地理の部屋と佐渡島

2009年4月よりの佐渡単身赴任があけ、2014年4月より長岡へ。別れが絆をより深めた。今後ともよろしくお願いします。

10.23新潟県中越地震73「雁木の町・栃尾」

2004年12月18日 18時05分28秒 | 新潟県中越地震
栃尾市の古い町並みは雁木が特徴的。天気のせいもあり、暗い感じを抱かせるが、雪が降る冬の町の姿は風情がある。

 栃尾市は、我が長岡市から見ると、東山丘陵の向こう側の山間部にある。刈谷田川の流域の細長い盆地上に家屋が密集している。人口規模は市と言うには小さいが、自然・産物・町並み等々この町を語るものは数多い。以下は、思いつくままに栃尾市について述べたものだ。

栃尾の油揚げ。栃尾に来て買って帰りたいものと言えば、なんと言っても油揚げ。買うなら朝早く。でないと売り切れる。長岡市にもファンは多い。私もよく買いに行った。

雁木の町並みと川端まで迫る町並み。ちょっとひなびた感じを受けるが、それが懐かしさを感じさせる町の雰囲気を醸し出す。

長尾景虎、後の上杉謙信旗揚げの地。越後といえば戦国武将の上杉謙信。謙信が若かった頃越後平定のスタート地点となったのがこの栃尾。

繊維の町栃尾。今は業界全体が苦しい状況。しかし、栃尾市の重要な産業であることには変わりない。

町の周囲に多い棚田。川の流域にも広く水田が広がるが、周囲の傾斜地に見られる棚田は美しい。この度の震災で大きな被害あり。景観という財産をかなり失った。残念だが、復興を祈る。

守門岳。火山であるこの山は雄大にのびる裾野をもち、むしろ遠くから眺めるのによい山だ。かなり奥まで車で行け、ブナ林の中を通る登山道をゆっくり歩いてもワンデイハイクできる山だ。標高は1500mを少し超える。

杜々の森の湧水。豊かな森にはぐくまれた名水である。公園も整備されていて、季節の良い頃になると大勢の行楽客が訪れる。

地元民ではないが、気がつくままに栃尾市を紹介するとこんな感じである。



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