいようです。
造り直したのでしょうか?
「桛」という字はパソコンでもでてきます。
手書きパッドでやてみてください。
以前平泉で見たように思います。
能というのは、奥が深くて~
素晴らしい伝統芸能ですよね。
能舞台の前に立つと、身が引き締まりますね。
鬼女~
こんな顔に人は変わるのでしょうか~
また3連休ですね、過去二回は、交通渋滞の記事が新聞・テレビで報道されましたが今回は見当たらないです。
昔の私でしたら見向きもしない能ですが、少しずつですが興味が出て来てます。
ゆっくり拝見したいです。
あらすじを読んで思いましたよ、覗いてくれるなに覗くと大変なことになりますね。
なんでか鶴の恩返し思いだしました。
人類共通の題材です。それを能ではどう表現するのか…。機会があれば体験したいです。
何時もお出でいただき有難うございます。
佐渡は 文化遺産 の大変多いところで感心して居ます。
一度は行きたい島です、いつ行けるかやはり
この様な催し事が多いときが良いですね。
ちょっと「鶴の恩返し」 の物語に似ていますが少し違うところは 仕返しがあると言います事でしょうか。常に人は約束事はまもならければならないと教訓ですね。
て、その間も皆さんからコメントを
いただいています。ありがとうござ
います。家事をしつつ、皆さんから
いただいたコメントを読ませてもらっ
ています。
=================================
▲つちやさんへ。
いやいや、是非本物の薪能を見て下
さい。良いですよ。スケジュールは
可能な限り地理佐渡で紹介したいな
と思います。
=================================
▲山小屋さんへ。
ありがとうございました。紗真紗
さんからも同様の案内をいただい
ています。何をしていたんでしょ
うね。僕は(笑)。
=================================
▲sidu-hahaさんへ。
演目としては長いものでした。
途中面と衣装も変えますから
ね。また見たい演目です。
=================================
▲the-fujiさんへ。
三連休。いかがお過ごしでしたか。
僕は自宅と言うこともありまして、
毎晩飲みっぱなしでした(大笑)。
=================================
▲ななごうさんへ。
機会がありましたらお勧めします。
ただ、できれば佐渡で行われるよ
うな素朴なもの、雰囲気の中でと
言うのが一番です。
=================================
▲hirugaoさんへ。
いやぁ、覗くなと言う所でのやりと
りはちょうど狂言でした。これが
また見るものの笑いを誘っていまし
た。
=================================
▲ディックさんへ。
情景描写はいたってシンプルです。
それがまた能と言えば能ですけど。
ですが、必要最小限の演出で十分
でした。
=================================
▲tomiさんへ。
まさに教訓ですね。約束。守らねば
なりません。ただ、この場合は鬼女
にやられかねないですからねぇ(笑)。
=================================
まさに、能の真骨頂ですね。
前のあらすじがあるので、とても良く分かりました。
鬼女の面、怖い~~!
目には目を…ちょっと意味が違うけど。
チラとよぎった感想でした。