中性浮力は禁止、岩場に張り付いてまさに息を潜めていると、遠くのサンゴ礁の山からマンタの大きな体が見えた。あっ、でかい。数メートルはあるだろうか。ぐるぐると回っているようで見えては隠れて、隠れては見えたりする。そんな光景を堪能していたら、こちらに向かってくる。そして私たちの頭上を通り過ぎた。
ここはマンタのクリーニングステーションなのだ。大きな体だから寄生虫などがたくさんつく。そこでコガシベラなどの小さな魚がマンタの体についた寄生虫を掃除してくれるわけだし、腹についたコバンザメはマンタの脱糞を待っていたりする。見た限りでは頭鰭がだらりとしているのでクリーニングでリラックスしているようだ。大変ダイナミックでそして優雅な泳ぎ方だ。
6日間の石垣島、慶良間のダイビングが終わり、こちらは筋肉痛だ。沖縄も北風が吹き始めたので、夏も終わりそろそろ冬がくるのだろう。
沖縄県石垣市MCP
OLYMPUS E-M1,M.ZUIKO DG FISHEYE8mm/F1.8