Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

PEN LIFE1483. 一般化(Generalization)そして合わせ技

2017年10月16日 | diving

  やはり岩穴には生物がいた。画像ではわかりにくいが中央やや左上の岩穴から黒いおちょぼ口の魚がこちらの様子を見ている。岩穴というのは、魚の住処になることが多い。

 さて日本とアメリカの産業は方向性が真逆だという話をしよう。それを図で示せば簡単だが、まあ文章の記述で説明する方法にトライ。

 座標軸で考えれば縦軸のマイナス側に高機能、プラス側に統合化、さらに横軸のマイナス側に専門性、プラス側に一般性というラベルを付けておこう。なぜこのラベルをつけたか?。それは多変量解析を行ってよりよく説明できる指標を選ぶと、これらの2軸が抽出されるという経験値。

 まず日本製品、手前味噌な話になるが撮影機材でいえば、オリンパスのOM-D E-M1の問題点を克服してより高性能・高機能化したのがE-M1mark2なのだ。それは私も使用しているのでよくわかるのだが、モデルチェンジによって高機能・高性能な使い方ができるようになったので縦軸はマイナス側へ向かうベクトルだ。さらにより専門性の高い使い方ができるので横軸はより専門性の高いマイナス側に位置づけられる。これら2軸をまとめると。座標軸の中央から左下に向かうベクトルだ。

 さてIBMのFortranやMS DOSから進化したAppleのMachintoshは、それまで専門家あるいは勉強して専門家の知識を必要としたコンピュータが誰にでも使えるようになったのだから横軸は、左へのプラス側へ動いている。つまり一般化の方向である。さらにiPhonに至っては。それは通信手段はもとよりオーディオになり撮影機材になりGPSが付いているかマップや私たちの行動の指針になり、出版物の代わりになり、映画館の代わりになり、そのほかカレンダーやメモ帳などもあるからスーテーショナリーにもなる。だから縦軸はプラス側の統合化へプロットできる。これら2軸の傾向をまとめると座標の中央から左上へ向かうベクトルである。

 まとめるとJapanプロダクトは座標の中央から左下、Appleプロダクトは座標の中央から左上のベクトルをもっており、これらは真逆の方向である。

 例えば過去にiPhonより高度・高性能な機能を持ったSONYの携帯電話がガラケーとして片隅に追いやられた事実を思い出して欲しい。なぜ片隅に追いやられたか?、SONYは高い技術力に依存しすぎて常に座標軸をマイナス側つまり高機能・専門性の方向へシフトしてきたが、それはiPhonの一般化・総合化とは真逆なのであったからというのがその理由。

 さらに知見を進めれば、横軸は科学の軸であり、そのなかで一般化という概念は、科学をちゃんと勉強すればよくわかることだが、どんなに高度で専門性のある科学知識や技術も、やがては一般化という方向をめざし、最後は私たち一般人の世界のツールになるということを意味している。そうAppleは一般化をめざし、IBMやSONYは特殊解をめざしたのである。つまり開発方向が真逆だったというわけだ。

 そんな風に考えると、日本の技術開発は今でも座標軸のマイナス側を目指している。撮影機材だって、よりよく写すために高機能・高性能化しつつあるが、要はそんな高機能や高性能が私たちの身の回りで必要ですか?、という問いをたてることが重要なのである。iPhonの画像だって、これで十分だと思われる場面は多い(ただし水中は潜れないが)。

 この一般化というのが科学の重要概念なのである。それに反して専門性を高めることが先端技術開発だとしたら、当然科学に対する特殊な傾向でしかなく、その特殊な傾向づくりに日本は国をあげてやっている1枚岩ということになる。しかしこの10年で世界の軸は左下志向から右上志向へと大きく変化してきた。だから先端技術開発をしつつ、それをプロダクトとして一般化する努力が必要であり、アメリカはそうした合わせ技なのである。1枚岩と合わせ技、どっちが強いかは明白でしょ。

 日本や韓国のスマホをみていると、アプリの種類や数がやたらに多いのだけど、そんな応用技ばかりじゃ先が暗いですよ。応用技に専門性が加わり、より高性能・高機能なスマホが誕生しましたというのが日本や韓国のプロモーションでしょう。最近は、それをイメージ・プロモーションやお笑いで逃げているけど。そうしたプロモーションがアメリカとは方向違いだということを示唆しているようにも思われる。つまりiPhonを超えるスマホがいまだに登場しない理由もそのあたりにありそうだ。前述したように合わせ技なのだから高機能・高性能だけを求めているだけでは日本は勝てないのですね。

 「一般化」(Generalization)そして合わせ技、その概念が今の産業を読み解くキーワードなんですというのが本日の論旨。

 

沖縄県慶良間諸島久場島キャニオン

OLYMPUS E-M1,M.ZUIKO DG FISHEYE8 mm/F1.8

ISO200,露出補正-1,f/2,1/320

 

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PEN LIFE1482. 芸術の秋!

2017年10月15日 | diving

 海底の浮遊物が堆積した岩もライトをあてると意外な色が登場する。もちろんライトをあててみた結果論なのだが、そうするとアートだと思われるときもあれば、たいしたことがないという場合もある。先ずはライティングして撮ってみるほかない。こういうときはスポット測光で撮っておくべきなのだが、水深20mでそんな細かい芸当などしていたらエアが減ってしまう。水中で機材の細かい設定なんか不可能だと思って欲しい。だからphotoshopの後処理が頼りになる。

 画像を見ていると岩の中の黒く小さくつぶれたところが陰なのかそれとも穴状なのかがよくわからない。実は突然何かが穴から飛び出してきてという場合だってあるかもしれない。それがハナヒゲウツボだったら一目散に逃げるほかない。だから綺麗とはいいつつも、こういう画像は撮るのが結構怖いのだよ。実際に石垣島では、ハナヒゲウツボを見た。外観はブルーと黄色の綺麗な胴体だが大きな口を一杯に開け首を激しく振り捕食中だった。そこだけが特別に事件でも起きたように慌ただしい空気で、私は撮ったけど大いにぶれていた。これ穴から引っ張り出すと随分と長いらしい。長いのは嫌いなのだよ。これホントにウツボかい?。

 話題がそれた。まあ誰が言い出したかはしらないが、芸術の秋!だから少しはアーティスティックな画像でもと思って・・・。芸術の秋というのも鑑賞する側の話だ。実際秋に公募展が多いのだが、その前に審査があり、搬入がありと時間を逆算してゆくと、制作の佳境は遅くとも冬から梅雨の初め頃だろう。制作側にとっては、芸術の冬!、という言葉の方が実感に近い。秋は次の年の制作に入りかけているというのがアーティスト達の暦だろう。大体の公募展は東京で最初に行われ巡回して関西に来る頃には冬だろう。

 今年で国宝が誕生して120年、その展示である国宝展は目下頃京都国立博物館で開催されている。今年は長谷川等伯などです・・・。それに谷口吉生のモダニズムデザインが明治の建築家片山東熊の建築とで囲まれる空間などいかがどすか。わて!、多分混んでいそうだから行きとうないけど。今日はアートの話題にこじつけた。

 

沖縄県慶良間諸島久場島キャニオン

OLUMPUS E-M1,M.ZUIKO DG FISHEYE8mm/F1.8

ISO200,露出補正-1,f/8,1/250

 

 

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PEN LIFE1481. ツユベラ

2017年10月14日 | diving

 潜るとこの綺麗な魚は遭遇する機会が多い。これだけ体に特徴があると名前も見つけやすい。それはツユベラだろう。魚眼レンズだから近寄ると魚が逃げるので撮れないのだが、こちらが静かにしていると魚の方から近寄ってくる。そこで連写だ!。

 ダイビングの時耳にしたことだが、慶良間諸島は地元のダイビングショップしかはいれないダイビングポイントがあり、逆に地元であまり行かないポイントしか私たちは入れないという利権の問題がある。当然沖縄本島と慶良間のダイビングショップは仲が悪いという話はWEBでも目にすることがある。

 慶良間で潜りたければ、慶良間の公共宿風ホテルに泊まればよいのだが、夜あいている店はないし、友達にも会えないし、行きつけの飲み屋もないし、私には退屈。

 だが慶良間諸島は沖縄県唯一の国立公園である。そうなると本来は国民の財産だから、特定のダイビングスポットを地元で独占するというのは随分おかしな話である。どうせ海は一つ続きだから、まあ私は夜の食事のメニューが選べる那覇市のほうがよいけど。

