誰しもがそうであるかもしれないが、私にも嫌いな時間がある。日曜日の夕方以降だ。翌日は、朝早く起きて仕事にゆかなければならないからというのが一番の理由かもしれない。
かって私も横浜から名古屋の大学へ通うときは、朝一番の通勤電車に乗り新幹線で名古屋にゆき、それから30分バスにのり朝9時の授業に間に合わせた事が3年ぐらい続いた。その後同僚の先生の配慮で時間帯をずらしてくれたのかもしれない。
自由の身になっても、いまだに日曜日の夕方以降が嫌いな時間帯である。この時間になるとうつ病状態になる。何よりも京都人がでかける地元の店は休みだし、なすすべがない時間帯だ。
しかし、日曜日の夕方以降を心地よくすごした経験もある。それがフィリピン・ブラカンにいたときだ。暑いから教会のミサが夕方からおこなわれる。そのためにシャワーを浴び新しいウェアに着替えて、親族をつれて向かう。個人的には、古い教会の内部を見たかったという建築的関心からなのだが。
ミサが終わる頃には夜になっている。それで親族達をつれて近所の定食屋風焼き鳥屋でディナーを食べる。そうしているうちに私の嫌いな憂鬱な時間帯を忘れ、むしろ明日はどうしようかなと前向きの意識が生まれる。
そうか・・・。日曜日の夜は家族をつれて教会にゆき、神に感謝してディナーを食べて集う時間帯を、神が設定してくれていたんだと理解することにした。
日本の神!、家に祀ってある平安神宮のお札じゃねぇー、憂鬱な気分に変わりはないよ。日本の神、つまりパワースポットで拝んで意識が前向きになったという話を、私はきかないですね。
日曜日の夜のブラカンの定食屋。一寸前まではビーフの美味しいお店だったのだが、今はチキン・オンリーの店になってしまった。
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