パナソニックのマクロレンズで当たればヒット位の意識で撮っていたが、実際当たれば迫力がある画像だ。それに遠くからねらえるので魚に警戒されない。だが撮ったはいいが、体模様がわからないので何の魚かは考察しないと・・・。
あの特徴的な大きな白い歯で岩をかじっている姿に着目すると、イチモンジブダイ(沖縄方言でイラブチャー)としておこうか。イチモンジブダイの色は多様のようだ。岩上をかじりとって付着している有機物を餌にしている。特に1分間に20回はかじるようだし、かじりとられた岩は下に砂状になって砂浜を形成し珊瑚の赤ちゃんが住み着きやすくなるというのが沖縄県水産海洋センター(2016年5月)の解説。
そそっかしい人(水上から見た判断だろうから漁師かな?)がイラブチャーは珊瑚を食べている、だから駆除して釣ってしまえと考えたかどうかはわからないが那覇市の公設市場でも見かける。実際に潜って観察すると、珊瑚ではなく岩上をかじって砂浜を形成し、珊瑚の育成しやすい環境にしているわけだから、むやみに釣って欲しくないですね。それに刺身にして旨いという話も私には聞こえてこない。
これまで自然界は流言飛語がよく発生してきた。例えば地震の時などがそうなのだが、やはり自分の目で確認しないとね。自分で確認できないものはどうするか、そりゃ、わからない!、というカテゴリーに入れて今後の研究課題だ。
沖縄県慶良間諸島黒島ツインロック
OLUMPUS E-M1,LEICA MACRO ELMARIT45mm/F2.8
ISO1000,露出補正-0.3,f/5.6,1/1000