関越自動車道を越後川口インターで降り、国道117号線に出るとすぐの交差点にデイリーストアーがある。この辺は小千谷市塩殿、河岸段丘の美しい信濃川沿いの集落だ。震災発生直後は国道117号は行くも帰るもできぬ状態になった。
一帯の家屋に大きな被害が出たのかどうかはわからぬが、道路の被害だけを考えると被害が軽微で済んでいるとは思えない。デイリーストアー近辺の斜面上の家屋など、一見家そのものは壊れはしていないが、段丘崖部分が崩れて今後のことが心配される状況にあるものもある。今は普段の生活を取り戻せていると思うが、これからの復旧作業を要する場所は少なくないように思う。
国道117号沿い。一部だけであるが、9月19日の取材で得た写真をお届けする。まずは表題の通り、デイリーストアー前のみに絞っての紹介としたい。
▲写真①
国道117号ののり面決壊により、道路は大きく崩れている。現在片側一車線ずつの確保はされているが、この現場は大きな工事を要する状態である。この画面の道路進行方向は十日町市方面である。朝夕の通勤時にドライバーは不便を感じるのではないだろうか。
▲写真②
写真①で見えたのり面崩落部分の下をみた。ブロック製の小屋があるが、どうも傾いている。もとはどの位置にあったのかが記憶がない。以前は良く通った道なのだが記憶が不確かなのが残念。まさか国道と同じ面にあったとは思えないが..。
▲写真③
さらに先に進んで、崩落部分を反対側から見ている。写真③ではブルーシートに覆われている崩れたのり面上部を、写真④では先にご覧いただいたブロック製の小屋を撮した。まさかと思うが、ブロック製の小屋はそのまま落ちたのではと思わせる。確信がないのでいずれ地元の人に聞いてみなければ...。ご存じの方がおられたらコメントいただきたい。
▲写真④
写真⑤以降は、④までの現場の隣ののり面崩落現場である。写真⑤で見えるバス停は特に問題なさそうに見えるが、写真⑦⑧を見ていただけるとその状態がわかる。写真⑥の崩落により、足下が崩れる寸前の状態となっているのだ。また、⑨と⑩はその崩落面の下を撮影したもの。草が生えていて曖昧になってしまっているが、土塊がその表面の状態を残しつつ滑り落ちたような感じをいだく。
▲写真⑤
▲写真⑥
▲写真⑦
▲写真⑧
▲写真⑨
▲写真⑩
小千谷勤務をしていたのはもうかれこれ10年以上も前のこと。塩殿はよく通ったところだ。美しい河岸段丘とその間を蛇行しながら流れる信濃川が作り出す風景が実によいところ。この辺からだと山本山という小高い丘もあり、山上からの風景もまた良いので、時折来たものである。今は塩殿から山本山へ通ずる道路は工事中で通れない。てんてんと舗装ははがされ、現在工事が進行中といった感じであった。気になるのは今回紹介した国道117号ののり面崩落現場をどうするのかだ。斜面の補強をしっかり入れ、早く道路を確保してもらいたいものと願うが、そのことを強く願っているのは地元民や十日町市市民であると思う。
交差点のところのデイリーストア行きましたよ。
オールとちぎは初め小千谷で展開していて
11月11日に川口に拠点を置いたのですが
その日、その道を通り川口に入りました。
川口では水の確保ができないっていうことで
途中そのコンビニで食料と飲み物の調達をしたんです。
その時も既に上の写真のようでしたが
当時と比べるとビニールシートがかけられてくらいで
今でもそのままなんですね。
そのように見えますが、少し迂回するようにして
ぎりぎり二車線を確保しています。
ですが、117号沿いはまだまだやることだらけか
も知れませんね。
あちこちまだ手直しの必要な箇所が残っています。
ブルーシートがかかっている箇所なんかは、
そのままですもの...。