Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

ドローイング732.小説:小樽の翠644. コウさんの忍薬

2023年05月10日 | field work

 深夜のナースステーションのお菓子タイム。
だから翠のところへ晃子さんとコウさんがやってきた。
晃子「どどっ!、どうなったん!!、ヒヨドリの服部君とは!!!」
コウさん「ウン、ウン、正式に結婚しちゃったん(*^▽^*)」
翠「ハアッー!?」
晃子「つまり婚姻届けを出したんだ!!!、めっちゃ早いじゃん、どんなんして?」
コウさん「この間ね、服部君に妊娠したよって話ししたら、彼は唖然としていたの。それでこれが婚姻届けよって出したらサラサラと書いて印鑑押してはい!、おしまい!!」
晃子「何でそんなに簡単なん?」
コウさん「休みの日に彼のアパートにいったの。ウフフ!、休日エッチかなって期待していたもん。でね彼のアパートが学生時代からのままで、トイレ・キッチン共同の三畳一間だったの。いまどきそんなのがあるんだと思って私びっくりしちゃった。だから私が小樽に部屋を借りて、一緒に暮らそうよっていって駅裏のマンションを借りたの。そんなのもあるかなぁー」
翠「決め手は住まいだったわけだ」
コウさん「もちろん、だって私妊娠したんだもん。いまのうちに全部決めなきゃと思ってさ・・・」
晃子「決め手は住まいだけ?」
コウさん「媚薬もあるかな。実家が滋賀県甲賀市なのね。昔から忍者が使っていた媚薬があるんだ。今でも生薬「朝熊の万金丹」なんかは売っているけど・・・」
翠「媚薬?」
コウさん「甲賀の里は昔から薬作りが盛んだったのね。甲賀の忍びは、町人や商人になって諸国を渡り歩きながら旅先で薬を売って、全国の情報を収集していたわけ。だから忍薬もあるの。飢渇丸・水渇丸、敵を眠らせる薬、眠気を覚ます薬、敵を痴呆状態に陥れる薬等いろいろあるのよ。もちろん媚薬もあるわ。彼に体にいいからって甲賀の媚薬を飲ませたら、すっごいギンギンに勃起して効果絶大だったのよ。それで決まり!!!」
晃子「絶倫系の服部君に忍者御用達の媚薬!!!。そりゃすごいだろうなぁーー」
コウさん「だってさあ飲ませたから朝まで寝かせてくれないほど、やりまくったもん。私膣がすり切れそうだったよん・・・」
(*^▽^*)
翠「じゃあ、服部旬子になったわけだ」
コウさん「書類上はね(*^▽^*)」
晃子「忍びを祖先にもつと素早いねぇー」
コウさん「忍びのDNAかしらん!!!」
(*^▽^*)
・・・
夜中とはいえ寒さを感じなくなってきた小樽である。
コメント
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