Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

ドローイング735. 小説:小樽の翠647. 幕間 クロッキーの着彩

2023年05月13日 | field work

 5月9日のブログでアップしたイラストの制作過程を映像化しました。
 人物のこのブログ・官能小説:小説小樽の翠ではクロッキーで描いたスケッチを多用してイラストを描いている。そのクロッキーは数年の間に3,479枚のストックがあり、100人を越えるモデルさんの裸婦を描いていた。というのも私は男性は勉強していないので描く気分ではないからだ。
 昨日のブログでも書いたが人物を描く基本は、人体デッサンにある。コスチュームの人物を描くにしても、下書きは人体が描けていないと人物画にならない。人体の理解のないまま、コスチュームを描くと風船になるということは昨日のブログでも述べた。だから人体のデッサンぐらいは、少し勉強を続けている。
 人体を描く以前に芸用解剖学の理解が必要になる。体表面の筋肉は体の動かし方によっては表出するからだ。皮下脂肪の厚い女性でも大臀筋は大きく立派というほかなく、そして腸腰筋ぐらいは目につく。そうしたいくつかの筋肉は理解しておかないと人体にならない。
 ブログのイラストでクロッキーを用いた着彩方法は2つある。
 1つは映像で示したようにクロッキー時のボリューム感などを活かすために描画をスキャンして着彩する場合。もう一つはクロッキーを下敷きにしてトレースし着彩する場合がある。前者はクロッキー時のリアリティが残されるし、後者は新たにボリューム等を整えて描くので、人物描写に手を入れやすい、といった長短の特性がある。
 また日本人の気分として恥ずかしいから性器をホガすというアホな輩がいる。私にいわせればちゃんと性器も正しく描くべし。というのもモデルさんは剃毛までしてくれているから、ちゃんと描かないとモデルさんに対して失礼である。そんな場面に遭遇すると日本人は、事実を遠ざけ隠すことが好きな人種だと思われる。
 そんなわけで人物画の基本である人体デッサンは、必要な勉強なのである。

ドローイング6 HD 1080p
コメント
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