地理の部屋と佐渡島

2009年4月よりの佐渡単身赴任があけ、2014年4月より長岡へ。別れが絆をより深めた。今後ともよろしくお願いします。

10.23新潟県中越地震170 「小千谷市塩殿・修復中の関越道」

2005年09月28日 06時25分08秒 | 新潟県中越地震

 県都新潟から見ると首都圏への主要通路は三つのルートが考えられる。北から磐越道・関越道(+北陸道)・上信越道(+北陸道)である。これらには平行する鉄道もある。磐越西線・上越線・信越線である。中でも動脈としての重要度は関越道である。首都圏への交通を考えると、高速道・上越線・新幹線と三つのルートが平行することからだ。途中新潟県第二の都市長岡市を通過することもあるのでなおのことである。

 さて、話をテーマの関越道に戻すが、新潟を出発する時の高速道は北陸道である。長岡市に至ると道路は長岡ジャンクションで二つに分かれ、首都圏方向に向かうのが関越道となる。(上越市方面に向かうのが北陸道である。)この長岡ジャンクションを過ぎて関越道の長い直線を進んでいくと小千谷、越後川口、堀之内インターと続く。

 先の震災では、特に小千谷市、川口町、堀之内町(現魚沼市)付近で大変な被害が出ている。これから紹介する写真は小千谷市塩殿で撮影したものなので、越後川口インターに近い場所。今着実に復旧が進められているが、その工事は大規模なものである。それだけ被害が大きかったのだが、路面に限らず、橋脚や盛り土ののり面などにも作業が入っている。道路沿いの遮音壁等もしかり。震災後関越道を利用された方は、まず震災の爪痕を道路で知ることになろう。その爪痕も一部を残し、しだいに工事中の現場を見ることで知る程度にまで来ている。

 今回は国道117号沿いから、高速道上では見ることのできない工事風景を紹介する。内容は見ての通りなので、簡単な説明に留めたい。ご容赦いただきたい。

 

▲写真① 橋桁上が高速道、下は国道117号。

 

▲写真② 小千谷市山本の山辺橋では橋脚に座屈部が現れ、鉄筋がむき出しになった場所もあったと聞く。

 

▲写真③ 高速道ののり面工事、手前の車は国道117号上を走っている。

 

▲写真④ 国道117号沿いの歩道脇は崩れたまま。

 

▲写真⑤ 写真③の近影。

 

▲写真⑥ 国道117号から立体交差する関越道を見る。関越道上には工事用の車両が並んでいる。

 

▲写真⑦ 橋げた下の盛り土は工事用に盛られたものだろうか。特に震災等によるものではないようだ。

 

 


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