Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

NIKON FREAK478. 小説:小樽の翆98. 房チャンの話

2020年05月16日 | Sensual novel

 今日は、翆が準夜勤の日だ。夕方出勤し、真夜中に帰ってくる。最も楽しい勤務だ。というのも勤務の後で真夜中の遊びだ。元気なナースなら車で遠出して朝まで遊ぶという強者もいる。

 といって家の掃除や洗濯をしたらなすすべもなく、翆を抱きかかえて陽だまりで老人のようにぬくもっているだけだが。それであきると、料理だ。今日はアサリのパスタにしようという話になって、アチキはお手伝いしている。そんなことをしていると夕方も近くなり、翆がシャワーを浴びてウキャー寒い!、といって全裸でインナーを物色している。そういう光景は、いつものことなんだ。

 今は開いているお店が少ないから、三四郎でお肉かなぁー・・、そういって翆は出勤していった。

・・・・

 最近病院も騒がしいので、コンビニで翆と待ち合わせて、

翆「房チャンの店にゆこうよ。お店はしまっているんだけど、馴染みのお客だけの予約限定でいつも1組だけなんだって。アチキ、房チャンのお店に協力してあげて」

房チャン「あら、今日はオスとメスの臭いがしないねぇー、仲良くやってる?」

翆が腕をくんできて、この通りだって。それで房チャン定食が、カマスの白焼きと、ジャガイモの煮物と、ああたたかいご飯に味噌汁。

房チャン「病院だからいろんな患者さんが来るのよ、年齢、国籍、職業、犯罪者、それにヤクザの親分さんも」

翆は食い意地が張っている。多分過激な勤務だったのだろう。栄養をつけているというべきか。

房チャン「あるとき年配の70代ぐらいのヤクザの親分さんが軽い脳溢血で運ばれてきたの。多分お酒の飲み過ぎね。でっ、私がいる病棟の個室に入院してきたわけ。そこまでは普通の患者さんね。

そのあとが違うの、カタギじゃない人達が親分さんの病棟からエレベーターまでズラッとならぶの。キチンとした身なりもいれば、ジャージーはいてる若いヤクザもいて。あっ、それやってほしくないんですけど・・・、だってナースの仕事にはとても邪魔なんだけど、面と向かっていうわけにゆかないでしょ。だからこっちも邪魔だなーと思っていると、相手も気がついてカートが通るときは避けてくれるわけ。その後はナースがくると決まったように身体を動かすのね。それって笑っちゃうけど、笑うわけにはいかないでしょう。それで病室には芸能人の楽屋みたいに沢山の花で、もう臭いのるつぼなのよ。それが病室の外まであふれているの。なんか困ったなぁーと思っても、言いそうになるとすると目をギラッとむくの、あっ、つまりダメなんだと悟るわけ。だからメチャ緊張するのよ」

相手が悪かった・・・

「でっ、あるとき親分さんがナースコールしてきたの。それが小銭がないと騒ぐから、いくらなくしたんですかと尋ねたら20万だって。ナースはええっ!、よ。難儀な相手がしかも20万なくした・・みんな某然よね。じょうがいなからセイフティボックスをつかうようにお願いしたけどね。そのときの親分さんの目つきは、お前か!、とギラッとした目つきなのよ。でも何も言わないのよね。ナースがそんなことするわけないのにね」

ヘビににらまれたカエルですか・・・でっ、20万は事件は解決したの?

「翌日になって親分さんのジャケットからてできたんだって。それを聞いてナースは、みんな緊張感がほどけて、がっくり疲れたー・・・・といって机に伏せったもん。ただヤクザがらみのトレブルっていうのは、病院ではおきないの。親分さんって案外いい人が多いんですよ。だから退院するときは、親分と舎弟達が菓子折もって医者やナースを一人ずつ回って『お世話になりました!』って挨拶してゆくんですよ」

親分さん元気になってよかったよね。それが万一・・・。

房チャン「やだっ!、それって考えたくないわ(笑)」

・・・

ミッドナイト小樽・・・こんな真夜中こそ、ラジオの深夜放送がよく似合う小樽だ。

 

小樽市花園

NIKON Df、AF-S NIKKOR28-300mm3.5-5.6G

ISO640、焦点距離40mm、露出補正-0.33、f/5.6、1/8

 

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ZEISSの空気86. 小説:小樽の翆97. ピロトークと於古発川(おこばちがわ)

2020年05月15日 | Sensual novel

 

 翆は、日勤だ。

 遅い朝、丘の上の図書館で沖縄から届いた資料を受け取り、コピーし、そして沖縄へ返却する手続きをしてからの帰りに道、小樽の坂道を下っていった。

 というのも、観光マップにある散策ルートは、舟見坂をあがり高野山日光院の脇をすりぬけ、小樽公園の公会堂や文化センターなどを経由し、図書館の前から坂道をくだり、氷川神社経由で南小樽にゆくコースだが、アチキはそれが嫌いなのだ。というのも同じような顔の街路にぶちあたり、コースどおりに歩けたためしがなく煩わしいのだ。

 だからいつも図書館の脇を流れている於古発川(おこばちがわ)沿いに坂道をくだってゆく。川沿いを下りながら、夕べの翆とのピロトークを思い出していた。

・・・

ナースの私生活ってどんなん?

翆「患者さんからのセクハラだったり死があったり、医師や師長とのぶつかりあいもあるから、まあストレス解消だねぇー。ナースの4大ストレス解消法があるんだよ。一は旅行ね。海外とかダイビングとかサーフィンとかね。二はエステとかエクササイス。三が働く女の王道の買い物よね。もちろんブランド物あさりもあるけど一番好きなのは車ね。夜中に勤務明けでどこにでもゆけるじゃない。それでぶっ飛ばすの、結構外車にのっているナースも多いんだ。そして最後がオトコ!。女として生まれたからには、恋愛は常にしていたいじゃない。男遊びでストレス発散しているナースは、たくさんいるよね。といって女力っていうかな、オトコをみる目は肥えているわけ。だから言い寄られた位じゃナースはなびかないの」

じゃあ、アチキは4番目に貢献しているわけだ。看護師に向かないオトコってどんなタイプ?

翆「アカンのは、生活時間が規則正しくて優しい男だね。優しいだけじゃ患者は生き返らないのよ。そんなドラスティックな仕事だから、ナースはサバサバしているのが多いよねぇー。ましてアチキみたいに、クロッキーするから脱げ!、なんいてしゃあしゃぁというオトコは先ずいないよね」

それにつきあう、女も少ないけど(笑)。

翆「もちろん、不規則な暮らしに強い人の方がベストよね。アチキみたいに最初から不規則なのは、なかなかいないよ。でも結婚して、子供ができると普通のサラリーマンが好いという人もいるよね。だって奥さんが不規則な生活をしてるいから、休みの日でも子供の面倒をみてもらえるじゃない」

つまり、日曜日に旦那が趣味に没頭するとか、奥さんとまったりセックスを堪能するじゃためなんだ。

翆「そうなの、土日は奥さんが夜勤を入れる事が多いので、旦那の役割は育児よ。しっかりやっちてちょ、というわけ。それに、ついてこれなきゃ、はい!、さよならだね。だって病院に託児施設があるから、一人でも育てられないこともないしさ」

翆は、マサヒロ君を親たちにあずけっぱなしだったよな。

翆「(笑)、だから核家族なんでダメなのよ。働く女にとっては、やっぱり親がいると絶対便利だもん」

夕べは翆の身体にイチブツを入れたまま寝てしまった。朝になると外れているのが不思議。

・・・

そんなピロトークを思い出していると、於古発川をまたいで建てられている妙見市場にたどりついた。近年スーパーなどに押されて、ここは数えるほどの店舗しかなく風前の灯火なのである。

じゃ、遅い昼飯は、川沿いの「てまり」か花銀の「五香飯店」かな。

今頃翆の勤務先は感染者で戦々恐々としているだろう。

こちらは、まったりとした於古発川の昼下がりのランチである。

小樽市の発生状況 検査数208人、陽性19人、入院患者数5人、死亡1人 陰性確認済み13人、老人福祉施設でクラスター発生。

 

小樽市花園

SONYα6600、SEL3.5-5.6/18-135mm

1)ISO100,焦点距離38mm,露出補正-0.7,f/13,1/80

2)ISO400,焦点距離47mm,露出補正-0.7,f/13,1/80

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番外編434. 新型コロナウィルス9.補遺 データサイエンスの視点

2020年05月14日 | analysis

 

 新型コロナウィルスについて書くべき新たな知見はないが、新型コロナウィルスのファースト・アタックは、終わりかけの兆しがみえてきそうだ。少し書き忘れた事などを私なりに加筆しておこう。

 

1.感染症疫学の基礎知識について

 感染症疫学(注1)が教えるところの1つに基本再生産数がある。一人の人間が何人の人間に感染させるかとするもので以下の数式によって算出できる。

 基本再生産数(R0)

β:1回の接触あたりの感染確率、発症率

k:ある時間あたり1人の人間が集団内で平均何回の接触をするか

D:感染症毎に決まっている感染期間

R0=β×k×D

これによって基本再生産数(R0)が1以下ならば感染は終息させる方向にあり、1を越えれば感染拡大となる。感染症の伝統的な数式である。

 現在は、実効再生産数を算出するので、これは確率微分方程式(注2)によって導き出されている。従って各都道府県の感染状況から今後どうすればよいかは、既に試算されているし行政の対応にも反映されている。

 

