写真は両津港佐渡汽船埠頭から両津大橋を眺めたもの。
この辺は自分にとって、大切な釣りのフィールドである。本来
はそのようなことはできぬので、おおっぴらに言えないのだが、
かつてはクロソイの爆釣に沸き、ワームでのルアー釣りを充分堪
能した場所である。
今ではさっぱりであるが、時折キジハタなどが付き合ってくれ
ることもある。(注:ワームとはルアーの一種。)
さて埠頭から見ると橋の左手に鉄道車両が見えるが、鉄道が
走っているわけではない。観光船の待合室である。写真に撮る
と風景になじんでしまうのが面白い。
両津大橋は加茂湖と両津湾を繋ぐ水路上に架かる橋である。
干潮・満潮で潮の流れが入れ替わる。結構速い流れになることも
あるので、現象としての潮汐の観察にはもってこいの場所である。
ゆえに、加茂湖は淡水湖ではなく、カキの養殖の場として重要
な役割を担っている。他の湖同様水質はお世辞にも良いとは言え
ないが、冬のカキは美味である。
今回は佐渡に到着するとまず目にする風景の一つを紹介した。橋
のたもとには御番所の松、通称村雨の松が見える。天気が良ければ、
どっしりと立つ金北山(きんぽくさん)が背後にあり、佐渡ケ島と
言ってもなかなか大きな島であることを感じさせてくれる。