Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

ドローイング727.小説:小樽の翠639. 陽だまりの情事

2023年05月05日 | field work

 健さんの小屋は裏に深い森が続いている。少し山里から離れているので、静かな空気が漂っている。小屋の前の下屋に小さな陽だまりがあって手作りの木製の長椅子で文さんを抱きかかえながら休日の午後を過ごしている。
健さん「どれどれ元気かなぁー?」
そういって健さんの指が、文さんのウェアをかき分けて下に滑り込んでゆく。クロスの上から文さんの胯間をなぞっている。
文「ああっーん、もう好きなのねぇー!」
健さん「文のパンツをかき分けて腿から次第に胯間に指を滑らせてゆく時の感触が男の至福の時さ」
健さんの指が文さんの腿から遡上しショーツの上から胯間の割れ目を縦に撫でていてる。グイッと割れ目に指を沈めてみる。
文「ああっん、それっ、感じちゃうよ・・・」
健さん「面白いよな。女って撫でると悶え出すというのがさ・・・」
文「男の人だってペニスの先を撫でると感じるじゃない。それと一緒よ。神が与えてくれた快楽の世界よ」
そういって文さんが腿をスリスリとこすりあわせている。
文「したくなっちゃうよ。ここでいいの?」
健さん「太陽以外は誰も見てないよ。小さな縁側で太陽にあたりながら文を悶えさせるのは自然でいいじゃないか・・」
健さんの指がショーツの隙間から滑り込んでクリトリスを撫でている。文さんの体がズズッと身構えて胯間は濡れて柔らかくなっている感じ。
文「ウウッ!、ウウッ!!、ウウッ!!!。こうして陽だまりのなかで感じつづけていたいわ!!」
健さん「男はチャージする時間が必要だが、女は撫でると感じるんだな」
文「好きな人に撫でられていたら、いつも感じていたいわ!!」
・・・
ふと、ガサガサと藪の方から音がする。
文さんがハッと起き上がってウェアで前を隠そうとする仕草だ。
文「誰かいる?。私達を覗いているよ!!」
健さん「うん!・・?」
ガサガサという音が大きくなってくる。
文「近づいてくるよ!!!・・・」
藪の中からヒュッと頭を持ち上げて眼があった。
健さん「エゾシカだよ!!(*^▽^*)」
キョトンとした眼差しでこちらを見ている。
しばらく見ていたが、きびすを返して藪の中へ逃げ込んでいった。
健さん「鹿に情事を見られたわい(*^▽^*)」
・・・
森を抜ける風の音がする。
そろそろ北海道も春だ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする