Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

EOSな日117. 博多

2017年10月23日 | field work

 週末博多へ出かけていた。

 ファッションビルと屋台が1つの風景のなかで同居してしまうのが博多だ。そういうミスマッチの風景が当たり前のように存在するところに博多の面白さがある。実際街の中にある屋台は、雨にもかかわらずどこも繁盛している。台風が接近してくるなかでの旅であった。

 何日も前から飛行機の便を指定すると、その決められた時間というのが私の旅意識が崩れてゆく気分になる。未来のことなどわからないのだから、ブラッとホームにたったらたまたまそのときにきた列車に乗るというのが私的で好きだ。だから新幹線は、私にとって結構旅的な交通機関だ。ブラッと乗ったら臨時のぞみ号で自由席は空いていた。

 帰りの新幹線の車窓から、山陽地方の多くの河川が増水していた。それはすぐにでも警戒水位に達してしまいそうな程だ。気象庁の降水ナウキャストでみると、台風の北に大きな雨雲があるので、山間部にはすでに大量の雨が降り続いていると判断した。

 夜中にiPhonの警戒警報が2度鳴った。1度眼は京都市の桂川水域で増水のため避難勧告が出された。2度目は鴨川下流伏見区に避難勧告が出され、下京区七条に避難準備がだされた。

 避難勧告は、速やかに避難をお勧めするという意味だが曖昧な言い回しだ。つまり避難の準備をしておけという段階から、全員避難せよという段階の間にあってなすべき行動にバラツキがある。全く役所仕事だと思っていた。それにスマホの音量では、大半は起きない人の方が多く、しかも避難情報はスマホを起動させると消えてしまう。ありゃ途中までしか読んでへんのに・・・。

 23日午前3時のWEBツィートでは東海道新幹線が停電のため。昨日の22時30分から今も停まっているようだ。のぞみ135号姫路行きが名古屋駅で泊まっているのだろうか。その後最終まで関西方面行きは3本あるから、多分名古屋から豊橋あたりで停まっている可能性が高い。愛知県は避難準備の情報が出ている。

 停電は、私も大学新幹線通勤の頃、米原-京都で経験したが、突然速度が落ちて停まってしまい非常灯が点灯する。だからへんぴな田んぼの中にポツネンと停まっている場合もある。田んぼで泊まったらエアコンの効かない車内で一晩すごすことになる場合もある。そうした可能性があるときは、私は水と食料を欠かさなかった。昨日も帰りはお茶を発車間際に調達し、食べ物はお土産用の福岡のお菓子をたべりゃいいだろうという気分で博多から帰ってきた。

 増水している河川も多く、これからもまだ増水は続くだろう。夜半の4時近くになって京都も風雨が遠のいた。夜中に起きたのは避難情報ではなく、風邪気味で寝ていたら汗をかき着替えに起きたからなのだが、ようやく体調も復活したようだ。さてブログを加筆してまた寝よう。

 

福岡市中州界隈 

EOS1DsMark3

EF16-35mm/F2.8,ISO1600,焦点距離35mm,露出補正+1,f/4,1/60

 

コメント
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