 というのもダイビングをしているときに実際に私が経験したことだが、体調が悪くおかゆにしたいとか暖かいラーメンだけにしようとか(本土の人間は体調が悪くなると沖縄そばではなくラーメンなのです!)、ドラッグストアで薬を調達したい、飛行機に乗る前に耳鼻咽喉科に行きたい、夜中に喉が渇いたので歩いてゆけるところにあるコンビニエンスストアに行きたい、水着が痛んだのでスポーツデポに行きたい、携帯端末の接続機器を忘れたので量販店に行きたい、そして年賀状をもらった行きつけのスナックにも立ち寄りたい、など長逗留すれば様々なことがある。そんなときは、やはり都市に滞在している方が便利なのである。

  私はダイビングをしつつ、沖縄の都市を堪能しているのだろう。そういえば浦添グスクの想像復元もしたっけな。そして浦添市にさしあげたあの大学の紀要はどうなったかな?、まあ役人のデスクの下におかれやがて捨て去られる運命だろう。もちろん紀要は、国会図書館に残っているからええけど。

 さてこのブログ画像もA4程度には見られる解像度にしている。時折その設定を忘れてgooお薦めの解像度になる。27インチのモニターでブログを拡大してみればその違いがわかるだろう。これって記憶されなかったなかぁー。

 それはどこかニコンAW130がストロボとマクロ撮影を電源をいれるたびに設定しなおす煩わしさを思い出す。ダイビング中は電源は常にONですからね。水中ではそうした設定がいるときと不要のときと二場面が頻繁にある。例えば洞窟のようにストロボ発行を解除したいときは一端電源OFFにし、それから電源を入れることにしている。さらに洞窟に魚がいたらまたストロボが欲しいというときは、手袋を外して実に小さなボタンを再度設定しなおすわけ。だから私としてはエアが減る操作はしたくないのよね。これがフィルム時代だったらストロボ電源のON、OFFはボタン一つで、コンバータレンズの取り外しでと簡単にできたのだが、デジタルになって実に面倒になってきた。

 その点オリンパスハウジングは問題がなく、むしろこれに付けているライトの点灯が難儀だ。このFIXneoの水中専用ライトが3秒強く押し続けないと消えないとか(手袋はめて強く押すなんて無理ちゃいますか)。3秒も待っていたら魚が逃げちゃうだろうがな。全く何考えてんだろうか。そんな簡単なことはボタン一つでスカスカ動作して欲しいな。水中では光の欲しいとき、不要なときという場面は頻繁に入れ替わり立ち替わりあるわけだから。水中機材ってプロダクトデザイナーが全くかかわってないのとちゃうやろか。オリンパスのハウジングを除けば、信じがたく使いにくいことおびただしい。

 さて昨日は午後から大阪へ。ニコンとオリンパスのサービスセンターが四つ橋線沿いというのは便利だ。まあこのハウジングはE-M1とともに製造中止になったので今のうちにらOリング位は調達しておこうというので。それにしてもオリンパスハウジングのOリングが一つ2600円!?とは高い、シリカゲル3個で540円!??、そんなの10個ぐらいくると思うけど。それに在庫がないときている。それで送料1080円支払って代引きで届くとか。そんなの普通郵便でよいのにメーカーも事大主義だ。ついでに事大主義の産業に宅急便があった。普通郵便で送れる物をわざわざ宅急便にするというアホらしさ。こういう事大主義の傾向というのは、すでに時代遅れの対応でなんのサービス性もない。そんな事大主義の産業は縮小するというのが最近の傾向なのだが、どうなんだろうか。物事は簡単にしてゆくというのがAppleの姿勢なのだが日本では万事逆に進むではないか。つきあいきれないよね。なんか暗い意図でもあるんだろうか。今度はOリングなどはサードパーティーにしよう。価格は桁違いに安いはずである。

