両津の町を後にして、加茂線沿いの道を島の北端方向をめざして進んでいく。羽吉、白瀬、和木と、たまには釣りに行く漁港を通り過ぎる。どこも、釣りには良い堤防だが、はやる気持ちを抑えて先を急ぐ。20分くらい走っただろうか、平松トンネルを通り過ぎると間もなく写真の浦川漁港に付く。
宮ノ崎(埼)という岬の途中から防波堤が伸びている。少し遠出をするわけであるが、以前は時折訪れた場所。
宮ノ崎(埼)にはこの辺では珍しく、地形的には明瞭な海岸段丘を見せてくれる。その為平地に乏しい加茂線沿いの沿岸部にあって、まとまった水田があるのが特徴的だ。
また、岬先端近くには灯台がある。以前、佐渡の主要な灯台を紹介したことがあったが、宮ノ埼灯台という。今回も取材で先を急いでいたので、またしても灯台へ行くことはなかった。
紹介している写真では、かすかに灯台が見て取れる。今回はこれでよしとするしかない。季候の良いときの帰省の際、久しぶりに釣り竿を携えてこようか..。
<写真撮影:2005.10.23> 2005年 地理の部屋と佐渡島。