地理の部屋と佐渡島

2009年4月よりの佐渡単身赴任があけ、2014年4月より長岡へ。別れが絆をより深めた。今後ともよろしくお願いします。

10.23新潟県中越地震31「小千谷市郊外・JRの発電所」

2004年11月13日 16時44分25秒 | 新潟県中越地震
国道117号の被害が大きいと聞いていた。そのとおりであった。小千谷にある信濃川沿いのJR発電所は..。11月13日(土)、昼過ぎに仕事を終えた後、急ぎ関越道を走った。川口インターで下車。

 ガソリンの残量が少ないので、震度7の川口町へは次の機会にとして、まずは小千谷市内へ向かった。その途上、JRの水力発電所脇を通った。道路は至る所舗装をはぎ取られていた。亀裂や段差のできた舗装路では役に立たないので、舗装のアスファルトをはぎ取ったのであろう。あちこち砂利道となっている。

 写真は調整池から水を下に落とす太いパイプが下に通る橋(赤い欄干部分)を見ている。付近の河岸段丘の段丘崖は今回の大きな揺れで崩落しているところが多い。幸い、発電所の導水パイプとその周辺には大きな被害はないようだ。ここがやられると、たぶん首都圏の電車の運行に支障が出たであろう。ここで発電している電気は首都圏にも送電されていると聞く。

 ここは、大事に至らなかったが、117号沿いを小千谷市中心部へ進んでいくと道の両サイドには半倒壊やブルーシートをかぶった住宅が目立つ。また、たびたびある余震の中、屋内から持ち出したのであろう、様々な家財が各家の前に積み出されている。ゴミになってしまうものもあるかもしれぬがおびただしい量である。

 申し訳ないのでカメラのレンズは向けられない。記録に留めおこうと思いあちこち廻ってはいるが、心の中に留めおかねばならない光景を今回の取材でもずいぶん見てしまった。

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