Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

番外編303. 3次元の空間の意味

2017年10月30日 | Design&3DCG

 画像は、目下制作中の人口15,000人の都市計画の一部。森と植物に囲まれた居住環境を意識している。こんな都市型マンションなら即完売でしょう。既に現存しないタイプなので定量的なデータがなく、これを採取するためにモデルプランを作ってみた次第。それにこんな環境にしたいというイメージづくりも兼ねている。その後で定量的な都市需要などを算定しながらマスタープランをつくるわけだが、この10年はかかるプロジェクトは本当に立ち上がるのだろうか。逆にしぼむ場合もあり、都市計画の場合は後者のケースがはるかに多い。まあ当面の夢というか生きがいをくれたつもりで励んでいます。

 さてこの街区まではデザインしたが、もうPCのソフトが重く、動作はすこぶる遅くてまいりましたね。Mac proなどのパソコンクラスではちと難しくなってきた。やはりワークステーションを構築する必要があるかなぁー。パソコンで仕事ができる限界を超しているようだ。

 それに比べれば事務系なんか、いいよねぇー。格安のノートPC1台あれば仕事ができるんだから。その格安のノートPCはThinkPadが17,400円だってさ。昔のIBM製ですよー。だからサクサク動いて、パソコンの能力が足りないという経験はないだろうな。足りないのは事務能力だけさ(笑)。

 32bitのPCだと4GBまでのメモリーしかつめないが、64bitになると理論上2億GBのメモリーがつめるというのと一緒で、大体事務系の2次元プランなんか紙の上の数値だから変更するのは係数をかけ算すればよく、excelなら瞬時に終わる仕事だ。3次元の空間になると考えることや仕事がbit数・メモリーの関係と同様に増えるわけ。だから容易に変更されてはかなわないのであらかじめモデルで検証しているわけさ。そういうことがわからない事務系というのは脳天気で幸せもんですよね。それで事務管理職が俺が作ったなんていったら笑いもん。

 まあ3次元の空間をつくることは、32bitが64bitになるようなもので、数学的論拠はないが概念的に事務系=2次元平面=32bitPC=32GBメモリー、建築系=3次元空間=64bitPC=2億GBメモリー、という図式が成立しそうだ。だから2次元から3次元と1次元増えたことの意味は、桁違いのメモリーと同等とはいわないが、それぐらいの仕事量を発生させるわけ。以前大学のラボにいれたワークステーションを納品業者がみて、こんなハイスペックパソコンはこれまでみたこともないといっていた位の仕様だった。そんなことを思い出している。

 

ハードウェア:Mac pro、ソフトウェア:Vue Infinite2016 R3 

 

 

 

コメント
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