 そなんことを考えるとダイブコンピュータは8万円はするけど、スマホ以下のコンピュータ仕様でしかないのに法外に高い。その一つは利用者数が少ないこともあるが、そういう稀少産業は次第に駆逐されていくのが最近の傾向だ。コンピュータ能力としてはiWatch以下でデザインも痛烈にださい。だからiWatchのダイブ版をAppleが作らないかなと期待する。Appleだったら世界市場だから数もはけるし、ダイブコンピュータメーカーを全て廃業させるぐらいの販売規模だろう。本来時計機能に水圧・水深と温度センサーがついたぐらいだから、あとはアプリがあればすむ。それで上がってきたらスマホにデータが転造されているなんて便利だと思うよ。ログ付けなんかすべてスマホのアプリですみそうだ。それは今すぐにでもできる事だと思うな。それにiWatchだったら心拍数もでるよ。運動量や酸素を吸う目安にもなるんではないかな。

 

沖縄県慶良間諸島野崎

OLYMPUS E-M1,M.ZUIKO DG FISHEYE8mm/F1.8

ISO200,露出補正-0.3,f/3.2,1/800

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PEN LIFE1480. イチモンジブダイ

2017年10月13日 | diving

 パナソニックのマクロレンズで当たればヒット位の意識で撮っていたが、実際当たれば迫力がある画像だ。それに遠くからねらえるので魚に警戒されない。だが撮ったはいいが、体模様がわからないので何の魚かは考察しないと・・・。 

 あの特徴的な大きな白い歯で岩をかじっている姿に着目すると、イチモンジブダイ(沖縄方言でイラブチャー)としておこうか。イチモンジブダイの色は多様のようだ。岩上をかじりとって付着している有機物を餌にしている。特に1分間に20回はかじるようだし、かじりとられた岩は下に砂状になって砂浜を形成し珊瑚の赤ちゃんが住み着きやすくなるというのが沖縄県水産海洋センター(2016年5月)の解説。

 そそっかしい人(水上から見た判断だろうから漁師かな?)がイラブチャーは珊瑚を食べている、だから駆除して釣ってしまえと考えたかどうかはわからないが那覇市の公設市場でも見かける。実際に潜って観察すると、珊瑚ではなく岩上をかじって砂浜を形成し、珊瑚の育成しやすい環境にしているわけだから、むやみに釣って欲しくないですね。それに刺身にして旨いという話も私には聞こえてこない。

 これまで自然界は流言飛語がよく発生してきた。例えば地震の時などがそうなのだが、やはり自分の目で確認しないとね。自分で確認できないものはどうするか、そりゃ、わからない!、というカテゴリーに入れて今後の研究課題だ。

 

沖縄県慶良間諸島黒島ツインロック

OLUMPUS E-M1,LEICA MACRO ELMARIT45mm/F2.8

ISO1000,露出補正-0.3,f/5.6,1/1000

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Nikon Freak129. 名称不明の貝

2017年10月12日 | diving

 海底には貝のような生物が口を開けている光景をよく目にする。ログにもとどめないし特に話題になる生物でもない。それにしても生物なのか、ということ自体私はわからない。WEBで類似画像をひくとシャコ貝などの記述がある。シャコ貝などはよく見かける海底の切れ目のような貝だ。なんだ寿司ネタか。そりゃ食べでがありそうだ。そんな貝の類いを手あり次第撮影していると、予想外に綺麗な色彩が現れる名称不明の貝?があった。ストロボをあてると全く見え方が違うのだ。

 撮影画像を整理していると自動的に日付は割り当てられるのだが、場所がわからない。撮影機材にはGPSが付いているが、それは玩具程度の能力しかない。だからダイビングから上がったときは地上の風景を撮影しておくわけだ。これで連続する画像のダイビング毎の切れ目がわかり、どこのダイビングポイントで撮影したかがログをみれば判断できる。

 このときは実は切れ目の画像を撮影してなかった。機材をBCDに付けたまま次のダイビングに出かけたのだろう。ログをみると野崎かカメパラダイスか?・・・。撮影画像を順に見てゆくとカメの後に撮影しているからカメパラダイスだと判断した。次回は水面に出たときに撮影する習慣を付けておかなきゃ。

 さてMacを2台同時に使用していると、時折ワイヤレスマウスを充電後に読み違えを起こしてくれる。結局Macproにケーブルマウスを繋いで解決する。そんな懸念が予測されたのでLANとキーボードは有線接続にしている。まあイーサネットの方が安定しているし少しは早いのだろう。そんなわけでMacPC群では利用頻度が低くなったAirmacだったが、最近TVで映画を見るのに盛んに利用している。

