清水寺も春の夜間拝観をおこなっている。清水寺にも桜はあるが、境内は圧倒的に紅葉が多い。だからここは紅葉の寺に分類されよう。秋が美しいのである。
とはいいつつも私も桜でも撮りますか気分で出かけた。ビジターは着物姿などの外国人が圧倒的に多い。
ここは地形のアップダウンがあるので、ランジスケープが変化していて面白いし、なんでも撮れそうな愉しいところだ。境内は三脚、一脚は使えないが、自撮り棒やジンバルはOKだ。だから自撮り棒をかざしてスマホ画面が空に浮かぶ様は現代の風景だ。それにしても眼前に京都の街を望む舞台の前面で自撮り棒をかざす必要は無いと思うけど・・・。
撮影する側にとって境内に撮影のベストスポットがいくつかあるのもここの良いところだ。といってそれは教えないよ!!。貴方が感性を働かせて境内を歩けば、必ずベストスポットは見つかりますから(*^▽^*)。つまり貴方の感性次第です。
近所でも桜は咲いている。昭和から平成に掛けてサブカルチャー志向が盛んだったから、名所よりも近所の桜だって美しいではないか、とする考え方があった。昔はそれに私も同調した。しかし近所の桜の木の背景が飲み屋だのカフェだの庶民の家ではショボいではないか。人間は桜だけ見ているわけじゃないのだから背景も大切なのだ。ここの背景は世界文化遺産である。
さて京都の桜もまだまだ撮るべき被写体は多いが、清水寺を撮影したら春の回遊は十分だろう。今年はこのあたりで機材をしまおうかな・・・。
Fieldwork799 咲き揃う京都・清水寺 HD 1080p
SONYα6600、E10-18mm/F4.0