2.データサイエンスの目線

 既に数理モデルを扱う研究者提言のなかで、感染を停止させるタイムリミットが3月26日頃としていたことである。それは人間が制御できるタイムリミット。そして4月9日頃から極めて厳しい都市封鎖と移動制限以外に終息方法がないタイムリミットだった。日本は4月7日に緊急事態宣言を発したので、タイムリミット2日前だからセーフだというのは文科系政治家の考え方であり、数値にはアローアンスがあるから厳しい都市封鎖や移動制限をしてもよい時期だった。宣言が遅かったとすることは私の過去ログでも書いた。今、その遅さが医療崩壊を一部で起こし始め感染を長引かせている。日本政府の決断が2週間遅すぎたのである。

 感染は、今どこから日本にやってきたか。当初武漢発だった感染も今は、250万人と推定されるヨーロッパなどからの帰国者が第1の候補にあげられる。これによって感染力が強いヨーロッパ型のCOVID-19が日本に持ち込まれた可能性がある(注3)。当初帰国者は2週間空港近くのホテルで待機、ただし滞在費用は全て自己負担とする無責任政策のおかげで、感染は日本国内に容易に入ってきた。既に横浜港クルーズ船下船後の2週間待機をしなかったとする苦い経験を、ここで活かすことができなかった。これは失策といってよい。むしろ政府としては滞在国に留まれと指示し、金銭支援を日本政府が速効で行う方法があったと思うが、出国でクレジットカード会社名を記載していないから、これは今後の課題か。

 幸いだったのは、電気、ガス、水道の基本インフラのセクターから感染者クラスターが発生しなかったことである。特に水道がとめられたら我々はペットボトルに頼らざるを得ないし、そんなのは1日で店頭から姿を消すだろう。電力で感染者クラスターが発生すれば運転不能に陥り全産業が停止する。産業活動が停止するということは再起不能を意味する。

 さらに高齢者が多い農業関係者への感染拡大がなかった。感染していれば農産物の供給不足を招く場合もあったし、物流関係者でさえも感染の可能性はあった。現時点では、そこまで感染拡大がされていないのは、少し安堵した次第である。実は、こうした感染者数拡大や他の産業セクターへの影響力は、既に数理モデルで予測されていたのである。

 私は新型コロナウィルスとの関わりが「長期戦だからウィルスと共存できる新しいライフスタイルを」という政府の考え方には少し甘さを感じている。というのも私はウィルスとの共存などあり得ないとする認識だ。たった2週間でよいから全ての日本の活動・移動を止め都市封鎖を行い自宅待機に徹した方が終息は早く確実だったのではないかと考えている。それは2週間であれば十分可能実行でき経済への影響も最小限だったはずだが、ゆるい宣言で2ヶ月という長い時間は、社会的影響の大きい政策でお茶を濁したわけだから、今後もウィルスは随時拡大する可能性を持っている。そのときは、再度警戒宣言が出されるであろう。これで終わりではないのである。

 ウィルスを消滅させるか、私達がウィルスに消滅させられるか、この二者択一とする説(注4)を私は支持しますね。感染症拡大防止モデルの数式の一例を図1に引用しておく。いまはこうしたシミュレーション・モデルで近未来を予測してゆく

表1.感染拡大防止モデルの数値シミュレーション(注5)

 

 

3.政令指定都市を有する県別感染者数累積値の推移

 今の私の理解ではあまり役立つ図ではないが、ブログで毎回アップさせているので政令指定都市を有する16都道府県の感染者数累計値の推移を図1でみてみる。

 ようやく東京の上昇が緩やかになり少し改善傾向、大阪、兵庫、千葉、埼玉、神奈川、愛知、福岡も水平の線形に近く改善傾向がみられる。東京も含め各都道府県全体にわたり改善傾向がみられるというのは初めての出現だ。だがまだ終息が見えているわけではないので、現在の特別警戒宣言自治体は5月31日まで解除されない可能性が高い。それ以外の自治体、図でいえば宮城、新潟、静岡、岡山、熊本は、5月半ばから宣言解除可能だということが図からわかる。

 日本の感染者数が他国と比較して桁違いにすくないとする指摘は、国会で野党から質疑されていた。それはもちろん検査数が少ないからだとする事なのだが、日本の人口(1.2億)1.5万人の感染者に対して、イタリア(人口6,000万人)で22万人の感染者を発生させているから確かにバラツキが大きく、その国会質問には一理ある。仮に検査から漏れていて2週間以内に発症すれば、それは感染者累計値に反映されるから、2週間経過して感染者数に低減が見られなければ漏れているとみてよいが、現在は低減傾向にある。従って日本の感染者数は、実数値に近いと判断している。おそらく島国とする立地が幸いしたと今日時点では判断しておく。

 振り返ると3月24日以降から、各都道府県とも感染者が一気に増加幅が大きくなっている。この要因は前述したように、3月14日にスペインが都市封鎖したのをはじめ、以後フランス、ドイツ、米国、英国と続いた時期である。数理モデルでは3月15日頃ヨーロッパに滞在し感染性の強いヨーロッパ系ウィルスに感染した日本への帰国者が、感染ルートとなっていることをつきとめている。従って潜伏期間をすぎる3月24日以降、日本全国に感染が拡大していったわけである。その頃の図の線形の急上昇は、そうした傾向をよく表している。当初私費で近隣ホテルでの2週間隔離をおこない、以後国は強制隔離に切り替えたが既に対応は遅かった。クルーズ船といいヨーロッパからの帰国者といい、検疫の対応が極めて遅すぎたのである。その結果日本国内に感染が広がってしまった。そこには前例のない事態に遭遇し、突然頭を切り換える能力が必要だが、役人には無理な能力なのだろう。

図1.政令指定都市を有する県別感染者数累計値の推移

 

4.政令指定都市を有する都道府県別1日あたりの退院数/入院数の現状について

 政令指定都市を有する都道府県別現在の1日あたりの退院数/入院数について、過去2週間の推移をみたのが表2である。緑字は値が1以上は、発生数より退院数が大きい。また青字の#DIV/0!はExcel固有の表記で、分母の入院患者発生数が0値であり退院数が大きいことを示している。赤字は欠損値なので無視。以上の集計を右欄に示し、これらの合計値を記入したのが安全日日数である。1週間前の値(5月7日ブログ)と比較すると安全日が増大し、感染拡大は改善されている。特に値の大きい宮城、新潟、静岡、岡山、熊本は、5月半ばで宣言解除とする傾向が読み取れる。また政令指定都市を要する都道府県以外では、茨城県を除けば、すべてが解除の方向に向かうと予測できる。特別警戒宣言都道府県では、京都は退院数8日と最多で発生数0値が登場してきたので、同様に5月半ばで宣言解除をされてもよい状態だが判断は国や自治体がするだろう。その他は5月末まで解除が続くということが、この表から読み取れる。

表2. 1日毎の退院数/発生者数(4月29日-5月11日)

 

5.その他

 12月から中国が感染発症以降、厚生労働省発表データを毎日Excelに取り込んでいた。もちろん単純集計や数理モデル、あるいは気候や湿度などの環境や都市のアイテムが異なる複数データ並べて多変量解析をおこない、環境側の感染発生要因をさぐろうと考えていたからだ。しかしこれは、後日でもできるだろうと考えている。それよりも、マスメディアのよくわからない情報に一喜一憂するぐらいなら、自分で情報を整理した方が理解しやすいからだ。

 それにデータサイエンスの力量を思い知らされた。今は精度がよくなり、論理設定が適切であれば、かなりの精度で予測できるようになってきた。まさにデータサイエンスで救われた思いがする。

 一般にウィルスは気温28°を越えると活動が不活発になってくる。このあたりの相関関係はあるだろうと思っている。ではなぜインドやアジア地域で発生するか。それは暑さ以上に三密空間だからだろう。であれば日本では、いまの3密回避の対策を続ける限り、すぐに第2波がやってくる可能性は少ない。もし第2波があるとすれば気温が下がる秋以降だろう。そのころまだワクチンがどの程度出回っているだろうか。

 

データ依拠:厚生労働省WEBサイト、新型コロナウィルス感染症の状況と厚生労働省の対応について

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00086.html

 

注1)ヨハン・キゼック著、山本太郎・門司和彦訳:感染症疫学、昭和堂、2017。ハーバード大学教養課程クラスの教科書であり、感染症の基本的事項について概説している入門書。

注2)横浜市立大学教授大学院データサイエンス科教授:佐藤彰洋、COVID-19情報共有 https://www.fttsus.jp/covinfo/research/

注3)COVID-19情報共有 https://www.fttsus.jp/covinfo/timeseries-discussion/

注4)COVID-19情報共有  https://www.fttsus.jp/covinfo/remarkable-comments/

注5)COVID-19情報共有 https://www.fttsus.jp/covinfo/numerical-simulation/

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NIKON FREWAK477. 小説:小樽の翠96. デスクワーク

2020年05月13日 | Sensual novel

 

 翠は日勤だから、アチキが起きた時には、既に出かけていた。

朝食後デスクワーク。何をしているかというと、小樽で沖縄の城の建築復元をしている。全く雪国とは無関係なところがアチキ流なのだけど、それでもアチキの中では繋がっている。それに会議は、Zoomだから出かける必要がないし意外に便利だ。

公立図書館にゆけば、沖縄の資料は1週間もあれば小樽に届くから、どこで仕事をしてもよい。そんな文献を取り寄せる仕組みは、インターネットができる前からおこなわれていた。

政府が10万円あげるからステイホームしていろという経験は、アチキの人生でも初めての事だ。ならばステイホームで翆と濃密なコミュニケーションとセックス三昧だ。アチキは、神様がタップリと時間を与えてくださったと解釈している。デスクの上には、Macが正面に鎮座し、沖縄の資料に混じって感染症の本がある。

