
アラビア海に面したインド最大の商業都市ムンバイ。知る人ぞ知るインドは映画大国。その映画産業の拠点とも言える街。マハラーシュトラ州の州都で人口は1000万人をはるかに超える巨大都市である。そのムンバイのハイサーグラフはちょっと面白い。
太陽高度の低下する1月を中心とした頃に降水量は極端に低下し(というより0mmであった。)、乾きの季節となる。一方、南西モンスーンの吹き込む高日季になると降水量は一気に増す。月降水量が200mmを越え、雨の季節を迎える。
このように低日季に乾季、高日季に雨季となり、一年を通じて月の平均気温が18℃を下回らない気候を、ケッペン(ドイツ生まれの気候学者)はサバナ気候と名付けた。このサバナとはサバンナのこと。アフリカ大陸東岸の草原とまばらな林からなる景観が見られる地域と同じ気候である。
さて、この地(ムンバイ)の月別平均気温のピークは5月に迎えるが、乾季の最末期、いわば雨季入り直前ということになる。この様な傾向は南アジアの各地で見ることができる。南西季節風は多湿をもたらすが、増加する降水量が気温を低下させ、気温の上昇カーブに変化を与えているようである。
緯度で見るとムンバイは北緯18度付近。北回帰線の北緯23度よりは低緯度。従って6月下旬に太陽高度が最も高くなる日本よりは早い段階で太陽高度はピークを迎える。
我々日本は、太陽高度が最高点に達した頃にちょうど梅雨の季節を迎えるが、その後太平洋高気圧に広く覆われ、晴天が続く。そのせいで月別平均気温のピークは7月か8月に迎える。
この地の年間平均気温は27.5℃である。この数字は新潟(14.3℃)のほぼ倍の数字、東京(15.9℃)からみてもはるかに高い。暑い夏の到来に我々はフーフー言っているが、ムンバイは一年中のことか...(笑)。暑い季節に暑い土地の話をするとかえって暑さを増しそうだ。今晩はビールの一杯でもあおってせいぜい涼んでいただきたい。
下記はムンバイをキーワードに幾つかのぞいてみたサイト。横浜市とムンバイが姉妹都市であったとは..。さすが一国を代表する港町同志である。インド訪問の経験が無いわけではないが、ムンバイは未だに訪れたことがない。いつかは行きたい街である。
▼ナマステムンバイ
http://www.namasute-mumbai.com/
*ナマステという言葉は、インドでは”こんにちは”といった意味で使われる。
▼Mumbai(Bombay)
http://www.ne.jp/asahi/eden/kanata/india/bombay/guide.html
▼トラベルコちゃん 海外現地情報
http://www.tour.ne.jp/country/city.asp?city_id=1860&COUNT_ID=28&fromTop=yes
▼横浜市の姉妹都市・友好都市 ムンバイ
http://www.yoke.city.yokohama.jp/shimaitoshi/mbtop.html
附記:理科年表で紹介されているインドの観測地点のハイサーグラフはこれですべて紹介した。なぜインドばかり..。これは個人的嗜好のせい。次回からは当然インドを離れることになるが、さて次はどこへ行こうかと思案中である。
太陽高度の低下する1月を中心とした頃に降水量は極端に低下し(というより0mmであった。)、乾きの季節となる。一方、南西モンスーンの吹き込む高日季になると降水量は一気に増す。月降水量が200mmを越え、雨の季節を迎える。
このように低日季に乾季、高日季に雨季となり、一年を通じて月の平均気温が18℃を下回らない気候を、ケッペン(ドイツ生まれの気候学者)はサバナ気候と名付けた。このサバナとはサバンナのこと。アフリカ大陸東岸の草原とまばらな林からなる景観が見られる地域と同じ気候である。
さて、この地(ムンバイ)の月別平均気温のピークは5月に迎えるが、乾季の最末期、いわば雨季入り直前ということになる。この様な傾向は南アジアの各地で見ることができる。南西季節風は多湿をもたらすが、増加する降水量が気温を低下させ、気温の上昇カーブに変化を与えているようである。
緯度で見るとムンバイは北緯18度付近。北回帰線の北緯23度よりは低緯度。従って6月下旬に太陽高度が最も高くなる日本よりは早い段階で太陽高度はピークを迎える。
我々日本は、太陽高度が最高点に達した頃にちょうど梅雨の季節を迎えるが、その後太平洋高気圧に広く覆われ、晴天が続く。そのせいで月別平均気温のピークは7月か8月に迎える。
この地の年間平均気温は27.5℃である。この数字は新潟(14.3℃)のほぼ倍の数字、東京(15.9℃)からみてもはるかに高い。暑い夏の到来に我々はフーフー言っているが、ムンバイは一年中のことか...(笑)。暑い季節に暑い土地の話をするとかえって暑さを増しそうだ。今晩はビールの一杯でもあおってせいぜい涼んでいただきたい。
下記はムンバイをキーワードに幾つかのぞいてみたサイト。横浜市とムンバイが姉妹都市であったとは..。さすが一国を代表する港町同志である。インド訪問の経験が無いわけではないが、ムンバイは未だに訪れたことがない。いつかは行きたい街である。
▼ナマステムンバイ
http://www.namasute-mumbai.com/
*ナマステという言葉は、インドでは”こんにちは”といった意味で使われる。
▼Mumbai(Bombay)
http://www.ne.jp/asahi/eden/kanata/india/bombay/guide.html
▼トラベルコちゃん 海外現地情報
http://www.tour.ne.jp/country/city.asp?city_id=1860&COUNT_ID=28&fromTop=yes
▼横浜市の姉妹都市・友好都市 ムンバイ
http://www.yoke.city.yokohama.jp/shimaitoshi/mbtop.html
附記:理科年表で紹介されているインドの観測地点のハイサーグラフはこれですべて紹介した。なぜインドばかり..。これは個人的嗜好のせい。次回からは当然インドを離れることになるが、さて次はどこへ行こうかと思案中である。
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200507280021.html