 それに先日の台風の風でアンテナがずれてしまったためかキー局のTV番組が写らない。誰が直してくれるんだろうか。そんなの探すのも面倒だから、まあいいさ、どうせ見ないし。NHKやスカパーを解約しなければ。そんなふうに暮らしている私にとってテレビ局が次第に名称不明の媒体になりつつある。テレビ局って名称不明の貝かぁー・・・・。

 さて京都は、最近暑い日が続く。沖縄から帰ってきて寒いと思ったら、次は暑い日々では意識や体が追随できない。夜カレーライスを食べたら、なぜか意識がはっきりとして夜なべ仕事になってしまった。そうかスパイスが意識を目覚めさせるのかと再認識。どうりでインドは零を発見したり、数学の強い人材を輩出するというのも、あのカレーのスパイス効果だと思ったりして・・・。

 

沖縄県儀志布島カメパラダイス

NikonAW130,ISO125,焦点距離9.2,f/8.7,1/160

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Nikon Freak128.  ギンガハゼ

2017年10月11日 | diving

 さて石垣島で最初に潜って遭遇したのがギンガハゼだ。学術上平成の天皇陛下が命名されたとWEBには記述されていた。そこで宮内庁のWEBサイトをみると、明仁親王による28編の海洋生物、とりわけハゼに関する研究論文が掲載されている。つまり天皇陛下は海洋研究の国際的に著名な学者であることを再認識。海洋生物はわからないことが多い。なるほどハゼとはよいテーマをたてられた。

 6日間ダイビングをしていたら中耳炎になってしまった。京都へ帰る朝、このまま飛行機に乗ると機上で耳が痛くなるのはかなわない。そこで朝、那覇市久茂地の耳鼻咽喉科へでかけた。戦後からある医院建築の古いたたずまい、広い廊下、ゆったりした空間、そして老練で元気な医師と、しっかりした看護師達が診察と治療をしてくれた。この地域でも信頼されている医院なのだろうということがよくわかる。こちらは飛行機に乗るのでとりあえずの応急措置だ。この戦後まもなくの空間が時間を忘れ心地よく感じた。

 今日は、仕事戻りの1日であった。つくりかけの3DCGなどを用いてマスタープランのスケッチなどにいそしむ。いそしむだけで結論が出ないのが悲しい。そういうときもあるさ、の気分で仕事を再開した。再開はじめは、いつも低調なんだな。人間の仕事の仕方には、一気にひらめくモーツァルト型とじっくり練り込むベートーベン型とあるのではないかと思ったりして。

 6日間のダイビングと体育祭の疲れが出てきたようであり、昨日はとても怠い1日。歳をとると後から次第に疲れが出てくるわけだ。昼寝をするのにはとても気持ちのよい季節になってきた。結局何もしないまま夜の町内会の総会に出かけただけ。

 

沖縄県石垣市竹富島ジャガイモ

NikonAW130,ISO125,焦点距離11mm,露出補正0,f/4.4,1/800

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PEN LIFE1479. 雑事は忘却の彼方へ

2017年10月10日 | diving

 さて沖縄のダイビング画像だけは、たくさんある。しばらくはこれでつなごうというわけだ。そんな画像を見ていると、よこぞこんな野蛮な世界に行きたがるものだと思われる。だって毒のある魚や凶暴な魚も一つ海の中にいるわけだから。ウミヘビ、ハブクラゲ、モンガラカワハギ・・・それに根性の嫌らしいサメ(怖いのは一部の種類だが)などなど。

 さて日々の仕事に戻りつつある。しばらくは中耳炎と筋肉痛のために静養したい気分だ。それに京都は、朝晩は寒くなってきた。そろそろ衣替えが必要だ。沖縄気分でいると夏の格好のままでいて、風邪をひくこともあるだろう。

 さてその日常気分だが、何をすればよかったかなどすっかり頭から消え去っている。そうだCADをやりかけていたのか。それに撮影機材のメンテナンスがあったな。そろそろOリングなどの交換の時期だ。ブログを書きながら忘れていた雑事を思い出している。幸いにして減圧症による物忘れではなかったようだ。

 といった具合に少しずつ思い出しながら作業復帰の日々である。まあ社会が動き出したから、それにあわせつつ頭も復帰してゆくのだろう。それぐらいにダイビングをしているときは、頭から日常の雑事は忘却の彼方だ。

