ウクランナ紛争でイギリスが劣化ウラン弾をウクライナに提供することに対し、ロシア政府は環境破壊であり、ならばロシアも核兵器使用の意図があるとするとする双方のニュース報道を聞いていた。
さらに朝日新聞デジタル記事の冒頭を読むと意味不明の記述が登場する。以下に挙げる。
「劣化ウラン弾、過去に日本でも ロシアの批判は「どの口が言うのか」(牧野愛博2023年3月25日 17時00分)
・・・ウランを濃縮する時の副産物である劣化ウランは、硬くて重いため、弾芯に使うことで破壊力が高まる。核分裂しやすいウラン235の濃度は低いが、わずかながら放射能を帯びている・・・」
・・・
劣化ウラン弾は原発や核兵器で使用するウラン235を生成したときの廃棄物であり、核分裂を起こしにくいウラン238を主に使用している。朝日新聞の記述はウラン235としており、実際にはウラン238を使用しており、間違っているか、紛らわしいテクストである。
劣化ウラン弾使用に関する放射能に関しては、アメリカが湾岸戦争後に調査されたが因果関係を疫学的に証明出来なかったと結論づけられている。
従って朝日新聞デジタル版の記述はよくわからない。私は科学に疎い文科系新聞社のなせる技だと思われるし、そんな世界の文科系の無知にロシア政府がつけ込む構図もいただけない。ロシアなら知っているでしょう、劣化ウラン弾が核兵器ではない事を。
だから科学の知識に照らし合わせて情報は正しく理解して欲しいですね。その程度の知識は、高校生だって勉強しています。平和ボケと老人ボケのステレオタイプ化した日本人よ!!!、ボヤっとしているとあらぬ国からつけ込まれますよ。
(2023年3月26日記)
サンクトペテルブルグ(プーチンはこの街の出身)
EOS1Ds Mark3、EF28-300mmF3.5/5.6IS USM,ISO3200,露出補正0,F5.0,1/60(撮影2016,8,11)