さて、遅い昼飯はミレーか。

小樽にいるといつまで続くかわからないが、いまは平穏な時間が過ぎてゆく。

・・・

夕方、翆が帰ってきた。

いつものように神佛湯の家族風呂だ。

翆と石けんまみれの身体をこすり合っていると、やはり燃えてくる。

翆「う・し・ろ・か・ら」と翆が耳元でささやく。

翆が肘で身体支えながらお尻を上に突きあげた四つんばいになった。翆の身体にイチブツをいれてゆく。

手を回しておさねを撫でてゆくと、翆があえぎだした。

翆「うっ・・・、うっ、うっ、うっ・・・・」次第に腰が上下とも前後ともいえない動きに変わってゆく。

翆の骨盤を抱えてパンパンパンと腰を打ち付けると、翆の肘が崩れて頭で身体を支えている。

翆「あっ、いゃーーん、燃えちゃう・・・・」

後ろから入れている姿が浴室の鏡に写っている。

翆「あっあー、いやらしい、かっこうがいい・・・」

腰の動きが激しくなってくる。翆があえぎだし、膣が収縮をはじめた。

翆「はっ、はぁっ、はぁっ・・・・あっーーっ、」

翆が骨盤を後ろに力強く押しつけてきた。それにもめげず押し続けると、2つの腰がピタリと張り付いたようにうごめいている。

翆「いっちゃいそう・・・いって・・いって・・・」

膣の収縮が激しくなりイチブツが吸い込まれそうになるころ、翆の子宮口に向けて射精した。

翆「あっ、あっ、ああああああーーーーーーー」

翆が体全体を痙攣させて精子を吸い込んでゆく。

膣が大きく呼吸をしているように収縮を繰り返している。

・・・

翆「いっちゃった、後ろって感じるんだよね・・・」そういって涙目で苦笑いしていた。

そのまま翆を抱えて湯船でつかって暖まっていた。

そろそろ1時間が経つかな。

・・・

外へでると満点とはゆかないが、星空の小樽の夜だった。

 

小樽市花園

NIKON Df、AF-S NIKKOR28-300mm3.5-5.6G

1)ISO400、焦点距離52mm、露出補正0、f/11、1/640

2)ISO400、焦点距離28mm、露出補正0、f/11、1/640

3)3DCG

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NIKON FREAK476. 小説:小樽の翆95. スマホで・・・

2020年05月12日 | Sensual novel

 

 さて今日は翆が夜勤だ。

 普段はZoomを使って複数の人間達とテレワークで会議をしているのだが、それでも時には仕事場へゆかなければならないことがある。もちろん事務的な仕事もあるが、テレワークのための資料をかき集めなければならない。だからまだ翆が帰る前に、小樽をたった。

 よかった空港はいつものように始動している。セントレア行き1便で名古屋に向かう。感染地に向かうのも憂鬱だが、研究者の仕事は全てがデータ化されているわけではない。古い資料などは紙媒体だから、それがないと仕事も先に進まないことがある。どうせ講義はないのだから、徹夜で資料作成しようか。

・・・

 翌朝、研究室のソファで寝っ転がりながら頭を休めていると、翆から「さみしいよぉー!」とスマホのFace timeに電話がかかってきた。翆の顔が映っている。

だよね、今日は帰るから・・もう一寸のガマンね。

翆「あのねぇー、生理が終わったら乳首がはっていて、寝られないの・・・」

じゃあみせてごらんといって、翆の乳首のアップがスマホにうつる。じゃあ撫でてみようか・・・

翆「うっ!、感じる・・」

もう少しなでてみようか・・・

翆「うっ、うっ、感じるよ」

じゃ、股間に指を伸ばしてみよう。

翆のあえぐ表情が映し出されている・・・

翆「少し濡れているよ・・」

スマホで映してよ・・・なんかグロテスクだな・・・、もっと濡れているところをアップでぇーー・・・。

撫でてみようか・・・

翆「あっ、あっあーーーっ、気持ちいい!」

指を膣に入れてみようか・・・

翆「あっ、あっ、登ってゆく」

翆のあえぐ表情がスマホの画面に映されている。

そのまま、おさねを撫でてみようか・・・やさしく、やさしく・・・

翆「あっ、あっ、はぁーーっ、・・・」

もっと激しく動かして・・・

翆「あっ、あっ、あっ、ああああああーーーー、いっちゃいそう・・・」

翆の身体の動きに合わせてスマホの画面が揺れている。

いっていいよ・・・

翆「うっーー、うっーーー、うっーーー、」

身体が激しく動いている気配が伝わる、突然画面が部屋の風景になり、スマホを放り投げたな・・・・

翆「はっ、はっ、はっ、はっ、うっ、ああああああああああーーーーーーー」そんな声が遠くから聞こえる。

肝心なところがみられへん・・・

・・・

スマホを握り治して・・・ハア、ハア、ハアと息づかいが荒い。

翆「・・・聞こえている?」

いっちゃったかな?

翆「うん、いっちゃった(笑)、ありがう!・・・さて寝よっと」

うん・・・!!

翆「早く帰っておいで、チュッ!」

スマホの画面でキスしあっているが、そんなものに意味付けを感じるほどアチキはアホではない。当然感動なし!

・・・

なんだよ、翆だけがいっちまったぜ。スマホセックスじゃあじけない。たまりきったアチキは、どうすんだよぉーー。不完全燃焼のまま、早々に仕事を片付けで夕方の北海道便に乗った。

・・・

小樽の木賃アパートに戻ると、翆がキスしたまま、しっかりと抱きついてアチキの身体にしがみついている。

そのまま翆を抱えて、座敷で激しくセックスをして燃えつきてしまった。

一人っ子の翆は寂しがり屋なんだ。

小樽の夜も、寒いぜ・・・。

 

新千歳空港

NIKON Df、AF-S NIKKOR28-300mm3.5-5.6G

1)ISO400、焦点距離300mm、露出補正0、f/6.3、1/3200

2)ISO320、焦点距離90mm、露出補正-0.67、f/6.3、1/4000

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NIKON FREAK475. 小説:小樽の翆94. 枕暮らし

2020年05月11日 | Sensual novel

 

眼が覚めると、とうにお昼は過ぎただろう。

翆と枕話をしていた。

翆「アチキは、旅したいと思わない?」

この時期に旅なんてとても、とても、とても・・・・、小樽で十分ですぅー。翆は?。

翆「アチキがいれば、十分だよ」

今旅するとウィルスの運び屋になっちゃうよ。

例えば、日本に仕事で派遣されているメアリーがいた。そこへおおっ!、メアリー寂しかったぜとホブがアメリカから旅してきた。久しぶりの再開だから、激しいセックスを何回もやっちまった。そしてボブは、スカッとした!、といってアメリカへ帰っていった。ウィルスという置き土産をメアリーの身体にたっぷり残して。メアリーは2週間たっても感染の症状はでなかった。そのかわり通勤途上の電車や、親しい日本の友人達に、タップリとアメリカ仕込みのウィルスで感染させてしまった。そうして日本にウィルスが蔓延するきっかけをつくっていった。そうボブは、ウィルスの運び屋だったわけであり、これをプライマリー・ケース(第一次症例)というのでは・・・。

そんなお話になっちゃうよ(笑)。

だってこのアップダウンにとんだ小樽の街は、住み心地がいいじゃん。ここは都心の近くだから歩いて行けるところばかりだし、図書館にゆけば、全国の図書館から資料を取り寄せてくれるライブラリアンがおり、仕事に疲れたら魚や刺身が美味しいし、ゆきつけの喫茶店は多く、家族風呂もあり、翆の木賃アパートは静かだからタップリ仕事ができて、そして毎日翆とたっぷりセックスができるなんて、神が与えてくれたとしか思えない素晴らしい休日が一ヶ月は続く。ただし看護師や医者は忙しいのだけど、専門外のアチキは、お手伝いできる知識もなく・・・。そんなわけで、今忙しいのは翆だけなんた。

そんな話をしていたら、翆が足を絡めてきて股間をすり寄せてきた。

翆「今日は休みですぅー、1日こうしてスリスリしていられたら幸せ・・・」

うーーん、乳首は少し硬い、翆のスウットの下に手をいれてショーツの隙間に指を潜らせ股間をなでている。少しずつ濡れてきて、潤んできて、柔らかくなってくる。そんな翆との枕話というのが、幸せな感じもする。

スマホにベーヤンからメールがきている。ほかしておこう。

人間がやること・・・job、sex、cooking、だけ。そのために心置きなく暮らせる相方が1人いればよいわけだ。それをベーヤンみたいに次から次へと女をとっかえひっかえたど、その3要素すらない。あいつは不倫だから欲望が余りきっているのだろう。多分家庭では満たされていないのだろう。それでベーヤンは、かりそめの恋に奔走しているんだな。

翆「アチキ・・・随分濡れてきた、しようよ・・・」

ホントだ、機械的に指を動かしていたら、翆はできあがっちまった。だからスウットをずり降ろして翆の白い大臀筋をだして、腰を抱き寄せた。女のでっこみひっこみがある骨盤の感触がいい。指は、後ろから翆のお尻の割れ目にそってアナルをこすり膣に至る。翆のボディが少し赤みがかってきた・・・。翆の身体が抱きついてきた。もちろん翆と激しく燃えて、燃えて、燃え尽きてしまった。

・・・・

一日中、翆と枕を並べてピロトークで暮らしている。枕暮らしか・・・。

そんな枕暮らしをしていたら小樽の街は夜になっていた。

小樽の感染は13人の陽性者と11人の入院患者で留まっている。また房チャンの店に行けるかなぁー・・・。

 