 

沖縄県石垣市MCP

OLYMPUS E-M1,M.ZUIKO DG FISHEYE8mm/F1.8

ISO400,露出補正-1,f/10,1/250 
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PEN LIFE1478.  メガネゴンベ

2017年10月09日 | diving

 今回パナソニック製のマクロレンズを初めて水中で一度だけ使ってみた。E-M1のハウジングにも入るしオリンパス魚眼レンズ用反射防止フードがそのまま使えるのでセッティングは世話がない。

 だが実際に撮影すると、オートフォーカスは迷うことが多く焦点を合わせるのにある程度時間の慣れが必要だということ、被写界深度が大変浅いうえに画角が水中では100mm相当のレンズになり、被写体との距離が稼げるので遠くから撮るのにはよいのだが、水中では大変使いにくい限り。それにしてもこのレンズは車窓撮影など私の使用頻度が一番高いレンズだ。水中では、ピントの外れた画像を随分と撮らされる羽目になった。ISO感度をオートに設定し、シャッターの低速度限界を1/250に設定し、絞りこんだうえにマニュアルで撮影するとよいのかもしれない。

 しかし撮影できれば魚の鱗の一枚一枚まで描写されるので、うまく撮れた画像は迫力がある。水中ではあまり使われない画角なので、例えば小さな蟹をアップで撮るなどによいのかもしれない。なれるまでにミス画像を大量に量産することにはなるが、撮れれば魚を緻密に描写してくれる。どうしたもんか、また使おうか迷うところである。であればオリンパスの純正マクロ30mmあたりの画角の方が使い勝手がよくないかと考えたりして。これ安いしさ。

 そんな中で今日の画像がアップで撮れたのはよいが、はて魚の名前は?。

 珊瑚に生息し体長4cm以下、目のあたりが特徴的な模様、体に白線、そんな特徴をWEBで調べると目の周りの模様と生息地に類似性があることからメガネゴンベと判断した。体の色は色彩変異が多いということだから赤系とは限らない。肉食性で小型の甲殻類を捕食するという記述だ。決定、ゴンベ科のメガネゴンベ!。

  さて昨日は、京都市内の各町内合同の体育祭であった。当然町会長は飲み物持参で朝から選手宣誓のお勤めであった。夕方晴天の元無事体育祭は終わり参加者へお弁当をくばりお開きとなった。さてお弁当をいただいて1日の〆に映画を見に行こう。今日はドリームかな。それで長かった一日が終わった。

 

沖縄県慶良間諸島黒島ツインロック

OLUMPUS E-M1,LEICA MACRO ELMARIT45mm

ISO1000,露出補正-1,f/5,1/800

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PEN LIFE1477. マンタと眼があった?

2017年10月08日 | diving

 さてマンタについて少し勉強した。

1.動物学的分類は、サメなどと同類の軟骨魚類、ヱイ目、トビエイ科

2.マンタの外見的な特徴は、頭鰭(とうひれ)、外鰭穴、胸鰭、尾鰭とまう全身鰭づくし

3.マンタの出会える海は、インドネシアバリ島、パラオ共和国、タイ、石垣島etc

4.マンタの見つけ方は、クリーニングしてくれる魚を探す、行動バーンを覚える

5.マンタはプランクトンを食べる

6.マンタの雄にはクラスパーと呼ばれる交接器がある

7.マンタを観察するときの注意として、ダイバーの頭上にきたらエアを飛ばさないこと。エアがマンタの体に入ると気持ち悪がるらしい

8.マンタの寿命はおよそ20年ぐらい

9.マンタをスケッチする場合の考慮点は、体盤の形、お腹の模様、雌雄の区別

10.マンタと接するには、クリーニングステーションをあらさないこと

 そんなマンタが、「またダイバー達がたくさんやってきた、今日は気持ちがよいから一寸サービスで回遊したろか(マンタ笑)」と、マンタと眼が合った?ときには、そんな風にいっているようにも思われた。

 この画像は、マンタが遠くを回遊していたのでデジタルテレコンモードで撮影したから、16mm相当の広角レンズの画角だろう。コントラストが低いので、photoshopで修正し、なんとかアップできる画像になった。

