▲浦柄を流れ下る朝日川
小千谷市東山地区への入口は浦柄という集落。昨年の震災時はこの東山地区一帯は大変な被害が出た。周囲の斜面から崩れ落ちた土砂が朝日川を堰き止め、集落内の道路が川となった。また、場所によっては家屋の中や下を川の水が流れていく様も報道され、多くの人の同情を集めたところである。
今でもこの川の周囲にはむき出しの斜面が多く、雨が降るたびにまた新たな土砂が川に流れ込んでいるようだ。場所によってではあろうが、川底は写真でも確認できるように土砂の堆積が顕著である。大水が出なければ問題はないが、川底の上昇は歓迎できる現象ではない。
▲浦柄の通り
もう一枚写真を紹介する。浦柄の通りを写した写真であるが、町並みとしては目立ったものはない。ごく普通に見えるであろうが、道端に並ぶ電信柱をよく見て欲しい。
また、通りをゆっくりと進むと以前は倒壊した家屋・小屋があったのだが、今はがれきの撤去が済み、単なる空き地となっている。
東山地区は小千谷市内にあっては錦鯉産地の拠点といえる場所。山古志と地域的には一体をなしていると言って良い環境なので、震災による錦鯉関連産業には大きな打撃があった。以前面識を得た養鯉業関係者もいるので心配な地域である。
浦柄地区の被災状況をもう少し
新潟県中越地震 斜め写真
http://www.nais21.co.jp/jisin_3.htm
土砂災害発生状況②(国土交通省河川局ホームページ内)
http://www.mlit.go.jp/river/honshosakusei/041028/joukyou2/joukyou2.html
平成16年10.23中越地震(10/26 小千谷市浦柄地区)
(撮影:長岡造形大学澤田研究室(澤田雅浩))
http://persimon.cus.metro-u.ac.jp/nagaoka_hope/1026/uragara/1026_ojiya_uragara.html
<写真撮影:2005.9.19> 2005年 地理の部屋と佐渡島。