小樽市花園

NIKON Df、AF-S NIKKOR28-300mm3.5-5.6G

1)ISO400、焦点距離34mm、露出補正+0.33、f/11、1/500

2)ISO400、焦点距離122mm、露出補正+0.67、f/11、1/160

3)ISO400、焦点距離135mm、露出補正0、f/6.3、1/500

4)ISO400、焦点距離160mm、露出補正0、f/6.3、1/500

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ZEISSの空気85. 小説:小樽の翆93. ノミのカップル

2020年05月10日 | Sensual novel

 

 夜の帳のなか、翆は夜勤で出勤してゆく。

ナースの夜勤の相手はいつも違う。今日のお相手は夏月さん。夏月さんは病院のなかでも一番背が高い。それに合わせて大柄なキャラクターだから、万事やることが豪快だ。この病院の看護師は、そんな大柄なのが多い。

休息時間に・・・

翆「夏月さんの彼氏ってどんな人?」

夏月「うちの、彼氏、技術屋・・・、うっ、ふっ、ふっ、なんか恥ずかしいな」、そういって大きな身体が小さくなって照れている。

翆「あら、そんなこというと、余計に聞きたくなるじゃん」

夏月「まあ、なんか可愛いって感じの・・・」

翆「イケメンなの?」

夏月「そこまでいかないかなぁー、まあ繊細というか、特にアレがね(笑)」

翆「それって、陰茎が小さいこと?」

夏月「まあ、伸びればそこそこあるけど、でも普段は赤ちゃんのおちんちんみたいに小さくて可愛いの

翆「大柄な夏月さんに赤ちゃんのようなおちんちんなの!?」

翆「彼氏の身長は?」

夏月「えっと、150センチ位」

翆「目が点になりそう、・・・夏月さんが180cm以上あるから、ノミのカップル?」

夏月「バレちゃった、でっ、彼氏はもいつも数式の計算に夢中なの。それで私がしたくなったら後ろから抱きかかえてカバッとデスクから引っぱがすわけ。『あっ、よせ、今計算中・・・』なんてわめくけど、こっちは知るか!、だよ。それで抱きかかえながらパンツを下ろして、内ももを撫でると睾丸が動くのよね。挙睾筋反射というやつ。そうすると彼も観念して勃起しだすの。つまり彼の仕事の邪魔をいつもしているわけ(笑)。それでベッドにゆくでしょ。でっ私が燃えて痙攣するじゃない。そしたら彼を振り落としたこともあるわけ(笑)、だからねぇー、赤ちゃんのように可愛いんだ・・・」

翆「夏月はレスリングしているから、力あるもんねぇー」

夏月「あら、ナースコールだ」・・・

・・・

朝、翆が帰ってきた。ブリの煮物に、納豆に、味噌汁に、暖かいご飯。夏月さんの話を聞きながら、もちろん激しいセックスをして熟睡してしまった。

外は明るい・・・。

 

小樽市天狗山

SONYα6600、SEL3.5-5.6/18-135mm

1)ISO640,焦点距離135mm,露出補正-0.3,f/9,1/20

2)ISO6400,焦点距離24mm,露出補正0,f/5.6,1/8

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NIKON FREAK474.  小説:小樽の翆92. 二度寝

2020年05月09日 | Sensual novel

 

 翆は夕方からの準夜勤だから、まったりした時が流れている。

 寒気団がきているので気温は低い。だが雪を見る機会が少なくなった。つい一ヶ月程前の画像をパソコンでみていると雪の街だ。それだけ雪の景を懐かしむ。冷たい空気を鼻で感じていた身体の記憶が重なる。

 朝の気温3°は、やはり寒いから、翆の身体の体温を感じながら暖まった布団で二度寝だと思ったら翆が起きている。翆の身体を抱き寄せて背中から大臀筋を撫でている。

翆「おとこの人って女の体だ好きだよねぇー」

形の持つ心地よさがあるんだろう。翆って病院でセクハラされないの?

翆「そんなの毎日だよ。病棟の患者さん、おじいちゃんね。抱き起こすといつもおっぱい触ってもんでくるの。だから『おじいちゃ、そこおっぱいだから、おじいちゃんがさわるのはこのベッドのバーよ』そういって抱き起こすの。すると隣の患者さんから『おじいちゃん、またセクハラしてんのぉー』と冷やかされたりするわけ・・・・でも、それがおじいちゃんの日課なんだよね、とか・・・」

おじいちゃんの元気印か・・・

「患者さんも医者も、みんなセクハラ族ですぅー。そんのなばかりだから、一々怒ってられないよ。あのねえ看護着のメーカーやサイズを微妙に変えると色っぽく見えなくなるの。でもなかには、色っぽく見せたいナースもいて、人、それぞれですぅー、でもアチキが撫でてくれると感じて股間がうずくですぅー(笑)」

翆の股間に手をやると割れ目が開いきて、もう形があるとは思われないほど柔らかくなり濡れてきている。そんな濡れきった膣汁のなかでオサネをみつけた。なでていると少しずつ固くなってくる。指をなで回すと、翆が、あえいで、腰を上下に動かしはじめた。毎日燃えるんだ・・・。

翆「あのねぇー、女の人は何回も行くと思うの、でも頻繁にこすられると痛くなるの。だから間をあけるの、でも優しく撫でてくれたらいつでもゆけるわ・・・」

死ぬまで、毎日、いや毎時間か・・・男はつらいよだ。

翆「まいにちしたいですぅー」

そういって、翆は次第に上り詰めて、身体を痙攣させて、果てて、二度寝してしまった。

女の性欲は、灰になるまで女・・・・か。

小樽市の感染者 陽性18人、現在患者数11人。

 

小樽市稲穂

NIKON Df、AF-S NIKKOR28-300mm3.5-5.6G

1)ISO400、焦点距離105mm、露出補正0、f/11、1/250

2)ISO400、焦点距離28mm、露出補正0、f/5.6、1/80

3)ISO400、焦点距離135mm、露出補正+0.67、f/5.6、1/500

4)ISO400、焦点距離135mm、露出補正+0.67、f/5.6、1/125

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NIKON FREAK473. 小説:小樽の翆91. た・ち・ぐ・い・マック

2020年05月08日 | Sensual novel

 

 翆は今日も日勤の続き。

こちらは夜中の空気を吸うことも、朝の冷たい風景をみることもなく、退屈な昼の1日がはじまる。ならば昼飯はナンタルのマックだな。鉄道で1駅のチッコウへゆく。

マックの定員「テイクアウトのみです」

えっ、そんな事態になっちゃったの?

13の特定警戒都府県はテイクアウトのみとある。東京はもちろん北海道も愛知も京都もはいっている。マックで目の前に座るギャル達の裸形をイメージしながら、日々デッサンの訓練をする時間をたのしみにしていたのに、もうそれも適わない。テイクアウトのマックを抱え、小樽築港の街をみながら、た・ち・ぐ・い・マック。アチキが小樽三昧をしている間に、ついに我が国は新型肺炎の汚染列島になっちまった。

・・・

夜翆が戻ってきて、そんな話をすると、じゃ、明日は準夜勤だから、房チャンの店にゆこうよ。多分やってるしお客もいないから。

・・・

房チャンが鼻を泳がせて「あら翆!、スカートでくるなんて珍しいじゃん、ハッはぁーーん、オスとメスの臭いが漂うねぇーー」

翆「わかるぅーー、」

房チャン「もちろん、仲がいいんだね(笑)」

・・・・・・・

・・・・・・・

・・・・・・・

実は、房チャンの店に行く前に氷川神社によっていったんだ。

夜だから誰もこない。

そこで社殿の裏の壁によりかかって、翆のスカートをまくし上げて、ショーツを脱がせて、翆の骨盤を抱えて持ち上げ、両足がアチキの腰に巻き付いてくる。

翆「うふふ!、こんなところで青姦だねい・・」

抱えた翆の腰をわずかに動かしながら膣にイチブツをこすりつけていたら次第に濡れてきた。それで翆の骨盤を抱えて膣に挿入した。翆を抱えながら少し腰をふってみた。あんたがたどこさ肥後さ肥後熊本さ・・・・といいつつ。

翆「うっ、うっーーーー、ハアハア・・・気持ちいい・・・」

翆がアチキの肩にしっかりしがみついて、腰をゆすりはじめた。

翆「うっ、うっ、うっ、・・・・・・」

次第に顔が赤くなってきた。どう、いきそう・・・・

翆「ハアハア・・・・あっあああーー」

激しく腰を揺すったら・・

翆「あっ、あっ、あっ、あっあああああーー」

肩にしがみついた翆の身体が腰を起点にして、上下に激しく動き出している・・・・切っ先を子宮口に押し当てながら、射精すると・・・

翆「あっ、あっ、くる!、くる!、あっ、ああああああああああああああああーーーー」

翆の身体が震え、大きな悲鳴が小樽港の空に響き渡っていった。

 

小樽市小樽築港

NIKON Df、AF-S NIKKOR28-300mm3.5-5.6G

1)ISO400、焦点距離300mm、露出補正-0.33、f/11、1/1250

2)ISO400、焦点距離300mm、露出補正0、f/11、1/800

3)ISO400、焦点距離250mm、露出補正-0.33、f/11、1/400

4)ISO400、焦点距離300mm、露出補正-0.33、f/11、1/1000

5)ISO400、焦点距離300mm、露出補正-0.33、f/11、1/1000

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番外編433. 新型肺炎感染者数の推移について その8.

