地理の部屋と佐渡島

2009年4月よりの佐渡単身赴任があけ、2014年4月より長岡へ。別れが絆をより深めた。今後ともよろしくお願いします。

10.23新潟県中越地震19「学校の再開・友との再会・そして大きな余震」

2004年11月04日 23時12分30秒 | 新潟県中越地震
 今日仕事から帰ったばかりの私に、中2の娘が再開した学校でのことを教えてくれた。長岡市に避難している山古志の中学生が、自分の通う学校に来るという。確かに、避難生活を送っているとは言っても、学校の再開は早ければ早いほどよいに違いない。「困ったときはお互い様だ、歓迎してやってくれ。」と一言娘に言った。

 さて、文化の日を境に長岡や小千谷の各学校が再開し始めた。久しぶりの登校で、皆、友との再会を喜んだに違いない。10.23の地震は学年の高低問わず、子供たちに強烈なインパクトを与えたはずだが、何よりも教室を共にしてきた友との再会は、不安な気持ちを和らげる何よりの薬でもあるような気がする。

 一方、写真は長岡市南部にある岡南中のグランドの風景であるが、厳しい現実も示している。。同中グランドに張られているテントの数は約20張り。まだまだ自宅に安心して帰ることのできない人は多い。自宅が大きなダメージを受けている方々にとっては、わずかな揺れでも安心ならぬので、避難(所)生活を続けているのである。

 体育館などがまだ避難所である学校、写真のようにグランドにテントがある学校。場合によっては校舎そのものに不具合がある学校。それぞれに問題は残るが、余震の沈静化を願うと共に、子供たちの元気な声が校内外に広がることを願うところである。

 本日、午前9時頃再び大きな余震があった。ちょうど我々にとっては、度重なる中小の余震のせいで、少々の揺れでは動じない慣れが生じつつあった頃のことであった。そんな我々に、今日の余震は気を引き締め直すのに十分な大きさのもので、まだまだ過信は禁物であるとつたえているようである。

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