△ガーデン・オブ・エデン~失楽園の3人~(2010年 イギリス、スペイン 97分)
原題 Hemingway's Garden of Eden
監督 ジョン・アーヴィン
△ヘミングウェイが観たらなんていうだろう?
たぶん頭を抱えるんじゃないか?っておもうんだけど、そんなことないのかな?
トラウマを抱えた作家をとりあうミーナ・スヴァーリとカテリーナ・ムリーノがもうちょっと魅力的っていうか蠱惑的な感じがあればいいんだろうけど、それでも物足りないのは、父親マシュー・モディンとアフリカに象狩りに行ったときのトラウマがまるで活かされていないからなんだよね。
全体的なチープ感がどうしても気になっちゃうし。いや、というより全般的に中途半端なんだよね、たぶん。エロスを前面に押し出すのならそうしないといけないのに、そういう点はまるで足りないし、かといって小説について悩み苦しむ作家の姿なんて欠片もない。これは、辛いよ。
というか、この原作が出版されたのは今でもよく憶えていて、たしかにぼくも買ったんだけど、実をいうと、まるで面白くなかった。ヘミングウェイってこんなにつまんないのかな~っておもったことを今でもおぼえてるわ。ま、ぼくの読み方が足りないのかもしれないんだけどさ。