Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

私の小さな旅74. 意識の変化

2011年10月05日 | field work
 梓川に沿って撮影行脚をしながら登ってゆく。
 相変わらずライカ・エルマリートは、シャープな写りをしてくれる。今気になるのがオリンパスの12mmの単焦点レンズだ。価格からすればきわめて高いが、はたしてライカ・エルマリートのような解像度が期待できるのかなぁーという気分である。まあ気を取り直して、このレンズにボディは大変軽いE-PM1だろう。結局12mm,17mm,45mmの三本があれば今の私の撮影では、十分だというのが実感。
 当初便利だと思っていた14-150mmのズームレンズも最近では使わないので置き去り状態だ。やはりペンも第三世代になってから画像の質が優れている。そうなるとペンも次世代システムの更新をはかろうかとつくづく思う。
 こうした考え方の変化は、機材の仕様の向上というよりも、私自身の意識の変化の方が大きい。それまでは、やはり150mm位ないと撮影できないとか考えていたわけだが、最近は、撮影できない被写体は最初から追いかけないという、諦観の意識の方が強い。
 さてそんな諦観の気分で、今の私の予想をメモしておこう。
1)スマートフォンは、はやるけど不満がある。
その不満とは、デザリングするには日本では無線の通信回線がお粗末すぎるというのがその理由。
2)デジタルコンパクトカメラは、携帯カメラにとってかわり、近いうちになくなるであろう。これは現実化しつつあり、最近の携帯カメラは、大変画像がよくなっている上に、 facebookなどは携帯のカメラで撮影するとそのまま、文章とともにアップでき、圧倒的に使い勝手がよい。そうなれば、専用の撮影機材など不用だ。
3)ブログとバンドルネームがなくなる。
最近facebookを利用しているので、あまり訪れる人がいないブログもそろそろ飽きられる頃だろう。それにラジオの深夜放送みたいなバンドルネームは、もうやめたらどうだろう。あれは、リアリティがないよ。
4)デジタル一眼レフがなくなる。
 最近京都の量販店からかっての花形だったC社やN社のデジタル一眼レフのコーナーが随分奥まったところに追いやれてしまった。いずれは、それらのコーナーも消滅するだろう。他方前面に登場しているのがSONY、バナ、オリである。この3社を残して他の撮影機材は、プロユース以外は消え去る運命にあるといってよい。
 そんなことを考えながら、機材の変化よりも人間の意識の変化の方が大きいのでは、と思いながら、涸沢への道を歩いていた。

上高地-明神,2011年10月1日
OLYMPUS PEN E-P3,LEICA DG MACRO ELEMARIT45mm,f2.8.
ISO200,露出補正-1/3,f5.6,1/400,i-Finish
コメント
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