地理の部屋と佐渡島

2009年4月よりの佐渡単身赴任があけ、2014年4月より長岡へ。別れが絆をより深めた。今後ともよろしくお願いします。

佐渡海洋深層水

2004年10月16日 18時11分58秒 | 佐渡地理
 本州と佐渡島に挟まれた海峡を越佐(エッサ)海峡という。その海峡に面する多田漁港脇に海洋深層水の分水施設がある。この施設での海水は、多田地区の沖合水深332mの所から取水している。総取水量は1日あたり1200立方メートルだが、水産利用にだいたい60~70%を使用し、残りを多目的に利用できるようになっている。
 佐渡沖の海洋深層水は「日本海固有水」と呼ばれるもので、水温が低いという特徴があるようだ。個人でも水は利用(購入)できる。原水は100リットルで100円、脱塩水は20リットルで100円といった具合で、他に濃縮水、高ミネラル水、高塩水等があるが、びっくりするような高価なものではない。直接飲用にするわけには行かないと思うが、脱塩水などをわかして料理にでも使ってみたいものである。容器等持たずに現地へ足を運んでしまったので購入はできなかったのが残念であった。
 ここを管理するのは佐渡市役所海洋深層水対策室(URL http://www.city.sado.niigata.jp )である。地域経済の活性化のために、この資源の有効利用を願いたい。
 この施設の近くには鴻ノ瀬鼻という岬がある。この辺を訪れることがあったら、あわせてよってみると良い。季節はもちろん夏である。キャンプなどを楽しむにはもってこいの公園がある。

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