オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

知床半島、巨大オショロコマの渓流

2013-08-13 21:47:43 | 大型魚
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へにほんブログ村


20XX年6月9日。 知床半島、巨大オショロコマの渓流。

昨年からなんとかこの渓流に入ろうとしたが、種々の理由で断念してきた。今日は、思い切って断固、この渓流を攻めることにしたのだった。

最初は上流から急斜面を下って川に到達したが、下流域に向かうにはさらに崖のような急斜面を降りなければならない。

とうとう滑落する恐怖心に負けて引き返した。

このとき斜面の下に見えた、大きなたまりに巨大なオショロコマとおぼしき魚影がいくつも見えたので急にファイトが湧いてきた。

予定を変更し海岸にでて、しばらく海岸を歩いてこの渓流の河口に出た。河口から川をさかのぼって釣り場に到達する作戦に切り替えた。


海岸の河口から背の高いフキの密生する沢をどんどんつめて渓流をさかのぼりなんとか釣り場にたどりついた。


視界が悪いので熊がいたら相当まずいことになると思ったが杞憂であった。

いくつかの理由で人が入ることのない渓流には一般的に大きなオショロコマがいる。


振り込んだとたん、さきほど上流から見えた大きなオショロコマが細い渓流竿を満月のように引き絞る。

30cmから34cmまでの尺以上の大型オショロコマが次々と、合計7匹もかかった。







この他にも20匹ほどが釣れたがいずれも良型の個体であった。














一方、とある理由でこの渓流の水はお世辞にもきれいとは言えず川底は水量が少ないせいかヘドロ状の沈殿があり、すぐ濁るので撮影に困難が予想された。

撮影しようとすると大きなオショロコマが尾びれを一振りしただけで水がひどく濁ってしまい撮影不能だ。

苦肉の策で川底にフキの葉を敷いて、魚が暴れても川底の沈殿が舞い上がらないようにして撮影してみた。

これは正解で、なんとかきれいな大型オショロコマを撮影することが出来た。

本当はそのままの川底を背景にすべきだがこの際、仕方がなかった。

オショロコマたちは水中で手早く撮影して、いつも通りすべて丁寧に川にもどした。

北見への帰路、斜里岳がきれいに見えた。



いつもの、ローソンでの定番の夕食。



にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大雪山中腹の渓流R川上流、クロオオイチ採りとオショロコマ

2013-08-12 18:13:06 | 渓流魚、蝶、自然
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへ
にほんブログ村

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村


20XX-7-9   晴れ
大雪山中腹の渓流R川上流、クロオオイチ採りとオショロコマ
高校生のころからなじみの大雪山中腹の渓流R川上流にオショロコマ調査に一人で出かけた。


林道にはゲートに鎖がかけられていたが昔暗記していた鍵番号ですんなり開いた。 

レンタカーが一台ゲート前に止まっており黒オオイチモンジ狙いの蝶屋さんと思われる。クロオオイチモンジとは大雪山で見られる美麗蝶オオイチモンジの黒化異常型で蝶マニア垂涎の的の蝶である。

オショロコマは入ってすぐ橋の下のたまりで15cm ほどのが2匹。その後はゆっくり釣り登ったが、例年と同じく大たまりには25cm前後の良型がいたが数は少ない。

川の様子はおおかた同じだが雪解け増水のせいか各所で流れが変わっているところがあった。屈曲していた流れがうそみたいに直線化しているところもあった。

フキは例年ほど生い茂っておらず見通しは良かった。熊よけの呼び子をこまめに吹き鳴らしながら3時間30分ほど、ゆっくり釣り登り20匹ほどの撮影ができた。

♂は一匹のみで殆どが♀であった。

♀は腹が白く体色は灰青色調。 餌は豊富なようで、よく肥えている個体が多かった。




















































♂は腹部が黄色かったが赤点紋理は鮮やかさがない。





ゲートまで戻ると、今度は別なレンタカーが止まっていた。これもオオイチモンジねらいの蝶屋さんのようだ。

昼食のおにぎりを食べているとネットを持った若者が戻ってきた。私には気づかず、後ろからこんにちわと声をかけると驚いてぴょんと飛び上がったので大笑い。彼は札幌に住んでいるという。昨日はオロピリカにいたそうだがオオイチモンジ♀を採ったとのこと。採集者が異常に多く閉口したとのこと。みたところオオイチモンジ採集者としてはかなりの初心者みたいだ。




にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへ
にほんブログ村

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

種プリン

2013-08-11 09:46:07 | 渓流魚、蝶、自然
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへ
にほんブログ村

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村


20XX-9-28  曇り
種プリンというタイトルから、どのようなことが想像されるでしょうか?。種から作った健康にもよいプリンの新作?。

北見市近郊のとある沢。この日はムキタケ、ボリボリがでておりまあまあ採れた。


ボリボリはいつもの滝のところと、少し上流の川の対岸、木橋を渡ったところの倒木に発生していた。

よく見ないと保護色でボリボリの存在そのものがわかりにくく当初相当見落としていた。

シロノハイイロシメジも多いがこのキノコはまずいので最近はあってもほとんど採らない。

私たちがキノコ採りに夢中になっていたらプリンちゃんが草の中にもぐって、出てきたら体中、草の種だらけ。顔中、種プリン。


この種をひとつひとつ取るのにひどく時間がかかってしまいました。


といった たあいのないお話でした。



にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへ
にほんブログ村

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

8月、北見の森の美しい蝶たち

2013-08-10 21:34:52 | 渓流魚、蝶、自然
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへ
にほんブログ村

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村

20XX-8-2 曇り のち雨 のち曇り
北見市近郊の森、8月の林道沿い、美しい蝶たち。

11時30分、北見市の自宅を出発。近郊の森に蝶を見に出かけた。


天候は不安定で北見では小雨も降ったが現地では雨がなく曇天25℃。

幸い、ここの林道沿いは今年も草刈りが行われておらずヒョウモン類はかなりみられた。





メスグロヒョウモンは6♂♂7♀♀を観察しヤマアジサイに来ている♀完全品の写真がとれた。


メスグロヒョウモンはかっては北見ではとても珍しい蝶であったが近年個体数が増え、山奥にゆけば普通に見られる蝶になった。

温暖化のせいであろうか、この20年ほどの間に日本の蝶類分布には大きな変動がおこって、古い蝶類図鑑の分布表はあまり役にたたなくなってしまった。

カラスアゲハ、クジャクチョウ、ギンボシヒョウモン、ウラギンヒョウモン、コヒョウモンの♀の写真もとれたが個体数は多くない。





蝶たちはショウマや黄色いアキノキリンソウにきていて、まだ本命の吸蜜植物ヨブスマソウはつぼみである。

まだオオウラギンスジヒョウモン、ウラギンスジヒョウモンはでていない。

ヤナギランがきれい、林道に外来種コウリンタンポポが一株鮮やかに咲いていた。

さあ 夏の蝶の乱舞はこれからです。



にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへ
にほんブログ村

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北見の秋は、おいしいシロタモギタケの季節

2013-08-09 14:27:00 | 渓流魚、蝶、自然
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへ
にほんブログ村

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村



20XX-10-15  晴れたり曇ったり 寒い
北見の秋は、おいしいシロタモギタケの季節。

この日、ふっと思い立ち、昼過ぎから北見市郊外のNS 林道へキノコ探しに出かけた。

目的のエノキタケはまだ少し早かったが良質のものがまあまあ採れた。

ムキタケ、ボリボリの生き残りも状態の良いのを選んで少し採集。

今日は思いがけず、めずらしいシロタモギタケも採った。


このキノコはとてもおいしいのでご機嫌。熊よけラッパをプカプカ鳴らしながらのキノコ採りです。


林道沿いの、この小渓流にアメマス一匹を初めて発見した。少ないながらいるらしい。

北見へ転居する前に長年住んでいた旭川では、旭川キノコの会 の会員で おいしいキノコのみならず珍奇なキノコを発見しては喜んでいました。

北見に里帰りしてからは、オショロコマの探索が主体となりましたが キノコと蝶は依然として楽しんでいます。





にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへ
にほんブログ村

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

19日間の日照り地獄、北見市にやっと恵みの雨

2013-08-08 19:41:43 | 渓流魚、蝶、自然
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へにほんブログ村

2013-8-8(木) 曇 のち雷 雨のち曇

えんえん連続19日間の日照り地獄、北見市にやっと恵みの雨。

日本各地で集中豪雨の被害が連日報道されてきたが、一人猛暑の北海道オホーツクの北見市だけはカラカラ日照りが続いていた。

北見市以外では雨が降らないといっても、多少のお湿りはあって日照り地獄というほどではなかったし、それなりに豪雨の被害をみた地域も多かった。なのに何故か北見市だけは、ウソみたい、まったく雨がなかったのだ。

