◇HOME 愛しの座敷わらし(2012年 日本 109分)
監督 和泉聖治
◇座敷わらしの宿をおもいだした
原作を読んでないからなんともいえないんだけど、たぶん、ほのぼの感でくるんでいながら現代社会の見えない病気を扱ってるんだろな~って感じはよく伝わってくる。認知症にしてもひきこもりにしてもコミュニケーション障碍にしても決して他人事でない問題なんだけど、それを真正面から取り上げるとどうしても陰鬱なものになってくる。そういうところをおもえば、座敷わらしによる癒しと復活というのはとっても救いがある。
まあ、物語はそういうことで、映画そのものの作りということでいえば、難無くまとめられてるって感じがした。印象的な絵があったかどうか、ぼくもこのごろ物忘れがひどくなってきたものだからすぐに忘れちゃうんだけど、そんなことはともかく、草笛光子さんは凄いね。お年を召されてからというもの、どんどんと綺麗で若くなってるような気がするんだけどどうなんだろね。身体がよく動くし、声にも張りがあるし、すごいな~。