2020年05月07日 | analysis

 

 前回のブログ(5月2日)で、感染が納まらない原因を私なりにあきらかにしたので、この問題は2年後ぐらいの終息を目指すほかなすすべがないし、これ以上ブログで書く話題もないが、感染拡大の過程で私が感じた違和感や幾つかの知見をまとめつつ、国内感染状況を付した。

 私の結論は前回のブログ(5月2日)であきらかにしたように、新型コロナウィルスは潜伏期感染をしている可能性があること。現在の検査・隔離は、発症期からの対応である。だから潜伏期からの感染が漏れ広がっているのではないか。そのことを韓国の事例があきらかにした。つまり韓国のシステムは、潜伏期感染に呼応しつつ発症期の感染をも抑えつつ感染初期を制した。だから今日から学校も再開し普段の日常生活に戻っている。今後に多くの示唆を与えてくれる。

 振り返れば昨年末私は、FaceBookで中国武漢の市場から新型ウィルスによる感染者7名が発生したとする記事を読んだ。その後武漢市内に感染が拡散し、着々とウィルス感染は速いスピードで世界中に広がっていった。そのとき潜伏期感染とする中国からの情報がWEBサイトにアップされていたし、そうした認識が私の頭にあった。

 

1)潜伏期感染ではないのか?

 感染が拡大してくると、政府が帰国者センターを設け、 発症後37.5°以上の熱が4日間続いたら連絡をとりPCR検査を受けよとする施策を聞いたとき第1の違和感を感じた。あらっ!、潜伏期感染ではなく発症期感染なのかい?。さらには検査まで4日以上待たされる、もっと悪いことに発症者は自宅待機という大変危険なことを発令した。そんな国の制度や社会が、私の潜伏期感染とする認識とは、真逆の方向へ動き出した。

 

2)拠点は分散してこそ意味があるのではないか?

 第2の違和感は、帰国者センターのように情報拠点を1本化したことである。インターネット社会では、情報拠点が分散されているからこそ大量のデータを同時並行処理ができ、こちらの方が結果として早く、情報共有はインターネットで密に結ばれているから、1つに拠点化する意味を失っているのが現在の一般認識だ。拠点を1つに集約すると、例えば大量の人々の問い合わせが同時期に集中し、電話がつながらないという事態を引き起こすなど、拠点が機能不全に陥ってしまう。その間にも感染者、発症者は感染をひろげつつあるわけだから、急ぐときに拠点化する意味は全くない。

 

3)当初検査体制はあまりにも貧弱だった。

 第3の違和感は、当初PCR検査は国立感染症研究所でのみ検査ができ、検査可能な数量は大変少なかったと記憶している。横浜港クルーズ船のように結果が出るまで2〜4日位の日数がかかったのである。検査は急ぐべきなのに、随分と時間がかかるなと思われた。

 

4)診療所こそが最大の防衛線だったのではないか? 

第4の違和感は、私達の身近な医者の大元である日本医師会が感染の講習も設備もなく及び腰であったことだ。つまり感染に対する研修も受けておらず設備もないというお粗末さだった。実はこうした町の診療所が感染防止の多数の拠点になり得るのではないか。

 

5)布製マスクに効果があるのか?

 第5の違和感は、政府が布製マスクを全国民に配布したことだ(私の手元には届いていない)。ウィルスが相手ならば、粒子の小さな布製マスクは体内侵入をゆるしてしまうだろう。それ以外のマスク、例えば防塵用マスクも塵の粒子がウィルスより大きいので効果はない。つまりサージカルマスクでなければ対ウィルス効果はないというのが私の認識だ。というのも感染発症者が普段からマスクを着用していたとする記述を自治体の感染者情報のサイトでよくみかけたからだ。多分抗ウィルスマスクではなかったのだろう。

 

じゃあどうすればよかったのか。

 

1)診療所こそが検査の拠点

 先ず最初に政府がやることは、日本医師会と連携し、かかりつけ医の感染症研修と診療所設備の模様替えであり、そのための費用を補助することだ。次いで検査期間の短い検査キットを全国の医師達に配布することだった。その準備に2週間程度の時間がかかろうとも、その時点ではまだ感染者数は韓国以下の値だったのである(値が逆転するのは4月20日)。急げば十分実現できた。そうした検査態勢を整え、かかりつけ医のもとで、感染の疑いのある人間を次々と検査して抽出してゆけばよい。厚生労働省の医療施設動態調査(2018年)では、全国の診療所数101,505件(歯科を除く)と記載されている。この10万件の診療所が同時に検査にあたれば、1診療所で5件/日と想定しても、50万件/日のPCR検査が実施できたのである。それは現在の検査能力をはるかにしのぐことになる。診療所こそが感染期からの対応拠点なのだ。

 実際韓国では、診療所で500人/日の感染者を毎日発掘していったのである。感染の疑いを申しでれば有料で検査すればよいだけの話である。これを日本が2月末迄頃から実施していれば、韓国より早い時期に感染の終息をみたことはデータから理解できるし、十分時間があったわけである。日本は事前の準備がなく、大いに出遅れたのだ。

 

2)政府・自治体は文科系の方法ではなく数理モデルで予測し対応する

 現象が起きてから問題点をみつけ、それから協議して対策をこうずる過程を順々にふんでゆく文科系の方法は時間がかかりすぎ、速度感ある対応が不可欠な感染症対策では何の役にも立たない。やはり近未来の現象を数理モデルで予測し、準備する時間を算出し行動すべきだ。今はそんな文科系国家のおかげて全てが後手に回っていたので、ようやく数理モデルで緊急事態宣言を出す頃には、最後の手段という性格が濃厚だった。

 いくら医療従事者達にエールを贈ろうと、防護服は洗濯して使い回しで、N95もないという医療現場は、既に相当疲弊しているにもかかわらず、それでも頑張れというのは、武器はないが竹槍で頑張れと、いうのと一緒であり、第二次世界大戦中の町にあふれた標語(欲しがりません勝つまでは)のようでもあり、背筋が寒くなる思いがする。

 

3)抗ウィルスマスクは効果があるだろうけど・・・

 第5の違和感のマスクによるウィルス防御だが、鳥取県のモチガセが製造販売しているバリエールのマスクが有効。バリエールには医療従事者が着用するN95があるが、これは呼吸がしにくいので私達が日常使うのには難がある。そこで同社から少しグレードは落ちるが抗ウィルス用バリエールというサージカルマスクが発売されている。政府が国民全員に配布するなら、これでしよう。

 だが効果があることはわかるが、町のなかでは、通常のマスクすら手に入らない現象が起きている。家電メーカーが量産しているにもかかわらず、絶対量が足りないのか、買いしめているのか、手に入らない原因は不明である。そんな面倒な社会ならば、こちらは手作りでいいんじゃない!、という意見に1票いれる。祗園でもご贔屓筋に配布する手ぬぐいでマスクを手作りしている。既製品マスク離れである。実にお寒い流通機構だ。そのうち余って大量に出てくるのだろうけど、そのときは国民の意識が変化しているのだから遅いぜ。

 

4)重大局面で政府・官僚機構がいつも後手になるのは歴史の必然

 振り返れば、福島原発の事故でも、全てが後手に回り遅れに遅れ甚大な被害をだした。阪神大震災では、大災害を官邸が認識したのは12時間後であった。第二次世界大戦では米国に送った宣戦布告の翻訳が遅れ、真珠湾攻撃後にそれが米国に伝わったのである。大きな出来事が起きれば、常に遅れに遅れて予想外の結果となったのが日本政府や官僚達の歴史なのである。重要な場面で何故日本政府や官僚機構は、遅れるのか、それをいつも繰り返すのか、それは日本政府と官僚達の悪しき伝統的気質とさえ思われる。だからトップが交代しても何も変わらない。

 

1.政令指定都市を有する県別感染者数の推移

 図1で感染者数累計値の推移をみれば、前回と大きな傾向の相違はみられない。つまり感染が蔓延している構造に変化はないが各自治体によって少しバラツキがみられる。さらに今後に期待できるのは、ウィルスは気温28°以上で活動が低減する。だから7月〜9月が唯一の外出期間なのか。それが終わればワクチンが国民に浸透するまでは、再び感染蔓延状況下に戻るのだろうか。

 図1は、16の都道府県の感染者数累積値の推移をみたが、二桁代が北海道、東京、神奈川、大阪であり、今後も緊急事態宣言が継続される自治体だろう。

 それにしても東京の感染拡大が収まらない。朝日新聞5月6日朝刊でみると、感染者数累積値が最大値順に、世田谷区415人、新宿区336人、港区289人、杉並区215人、大田区197人と続く。都心の千代田区は31人と低い。風俗街がある新宿区が多いのはわかるが、住宅の多い世田谷区が何故最大値なのか。地元情報を聞くと、広域商店街は他所から来たビジターも含め人出があるようだ。戸越銀座、三軒茶屋、玉川、神楽坂・・・。つまり広域商店街には、品揃えが充実した広域集客食品スーパーがある。そうなると広域商店街等が今の感染源になっている可能性も考えられるのだが、はたして実態はどうなのだろうか。さらには新宿区のメディカルセンターで30人の院内感染発生したとする情報もある。難儀な東京である。

 他方で1週間前から0値または低値推移が続くのが、宮城、新潟、静岡、岡山、熊本であり、緊急事態宣言を解除してもよい自治体である。実際には、基本再生数が1以下であれば宣言解除になるだろう。その他の自治体は、今後2週間以上新規患者数が低値で推移し、基本再生産数が1以下になれば、これらも宣言対象外になってくる可能性はあるのだろう。それが愛知、京都、広島である。その他はこれまでの実績からするとしばらくは宣言下が予想される。もちろん実際には、専門家達がそのあたりを数理モデルで試算し判断するでしょう。その感染症流行の抑止条件は・・・

