早朝、博多の街を散策した。
マンションが多いストリートを抜け、セブンイレブンで珈琲を飲みながら考えていた。
今の博多の街は、横浜と似ている。それは最近の都市開発のなせる技だけど、海外交易で発展してきた歴史経緯もある。博多の海外交易の歴史は、明治期以降に開けてきた横浜よりはるかに古く、そうした時間経過の違いが横浜のような文明開化の空気ではなく、長い歴史時間を引きずった博多固有の空気があるようだ。
だがどちらの都市も新しいことが好きで前向きなところをみれば類似性が高い。私のプロデュース企業在籍時には横浜と博多は随分仕事をしたところだし、実際に都市開発プロジェクトが実現しているのもこの2つの街が多い。
そんな私事は置いといて、前夜に、あのネオンきらめくストリートは中州のどのあたりだったと意識したが、そんなところはパスして夕べは水炊きを食べに出かけていた。
そういえば昨日のスマホの避難勧告で思い出したが、裏磐梯の国際セミナーに出席していたら講演会場でスマホが一斉になった。眼前の磐梯山が噴火・・・、よく読むと避難訓練だった。Jアラートは国でなければ構築できないシステムだけど、危機は知らせるが救助にはゆかへんでぇー、といわれているようだ。まあ国家というのは冷たい存在だよね。
国家といえば、スペイン・カタルーニャ地方の独立問題があった。ここバルセロナには、文化があり、リゾートがあり、サッカーがあり、そして物流が盛んで、企業50万社が拠点を置きスペイン経済の1/5を支えているとWEBで記載してあった。堅実に働き経済を盛んにさせてきたのに、国に支払った税金が自分達の分配金にならず、公共投資も行われず、税収の少ない地域へ税金が回されているおかげで・・・。あっ!、独立の理由はこれか、つまり他州の貧乏で商才のない地域とは手を組みたくない。その気持ちはわかるけどな。日本でもやるかい!?。東京都が独立運動を起こすとか・・・。
今日は、台風通過後の静かな京都固有の空気だった。今週は、晴れ間が続き冬の気配が漂う。来月はお火焚祭、そろそろ準備を始める頃だな。
福岡市中央区白金
EOS1DsMark3、EF16-35mm
F2.8,ISO1600,焦点距離35mm,露出補正-0.3,f/3.2,1/40