☆マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年 アメリカ 137分)
原題/Manchester by the Sea
監督・脚本/ケネス・ロナーガン 音楽/レスリー・バーバー
出演/ミシェル・ウィリアムズ グレッチェン・モル ヘザー・バーンズ カイル・チャンドラー
☆ぼくも火事を心配する
ケイシー・アフレックが一世一代の演技を見せたのはわかるんだけど、そこまでたくさんの賞をとるのかな~というのが観終わったあとの正直な感想ではあった。ところが意外に徐々におもいだされるんだよね。このあたりは不思議だな。
まあそれはいいんだけれど、冬の寒い夜、寝入っている家族を温めてあげようとして暖炉に薪をくべるのはいいんだけど、そこから目を離して、あるいは柵を閉め忘れて、たとえすぐ近くとはいえ買い物に出ちゃったらあかんね。劇中、警察でもケイシーが諭されるように、誰もがしてしまう過失によって起こされた悲劇なのだから罰するとかいう次元にはならないものの、だからといって心の傷が癒されることは生涯ないわけで、こういうのを原罪を背負うということになるんだろうな。
いや~マシュー・ブロデリック、わからなかったわ。それと、ヘザー・バーンズ。眼だけはシャーロット・ランプリングなんだよね。いや、そんなことではなく、この作品の救いは、誰にでも優しくしてくれた兄カイル・チャンドラーの存在で、たしかにこの兄の死と遺言によって、甥ことルーカス・ヘッジズとの仲が良いような悪いような関係で、そのあたりは上手だね。