(1-p)R0<1→p<1-1/R0  R0:基本再生産数、p:予防接種率

予防接種率は0だが、抗体のある人間の数をpとして算入するのか・・、だがそんな情報があるのか。だからexcelで組むのは放置したままになっている。

 

2.退院数と発生数の比

 16都道府県別に直近2週間の、1日退院数と1日発生数を比較してみた。値が1以上であれば退院数≧発生数であり緑で示した。また#DIV/0!は、分母の発生数が0値のためのexcel固有表記であり、これも退院数>発生数の関係をみたしている。そこでこの2つを合算した値を安全日と称し合計値を右欄に示した。また1未満であれば退院数<発生数となり黒字で示し非安全日の自治体である。尚赤字は元データの欠損値である。

 合計値をみると安全日2日以下と5日以上とに二分されている。安全日2日以下は、北海道、埼玉、千葉、東京、神奈川、愛知、大阪、兵庫が該当し、それ以外は安全日5日以上である。

 さらに直近2週間の1/2の7日以上安全日がある自治体は、宮城、新潟、京都、広島、岡山、熊本の6自治体である。14日頃に政府の緊急事態宣言の見直しがあるので、このような推移を続けてゆけば宣言解除の自治体となる。東京などとともに特別宣言指定をうけている京都は、14日時で制限を解除される可能性があるのではなかろうか。

 

3.その他

 最近ニュース報道をみたら武漢型ウィルスから今はヨーロッパ型ウィルスが蔓延しているとする報道を聞いた。はてそんなタイプ分けをするほどウイルスの特性がわかってきたのだろうか。もちろんそれらの型の定義は報道されていないから、メディアの報道は、そんな風説ばかりだ。だから公開された情報を自分で集計し考察し、幸いにも結論をえた。そしてこの程度の単純構造(都市計画の立場からみればだが)だと、今後新しい構造なり知見が生まれるとは考えられない。

 だから8回続けた新型コロナウィルスに関する記述も、これ以上私が語る必要がないので終わりとする。しばらくは、荒唐無稽な官能小説の執筆で、ステイ・ホームしていようと思う。

 

バリエール抗ウイルスマスク 左側が医療関係者の使用しているN95、私は通常右側を使用している。

 

京都市清水寺

SONYα6600、SEL3.5-5.6/18-135mm

ISO640,焦点距離78mm,露出補正-0.7,f/5.6,1/125

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NIKON FREAK472. 小説:小樽の翆90. 空の初節句

2020年05月06日 | Sensual novel

 

 マサヒロ君が、またお寿司をもってやってきた。お寿司宅配便かい!

マサヒロ「ママ、いる!?」

こんな時期に看護師が家にいるわけないじゃん・・・。

マサヒロ「だって、今日はうちの空の初節句ですよぉー、人寄せはできないから、もってけってお爺ちゃん達にいわれて、これ写真!」

なんだぁー、女の子だったとおもったら、男の子でしたか。「空」?、くう?

マサヒロ「そら、と呼びますぅ」

おっ、ちゃんとお人形さんが飾ってあるじゃん。なんかアート的な五月人形だね。

マサヒロ「だってお爺ちゃん達がつくったですから。春の展覧会は中止、学校は休校、外に出られない、だから時間をもてあましていたから・・・」

へーーえっ市販品より格好いいじゃん。アーティストは時間をもてあましても、やることが沢山あるよなぁー。マサヒロ君も暇?

マサヒロ「もう、めちゃ忙しいです。まだ小樽の感染は小さいので会社で仕事はできるけど、こんな時期だからWEBの仕事が次々とくるんです・・・」

今忙しいのは、WEBデザイナーと医者と看護師と流通業者に宅配便だってか・・・、そうか、それでレストランなどがお弁当をつくって宅配に切り替えるところが多いから広告つくらなきゃで、WEBデザイナーもひっぱりだこなんだ。

マサヒロ「そおっす・・・、お弁当の写真を撮りにいった帰りにiPadでWEB画面をつくって会社に帰る頃にアップさせると、また会社で次の仕事というわけ。そのうちテレワークになると育児と仕事の掛け持ちでぅーー」

そういいのこして、マサヒロ君は帰っていった。

・・・・・

翆が日勤から帰ってきた。

くうの写真を見せると、きゃー可愛いと、叫んでいる。

翆「マサヒロの子供の時とよく似ているじゃん」

当たり前だろ孫なんだから・・・。

翆「うちも、つくっちゃう?。畑が古いから女の子だな!!、どうせお爺ちゃん達に育ててもらえるし(笑)」

簡単にいうねぅー。翆の実家は、お爺ちゃん達がいるから子育てが楽な環境なんだ。それに翆が一人っ子というのもあって孫が増えたみたいで嬉しいのだろう。やはり家族は多いほどいいなぁ。先日のツカモッチャン先生7人ファミリーの顔を思い出していた。

翆「あっ!、だめだ、この時期看護師は超忙しいから、新型肺炎が納まってからだな・・・」

ソロソロ備えはじめたのかな・・・

翆「患者が増えたら1フロアを感染症用にあけようと検討しているんだ。そうなると既に入院している患者さん達に夜間外出するなと指示するんだけど、これが、でるんだよねぇー、よなよな外を徘徊するのが、だからどうしようかと対策検討中ですぅー」

空は五月晴れ・・・そうかそれでジュニアの名前を「そら」としたのか・・・・、だが社会の戦況は慌ただしい最中だ。せめてこちらは10万円給付を握りしめて休息日でありたいと、セコいことを考えている。

小樽市の感染者、陽性15人、入院9人、陰性6人。

 

小樽市花園

NIKON Df、AF-S NIKKOR28-300mm3.5-5.6G

ISO450、焦点距離105mm、露出補正+0.33、f/5.3、1/4000

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NIKON FREAK471. 小説:小樽の翆89. 休息日

2020年05月05日 | Sensual novel

 

翆「うわーつ、まだ寒いよぉーー!、アチキの体温で暖めてぇー」

そういって着替えていた翆が裸で布団に入ってきた。

翆「今朝は元気かなぁー・・」

翆が、アチキの萎んだイチブツに手を伸ばし・・・

翆「やっぱり、夕べ頑張ったから萎えているよね(笑)」

そりゃ毎晩翆に抜かれていては、たつ暇もないですぅー。

翆「たててみよう・・、すっかり抜いたって感じだから、無理かぁー」

そういって、こちらは翆の少し膨らんだ恥骨回りを撫でながら、陰毛の下にある大陰唇や小陰唇をなでて形の面白さを愛でている。性欲がないと不思議な形だと思う。翆って、陰毛のお手入れはするの?。

翆「若いときに永久脱毛で形を整えるの。大体の女の子はしていると思う。そうしないと股間はお尻の方まで陰毛がびっしりということもあるからね。そんな毛深いのって男の人は嫌いでしょう・・・」

剃りすぎはないのかねぇー?

翆「あるよ、全部剃ってから、しばらくすると、あーっ少し毛が欲しいと思う女の子もいるよ、それもなんとかなるんだけどね」

翆が全部剃ったら記念写真撮ろうよ!

翆「バカだねぇーアチキは。あのねぇ、男性の患者さんのベッドのカーテンを開けるときって看護師は緊張するのよ。だってシコッてるかもしれないじゃん。一寸隙間からのぞいてシコッてないとわかってからカーテンをあけるの」

看護師が来そうなときにシコらないと思うけど。

翆「そうお、晃子さんなんか、いきなりガラッとあけて、おはよう!、だもん。あら、朝からシコッてるじゃん、元気そうね、ついでに体温測っていてね、でおわりよ」

それって看護記録に、シコッているから元気と書くんじゃないの(笑)。

そういって力なく翆の股間を撫でていると少し潤ってくる。どうして女って、いつも簡単に興奮できるんだろう。男には、チャージする時間がいるというのに。

・・・

今日はお休みだから、散歩に行こうよ。

そういって、小樽築港で冬の終わりの海を眺めていた。もちろん今はこんなところに瀟洒な喫茶店などなく、フードコートしかないが。

ヨットやサイロをみながら・・・、女って一人いればいいんだよ。多ければいつもチャージしなきゃならないから股間が疲れるだけじゃん。一緒に住んで生活を共にして、一人の女を一生丹念にかわいがってあげる、それだけで気心も知れるし、一番楽だし、十分幸せじゃない。たっぷり可愛がれば、ジグソウパズルの不揃いなチップがやがて雄と雌になってピタリと1つに重なる。それが恋人や夫婦だろう。それで余力があったら2番目をつくるか・・・、それは一晩限りにしたいね。

そんなことを、思い出すのも、以前ここのホテルで会食した札幌の歩く下半身、ベーヤンのことを思い出していたからだ。あいつはそこがわかっていない。今日も後ろのホテルでキャリアウーマンと一夜限りのラブラブで泊まっていたかもしれない。

すこしだるい平日の午後の時がすぎてゆく。

翆「街の方へご飯たべにゆこうよ!」

ゆ・き・ま・す・か・・・。そういって翆の大臀筋の狭間を指でなでて身体を抱き寄せて口づけしていた。

おっと、人が来る・・・

今日は、翆の仕事もお休みだし、セックスも休息日にするか、・・・それだけは無理でしょう。

 

