Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

PEN LIFE1484. 宅配便クライシス

2017年10月17日 | diving

  洞窟!?、ここは岩の間のスリット状の洞窟的空間といったらよいか。そんな画像ばかりじゃ暗くなってしまう。たまには、こんなところで潜ってますという地形でもアップさせておこう。インストラクターは岩に顔を突っ込んで魚を探している。まあ珍しいエビがいても魚眼レンズだから撮れませんよ。

 話題は変わるが宅配クライシスが起きている。つまり今の物流システムで配送容量が限界なのである。日経流通新聞2017年10月13日号によれば、政府は宅配ロッカーやコンビニなどのタッチポイントを増やす施策を行っているが、同紙によれば、国内55,000件のコンビニと10,000件の鉄道に駅に宅配ボックスをすべて置いてもこれらの年間取扱量は2億個、宅配便の年間取扱量が現在40億個、将来60億個と試算されているので、宅配ボックスやコンビニもすぐに処理能力の限界が来ると報じていた。

 宅配ボックスなどというすぐに破綻するシステムを思いつくというのは、いかにも数値を無視した文化系的発想だけど、ようはプラットフォームを変えればよい。先ず郵便で運べるサイズを大きくするなどの法的ルールの緩和や置き配達ツールの開発などを行えば郵便で配達できる。それは発送する側の意識を変えれば簡単なことだ。

 身近の話題を例にだすと、先日もオリンパスでOリング2個とシリカゲル3個(まったくせこい話だな)を注文し、送料1080円を支払う羽目になったが、それって代金は注文時に納めてしまい普通郵便で送ってくれたら送料120円ぐらいでしょう。大体在庫を置いていないというのがそもそもの発端だけど、こちらは置き配達だから不在時でもうけとれる。そうした簡単にする意識が企業側にないのは、多分撮影機材なども発送するので送り方のルールがきめ細かく定められているのだろう。彼らはそれに従ったまでだが、おかしいと気がつかないのだろうか。そんな送り手の慎重居士意識も宅配クライシスを招いている。

 それではなぜ企業は慎重居士意識なのか。一例をあげれば過剰なユーザー意識も荷担しているのではないか。撮影機材が届いた、操作してみると動かない、返品だ、でっ宅配便が往復するわけだ。そんなケースは、価格.comの口コミ情報をみるとおよそ全ての新製品に不具合があるかのように書き込みが多数見られる。たかだか撮影機材程度で動かないというのは少し騒ぎすぎの感もあるが、メーカーに戻ってきた製品をみてみると壊れてはおらず、たんに操作の間違いだったということも多々あると聞く。メーカーももっとわかりやすいマニュアルを作れば済む話なのだが。そんなわけでせっかちなユーザーと慎重居士のメーカーの間を宅急便が行ったり来たりする。そんなのは数としては過小だけど、宅急便依存度を高める方向ではある。

 そして次第に商品発送のルールが厳格化し、なんでも宅配便ということになり梱包は大げさになりコストも高くなる。コストは消費者が負担するのだからかまへんというわけだ。しかしもはやデジタル化した撮影機材は、昔のように高額耐久消費財ではなく使い捨て消耗品だから、台所の洗剤とかそんなのと一緒と考えれば、撮影機材なんかコンビニで販売してもええか。撮影機材の扱いは過剰にユーザーと企業が反応しすぎているようにも思うが、どうせスマホが市場を占有しているので、いずれは消えるプロダクトなのかなあ。水中で使えるiPhonが欲しいよな。

 さて天気図をみると秋雨前線が太平洋側に停滞しており京都も毎日雨模が様く。昨日は、喉の痛みに加え歯も痛くなり、なんだこれは医者通いかと雨空を見上げながら絶望的な1日だった。他所のクライシスより、こちらのクライシスの方が重要だよ。痛み止めのバッファリンっと・・・。

 そんな風邪気味で夕べは、3DCGの制作に朝方まで没頭。1千万ポリゴン程度でデータが重たいとも思われないのだが。それとも設定の仕方か、今ひとつ英文のソフトはわかりにくい。Mac proでもあかんとなるとWin系のあのPCか。それはちと気が早いか。Macクライシスもあったか。

 

沖縄県久場島キャニオン

OLUMPUS E-M1,M.ZUIKO DG FISHEYE8mm/F1.8

ISO200,露出補正-1,f/2,1/320

コメント
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