◇エジソンズ・ゲーム
なんだか期待してたものとはまるで違った。
トーマス・エジソンとジョージ・ウェスティングハウスの繰り広げた直流と交流の電流戦争の物語で、ぼくは白熱電球や映画フィルムやらまあそのほかのものを扱ってるっておもってたんだけど、そうか、敵役が出てこない物語は話にならないもんね。電流戦争が主題になるのはわからないでもない。でも、ちょっとなあ。
しかし、エジソンってもっと嫌な奴かとおもってたんだけど、こだわりがあってひとりよがりな陰謀好きっていう性格は残しつつもなんとなく好人物に見えちゃったり上品に見えちゃったりするのは、やっぱり、ベネディクト・カンバーバッチの起用によるんだろうなあ。ウェスティングハウス役のマイケル・シャノンはちょっとごつい観はあるけど、ま、いいか。
ニコラス・ホルト演じるニコラ・テスラが、佳境、ナイアガラの巨大なホリゾントを背にして語るのはよかった。ただ、全体的に詰めすぎな感じがして、もうすこし分かりやすく編集できなかったんだろうかっていう不満は残るな。台詞もかなりの部分がひとりよがりな印象で意味しているところがわかりにくいしね。監督のアルフォンソ・ゴメス=レホンがまだ独立して三本目ってこともあるんだろうか。なんだかぎゅうぎゅうな印象だったな。