小樽築港

NIKON Df、AF-S NIKKOR28-300mm3.5-5.6G

1)ISO400、焦点距離300mm、露出補正-0.67、f/9、1/3200

2)ISO320、焦点距離300mm、露出補正-0.67、f/9、1/3200

3)ISO320、焦点距離100mm、露出補正-0.33、f/7.1、1/4000

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NIKON FREAK470. 小説:小樽の翆88. イレギュラーな事

2020年05月04日 | Sensual novel

 

 翆は日勤の日だ。

 外へ出るなという戒厳令みたいなものが発令された。看護師の翆だけが静かな戦場へ出かけている。戦場の様子はうかがい知ることもできないが、まだ小樽は局地戦のようだ。

 そうはいっても、1つの原稿に集中していると気がついたら一ヶ月経った、というぐらいに時間の感覚がないこともある。だが私の小樽暮らしでは、すこし事情が違うのだ。生活の節目がある。その節目が翆とのセックスだろう。そこを基準にすべてのライフスタイルが組み立てられている。それに夜勤がある翆の不規則な生活が素晴らしい。それによって夜中に遊びに出かけたり、朝のセックスをしたりと、変化がある。

 そんな変化のなかで翆の日勤の日が続くと、その辺の棒給生活者と同じで、生活時間帯も同じだから感染リスクが高く、そして一番退屈なのだ。さて今晩は、どうしようか。

・・・

 夕方翆が鉄道の時刻表のように正確に生協の袋を持って帰ってきた。

・・・

 食後、翆が手を伸ばしてアチキのイチブツを握っている。実をいうと最愛の女から誘われるというのが、男にとっては快感なのだ。だから綺麗な大臀筋がついている骨盤を抱えて、うしろから翆の乳房をもみしだき、股間のオサネをなでる頃には、翆は十分燃え上がっている。だがまだ生理中だ。

翆「・・・ア・ナ・ル、にしようか・・・、さっき浣腸して洗浄したから綺麗だよ・・」

そういって翆がジェルをよこした。

アチキの切っ先を翆の肛門に当てる。もし肛門を締め付けている括約筋が切れたら人工肛門だ。翆の肛門を壊わして、人工肛門をお腹につける姿は悲しい。それに感染も心配だ。でもぴたりと締まっている肛門に切っ先をあてて少し腰に力をいれると、ジェルが塗ってあるので、穴を捉えたかのように沈み出す。アチキはゆっくりと、じわりと奥へ差し込んでゆく。

 翆の手がアチキの手を握り、眉間に血管を浮気だたせて、赤い顔をして、痛さに耐えているようだ。そのまま中空の空間にイチブツを差し込んでゆく。アナルのしめつけを感じながら、奥へ進んでゆくのは、洞窟のなかを手探りで歩いているようで、心許ない。

 翆の肛門の締め付けが強い、おっ、ぉっ感じる・・・、アチキはそのまま翆の肛門の中へ射精してしまった。

翆「でたのーー?」

うん、いっちゃった。そういってゆっくりと翆の肛門から、抜き去った。翆の少し赤く晴れた肛門がゆっくりとしまってゆく。

そういって翆はアチキのイチブツを、洗浄し消毒と清拭をしてくれた。そこは看護師だから手慣れている。

翆「肛門の中もウィルスが一杯だからね」

・・・・・

退屈な規則正しい日常のなかで、少しイレギュラーなことを試みるのもバランス感覚か。

憲法記念日、翆のアナルへ初トライ、オキシトシンを確認、記念日だからスマホのスケジュール表に書いておこうか。

翆が少し股間をひきずっている。例え翆が人工肛門になっても可愛がるだろうな、という実感を感じながら腕を組んでくる。

翆「こんなの、よかったぁー?」

(笑)

・・・

小樽の夜も、寒の戻りだから冷えている。

 

小樽市花園

NIKON Df、AF-S NIKKOR28-300mm3.5-5.6G

1)ISO1000、焦点距離170mm、露出補正+0.67、f/5.6、1/8

2)ISO400、焦点距離28mm、露出補正-0.67、f/6.3、1/80

3)ISO400、焦点距離48mm、露出補正+0.67、f/6.3、1/500

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ZEISSの空気84. 小説:小樽の翆87. 出勤前

2020年05月03日 | Sensual novel

 

 朝早く起きて夜早く寝るという世の中が進める健康スタイルがあるらしいが、こちらはお寺ライフではないので、アチキはテレワークで夜更かしなどザラであり朝寝ることもある。多分夜勤などがある翆とのセックスが節目になって、ライフスタイルがつくられているように思われる。それが翆と生活習慣が合う理由だろう。男と女の相性は、生活習慣できまる。今日は翆が準夜勤だから昼をすぎた頃の朝食だった。

・・・

 いつものように翆はシャワーを浴びて、全裸でインナーを物色している。看護師は、およそ裸になることに抵抗がない。だからアチキは、いつもそんな翆のクロッキーを描いている。生理止まった?

翆「まだ一寸ある、最初の1日が多くて次第に少なくなるパターンだね、アチキが買ってきてくれたタンポンをつめているよ」

そういう翆の言葉に、ホットな生物の息吹を感じている。

お茶しにゆこうよ・・・

病院の近くの茶店でお茶ですぅーー。

翆「あら晃子さんがいる。これから夜勤?・・・」

晃子さんはチョコレートとクッキーをつまんでいる。

・・・

晃子「これから感染症の患者相手だから水分補給を控えているの・・・」

なんでぇー?

晃子「閉鎖病棟勤務は、防護服着るでしょう。そうするとトイレにゆけないのよ。あるとき若いナースが機器を操作中にガマンしきれずに足をピタリとつけて腰をかがめてトイレ!、と騒いだら、先生がそのまま漏らせ!、といわれて、漏らしたという話があるもん。それは格好悪いぜ・・・」

さすが即物的な医者達の世界・・・

晃子「それに静脈内点滴になると、あのゴーグルに悩まされるのよ。血管が見えにくくて針がさせないのよ!、まして患者さんによっては細せぇーー、血管ないですぅーなんて悲鳴をあげる若いナースもいるわけ。だからさあ骨が折れるぐらい腕をぎゅーーっと握ってやるわけ。それでほら!、今だ!、イケーだよ。こんな話って面白い?、当然つまんないよねぇーー」

(笑)

晃子「じゃ、研修医でやってきた小児科の若い先生、もうナースの希望の星だもん。そう思っていたら学生結婚して奥さんいるんだって。見かけは若いんだけどね。それでも果敢に誘惑するナースもいるの。相手は若い、やりなおしできるじゃん、よし!、もぎ取ったろ!!、というので。でっ、誘惑が功を奏していい仲になって、コンビニでも手をつないで、本人達は隠しているつもりでもナースの間ではバレバレなのよね。しらぬは奥さんばかりっていうやつよ。

 あるとき研修医とそのナースと年配の先生が連れだって回診をしていたら、子供が、先生とこの看護師さん、階段ででチューチューしてたぁーーー、とゆっちゃったわけ。まわりは目が点になって・・・・、年配の先生が、あら!、君奥さんいたよねぇーー?、とまた余計なことを口走って。子供から不倫なんだぁー・・・とはしゃがれて、フリン!、フリン!・・と病棟内をはしゃぎ回っていたのよ。ディズニー映画にフリンという名前が登場するから、子供もすぐ覚えちゃうのよ。それで院内全部にバレバレ。もちろん研修医はさっさと別の病院に移ったけど。小児科の子供って実は同学年の子供達よりもませているんだよ。そんな話は、ままあるんだ」

(爆笑)

晃子「さて修羅場に行くか・・・・」

晃子さんは裏返しにしておいた手袋をひっくりかえして翆と戦場へ、いや病院へ向かった。

 

小樽市南小樽

クロッキー帳NO48.

SONYα6600、SEL3.5-5.6/18-135mm

1)ISO640,焦点距離97mm,露出補正0,f/5.6,1/160

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番外編432. 新型コロナウィルス(COVID-19)感染者数の推移について その7.日本と韓国の比較考察

2020年05月02日 | analysis

 

 都市計画・設計の研究教育をしてきた立場から、新型コロナウィルスの感染に関して厚生労働省が公開しているデータを用いて考察してみた。というのも都市の分野では、都市の人間行動を集団として扱いデータ処理し構造化してゆく方法がある。新型コロナウィルス感染も都市や人間行動と密接に関わり、集団としての様相を呈している点で類似性が高いからだ。

 新型コロナウィルス感染の緊急事態宣言4週間目にはいり、厚生労働省から、当初80%の人と人との接触をさける行動についての指針がだされ、これまでの第3回成果報告がなされた(1)。第3回調査では412()-13()で調査され、全国値50.88%、東京59.57%、大阪52.32%、最大値は東京、最小値は鳥取県の38.22%となっている。感染者数が多い都市ほど人と人との接触を避けようと行動していることはわかるが目標値の80%に遠く及ばない。

 緊急事態宣言は56日迄であり、多くの店が6日以降の開店を予定している掲示を見かける。本当に6日に解除されるのだろうか。厚労省のデータを見る限りにおいては、今日時点で無理であるといわざるを得ないし、むしろ1ヶ月以上延長される可能性があることを示しているデータだ。

 そこで、私なりに厚労省発表データを検討しながら、考察した。以下の1章では政令指定都市を抱える都道府県の感染者数累積値の推移、1日ごとの新規発生感染者数の推移を示した。2章では、過去に感染症蔓延の経験がある韓国と日本との比較をおこなった。3章では、何故感染が納まらないかについて考察した。

 