 さてFacebookともリンクができるようになったが、今度は日付を間違って1日早くアップさせてしまった。慌てて消したらアップ原稿まで消えてしまった。つまり書き直しである。まあその方が文章が簡潔になったが。それにしてもFBにはリンクが残っているのに、時間が来るまでみれないという不信感を植え付けただろうな。

 さて今日は町内会総連合の体育祭である。もちろん大半が1日参加するというわけだ。こちらは弁当だ、飲み物だ、誰が出る???、と七転八倒かな。

 それにしても私は、6日間ダイビングをしたら筋肉痛、鼻炎、中耳炎となり医者に通うはめに。結局抗生物質に依存している半病人なのだが。まあ体育祭が終わったら静養しよう。

 

沖縄県石垣市MCP

OLYMPUS E-M1,M.ZUIKO DG FISHEYE8mm/F1.8

ISO400,露出補正-1,f/10,1/250

 

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PEN LIFE1476. カ・メ

2017年10月07日 | diving

 ダイビングが終わって家に帰ると撮影画像の整理から始まる。つまりなんでも撮っておこうという精神だから、ピントが合っていない、ブレている、アングルが悪い、魚に逃げられている、さらには何を撮ったか自分でもわからない、それにE-M1は3枚連写のオートブラケット撮影だからどれかをチョイスしなければならないなど、大体その作業で半分の画像は消えることになる。そのほか愚作を捨てれば最後に残るのは1/5位になるだろうか。今回は撮影量が多く、1枚1枚みながらの作業だから、ちと大変。まだ全部終わっていない。

 魚の動きも素早いから撮ろうと思って撮れるわけではない。魚に警戒されないように、あるいは逆に好奇心など持って近寄ってきてくれるとうれしいのだが。本来は後者の撮り方が正解なのだが、まあそれは今後の習得課題としておいて・・。

 簡単に撮れるのがカメ。もうカメを囲んで撮り放題なのだ。さすがにカメもヘタッピイにはつきあいきれないよ!、といったかどうかはしらないが、やおらずらかるときもある。

 例えばガーデンイールをアップで撮影したいとする。そこで専属のインストラクターとともに潜る方法がある。そしてもし意図した画像が撮影できないときは、次のダイビングでまた同じ所に出かけて撮影するというわけだ。概してフォトグラファー達の世界はそうなのだろう。つまり撮影にダイビング計画を合わせるわけだ、という話を聞いた。こちらはファンダイビングなので、そこまで計画する意思も、そこまでチンアナゴごときを撮影したいとする意欲もない。出かけたところで出会える光景で十分。それ以前に、つまり撮影以前に潜るだけで精一杯だ。

 そんな偶然に近い出会いの画像がまた随分ストックできた。しばらくはこの画像が続くだろう。さてgooの編集画面でFacebookとリンクができない。また手動か・・・。

 

沖縄県石垣市大崎ハナゴイリース

OLYMPUS E-M1,M.ZUIKO DG FISHEYE8mm/F1.8

ISO400,露出補正-1,f/8,1/160

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PEN LIFE1475. ナンヨウマンタ

2017年10月06日 | diving

 中性浮力は禁止、岩場に張り付いてまさに息を潜めていると、遠くのサンゴ礁の山からマンタの大きな体が見えた。あっ、でかい。数メートルはあるだろうか。ぐるぐると回っているようで見えては隠れて、隠れては見えたりする。そんな光景を堪能していたら、こちらに向かってくる。そして私たちの頭上を通り過ぎた。

 ここはマンタのクリーニングステーションなのだ。大きな体だから寄生虫などがたくさんつく。そこでコガシベラなどの小さな魚がマンタの体についた寄生虫を掃除してくれるわけだし、腹についたコバンザメはマンタの脱糞を待っていたりする。見た限りでは頭鰭がだらりとしているのでクリーニングでリラックスしているようだ。大変ダイナミックでそして優雅な泳ぎ方だ。

 6日間の石垣島、慶良間のダイビングが終わり、こちらは筋肉痛だ。沖縄も北風が吹き始めたので、夏も終わりそろそろ冬がくるのだろう。

 

沖縄県石垣市MCP

OLYMPUS E-M1,M.ZUIKO DG FISHEYE8mm/F1.8

 

 

 

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