1.政令指定都市の時系列感染者数累計値の推移

  表1に、緊急事態宣言開始時からの新規感染者数推移を、政令指定都市を有する都道府県ごとにまとめた。430日時点で3タイプに分けられる。タイプ1の二桁代は、北海道(38)、埼玉(15)、東京(47)、神奈川(27)、大阪(44)、福岡(20)である。タイプ2は、宣言の期間中高い値を示してきたのが低値に落ち着きつつあるタイプで、千葉、愛知、兵庫、である。タイプ3は、安定して低値で推移しているのが、宮城、新潟、静岡、京都、広島、岡山、熊本である。

 以上のことから、タイプ1は宣言継続。タイプ2は期間短縮で宣言継続、タイプ3は宣言解除、と都道府県によって政策が異なる可能性があると考えた。他方で各都道府県が民間ホテルを借り上げているとする法的事情があれば、すべて宣言継続の可能性もある。そんな例は、例えば東京や沖縄等多数に及ぶ。

 従って宣言が全国一律に延長される場合と、地域によって宣言継続の有無が別れる場合、さらには全国一律に宣言解除は、本日時点のデータや前述の報告を合わせて考察すると、今日時点で解除は考えられないと私は判断した。

 図1で、そうした政令指定都市を抱える都道府県の感染者数推移を図化した。直近では比較的勾配が緩いところも目立つが、解除までゆくかどうかは、疑問を感じるというのが本日時点での判断だ。

追伸:政府は緊急事態宣言の1ヶ月延長を表明した。(5月1日)

表1. 1日あたりの新規感染者数推移(単位:人)

図1. 政令指定都市別新型コロナウイルス感染症の陽性患者数累計の推移(単位:人)

 

2.日本と韓国の感染者数の推移について

 G7各国と中国の感染者数の国際比較は、推移の線形が前回のブログでアップしたものと変わらないので割愛する。そのかわりに、過去に大規模感染を経験した韓国、そして日本との、今回の感染者数累計値の推移比較をしたのが表1である。

 表1では、1月下旬の感染者数累計値は、日本が124日以降、1,4,4,7,9,12人・・・と続き、韓国は、2,4,4,4,7人・・・と続き、感染初期は日本と同様の推移をしてきた。それが顕著に変わるのは、221104人、251,146人と急激に増大している(22-24日は厚労省のデータ不在)。感染者がいきなり増大していることは、その倍以上の検査ができる体制があったわけであり、次々と感染者やそのルートを発見していったものとみられる。

 その結果直近の値(429)でみると、日本236人増、韓国4人増と歴然とした差がでてきた。日本は69ヶ月経過してもまだ終息していないが、韓国は69ヶ月で終息している。しかも緊急事態宣言といった都市や人間との行動を抑制せずに社会的影響を最小限に留めて成し遂げているところは、私達に知見を提供している。

 図2では、韓国は感染初期に大規模な検査態勢を設け1日当たりの新規患者数は急増したが、以後大きく低減し終息に向かってる。これに対して対照的なのが日本であり、欧米諸国同様に都市の活動を抑制しつつ対応してきたが、新規患者の増大、ピーク、低減という複数の山が、連続しつつ、次第に低減して終息を目指そうとはしている。韓国と日本のデータは実に対照的な推移の様相を示している。韓国と日本の感染者推移には、こうした顕著な推移の違いが見られる。こうした推移を概念的に示したのが図3である。

 そうした韓国のコロナウィルスへの対応方法をWEBの記述(2)から以下に引用しておく。

 

「■韓国は新型コロナの大流行にどう対応してきたのか  

 韓国では、感染が拡大した都市を封鎖する中国の方式を採用せず、情報の開示、国民の参加、検査の拡大という形で取り組んできた。ウイルス感染が確認された各患者の接触相手を調べ、その関係者に検査の機会を提供したのだ。政府当局は、感染者の過去14日間の動きを、クレジットカードの利用履歴や監視カメラの映像、携帯電話のデータなどから割り出し、それを政府の公式ウェブサイトに掲載している。また、新たな感染者の出現時には、その地域に居住あるいは働いている人々に警告メッセージを送付する。こうしたやり方をめぐってはプライバシーの問題が指摘されているが、それでも希望する個人に検査へのアクセスを提供することを可能にしている。検査費用は約16万ウォン(約14000円)。ただ、感染の疑いのある個人(感染が確認された患者との接触がある人)は無料で受けられる。

 さらに図2は、韓国と日本の1日あたりの新規感染者数推移である。オレンジが韓国、青が日本のヒストグラムである。日本と韓国とで差異があることがわかるだろう。最初に数多くの検査を実施し感染者を数多く発掘してきたので患者数は急増してきた。その後患者数は日毎に低減し、現在では日常の生活に戻っている。そうした状況をこのヒストグラムがよく示している。それによって医療負担が過度になることなく時間の経過ともに終息への過程につながってきた。それは日本とは真逆の推移傾向である。

どうやって大人数を検査したのか

 韓国では1日に15000件以上の検査が可能となっており、11日時点での実施件数は22万件に上る。指定のクリニックは500か所を超え、それには患者と医療従事者との接触を最小限に抑えるドライブスルーの施設40か所も含まれる。」

 韓国は、積極的にPCR検査をおこない、感染者を発掘してゆき、そうした情報を積極的にWEBサイトで公開してきたのである。そして囲い込みと同時に感染に懸念がある人達のPCR検査を積極的におこなってきた。」

 

表2. 日韓の感染者数累積値の比較(単位:人)

図2.日本と韓国の1日当たりの新規患者数の推移(単位:人)

図3.日本と韓国の感染者数推移の概念

 

3.新型コロナウイルスの感染構造について

 韓国が何故感染の終息ができたかということは、新型ウィルスのとらえ方、検査・隔離時期などが、日本とは異なっていたからだと推測する。図4は、そうした構造の違いを仮説モデルとして示した。感染量とは、人間の体内に蓄積されたウィルス量の概念である。

 有症潜伏期重複型は、最初の患者の有症状態と第2の感染者の潜伏期とが重なる構造となり、有症状態の感染者を次々と隔離してゆけばよい。現在の日本の感染者発掘・隔離の体制もこれに従っている。だがこれは過去の伝染病の対応方法を敷衍しているだけだろう

 これに対して有症潜伏期乖離型は、最初の患者の有症期と第2の患者の潜伏期とがズレていると仮定すれば、その背後には患者の感染量の時期が左側にずれており、潜伏期から感染を開始していることになる。空港での防疫で無症状感染者を発見しているというのは、こうした構造が考えられるからだ。図でAと示した範囲の感染は、感染量が潜伏期にかかっているのだから、検査・隔離はしておらず、実はこのAのところから感染者が漏れ出し拡大していったとする構造である。

 そうであれば、韓国がその流れ出した部分を、多大な検査量、インターネット活用による情報公開といった方法で、感染者の疑いがある人間達の発掘をしていったのではないかと考えられる。つまり未検査未隔離の隙間の期間を埋めていった可能性が考えられる。こうした漏れたAの部分を埋めなければ感染はいつまで経っても納まらないことになる。従って韓国の新型コロナウィルスの感染対策が効果をあげた背景には、ウィルス自体が潜伏期からの感染可能性を持ち、そのため近所の診療所で検査が受けられるといったシステムなどによって感染リスクを低減し、インターネットで情報の受発信(注5)、といった幾つかの方法がAの部分を埋めていったと考えられる。そうであれば韓国の対応から、学ぶべき知見は多そうだ。

図4.感染構造の仮説モデル

(4月30日記)

 

1)「第4回「新型コロナ対策のための全国調査」

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_11109.html

2)AFP BB news

https://www.afpbb.com/articles/-/3273107

注3)日本ではプライバシーに触れるという理由から、どこで感染したかとする情報を市名以外は公開しない。私達国民が知りたいのは、誰がではなく、どこで(例えば具体的な店名、感染者がいた日時)感染者が発生したかという情報だけで十分である。それによって感染者と同時刻に同場所にいた可能性があるとする申し出は多々あった。いみじくも日本の首相の詭弁(注4)に代表されるように、保健所に相談したが濃厚接触者ではないので検査を断られたという。国民が知りたかったのは、そうした情報であり、国民の懸念を拾い上げる事は、新たな感染ルートの発掘につながる可能性もあったと考えられるが、政府・保健所はそうした好機を逸した。

注4)4月下旬のNHKニュースによれば、「PCR検査を陰性承認の書類として使って欲しくないですね」と首相は発言した。しかしそれは、政府が情報発信をしないので町から得た情報をもとに、感染者と同時刻、同場所にいたとする懸念材料があるから検査を希望したというのが国民の真意であって、感染リスクの高い保健所にわざわざでかけるほど無知な国民はいないと思いますが・・・。こうした政府・自治体の不適切な対応で逃した感染者も存在すると考えている。韓国では非濃厚接触者は有料で、全国500カ所の診療所で検査できた。

注5)かねてより日本政府の情報受発信は下手くそである。そればかりか民間企業に委託して公に個人が特定できなければよしとして位置情報を多活用している。しかしそれは、知ろうと思えば個人を特定できる情報であり、こちらは戦前の特攻警察のような管理をされているイメージもある。そうした管理情報の受信はするが、国民の些細な懸念材料には関心がないようだ。自治体の相談係は、助言はするが国民の懸念材料をすいあげ情報化しているのだろうか。やはり政府や自治体がインターネット・サイトを設け国民参加のフェーズがあるべきだろう。政府が国民の情報受信といえばFBやツイッターからというのでは、お寒い限りだ。

 

京都市東山区

SONYα6600、SEL3.5-5.6/18-135mm

ISO400,焦点距離135mm,露出補正-0.3,f/11,1/250

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