水不足で完全に枯れてしまった我が家のスナックエンドウ。

自慢の芝生が全部枯れてしまった人、まさかの庭木が枯れてしまった人、キュウリとトマトが水不足でダメになった人、畑の日照り地獄もすざまじく、水やり不十分のタマネギ畑ではやたらと小粒のタマネギばかり、タマネギ生産日本一の北見市も今年はダメだ。

あちこちのエン麦畑がきれいに枯れてしまったり、ビートは今年は不作間違いなしといった悪夢がいたるところで見られた。 

我が家では庭木が何本も枯れかけて、しかたなく各々根本に土手を盛り上げてバスタブ2杯分くらいの水をやったりした。

乾燥に弱いクロフネツツジやムラサキヤシオツツジその他、大事にしてきたツツジたちが気がついたときには手遅れになり枯れてしまった。


毎日、雨マークがでるが、雨は結局降らない。庭の水やりに毎日1時間はかかり、辟易していたのだ。 まさに異常気象。こんな年は初めてだ。

それが、ついに降ったのだ。

2013-8-7 夜半、ものすごい雷。続いてぱらぱら、短時間、ごく少量の雨がおちたがすぐやんだ。

2013-8-8 午後、突然 テレビのテロップに 北見地方雷雨、豪雨注意報がでた。急に湿度が増してあたりが薄暗くなり 激しい雷とともに降り出した。

まあまあの雨が30分降って、小降りになりやんだ。 

みなさん、大喜び。農家は特に大喜び。

我が家でも今日は水やり1時間の苦役から解放されるので大喜び。庭の植物たちも大喜びで草ものは全部ピンとなった。  

雨に濡れたあじさいがとりわけキレイ。



シャジン畑のシャジン類もピンとなりキレイ;


さて明日以降は どうなるか。祈るような気持ちです。




にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へにほんブログ村








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コクワの時期は大型アメマス釣りの季節

2013-08-07 20:40:04 | 大型魚
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へにほんブログ村


コクワの時期は大型アメマス釣りの季節。


秋、コクワの時期にはアメマスが上流水域に産卵のため遡上し始める。


この時期、道内各地でアメマス釣りに出かける人が増える。この源流域にはいわゆるエゾイワナ型アメマスが遡上してくるが
渓流の規模のせいか、さほどの大型個体は少ない。






一方、北海道太平洋側に流れ出すいくつかの渓流には大型ウミアメマスが大挙遡上してくることがある。

しかしこの時期のアメマスは餌や毛針、ルアーになかなか食いつかず産卵体制に向かっているせいかとても敏感になっている。

釣り人のかすかな気配や物音でほとんどの個体は、ぴゅーっと逃げてしまい釣りにならない。

そんなアメマスを釣るためのコツはいくつかあり、40-50cm級の大型アメマスが一日何十本も釣れることがある。

大型アメマス釣りについては、後ほどこのブログにも、しばしば紹介するかも知れません。

この日、知り合いのカニ業者の方から大きな毛ガニが送られてきました。おいしかった。




にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

網走川水系で初めてオショロコマ撮影

2013-08-06 20:59:40 | 渓流魚、蝶、自然
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへ
にほんブログ村

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村


20XX-6-17 晴れ
網走川水系で初めてオショロコマ撮影。網走川水系ではこれまでオショロコマを発見出来ずにいた。

網走川水系はアメマスやヤマベは比較的多く、特に源流域ではアメマスが多い。

この数年の調査で今までオショロコマはいないと言われていた釧路川水系でも次々と新しい生息水域を発見してきた.

最近では、地図を見ただけでオショロコマの生息可能な場所を何となく推定できるようになってきた。

網走川水系の渓流をしらみつぶしに調べてきたが最後に残ったのがこの渓流であった。

20XX年6月17日、ついに網走川水系のこの渓流でオショロコマを発見した。


あまり標高差のないだらだらとした渓流だがこの川の源流域の森はうっそうとしてとても自然度が高い。まさにオショロコマの森だ。

少ないながらこのだらだら渓流にはオショロコマがいて、今回、網走川水系初記録になった。












今まで見たことがない変わった色調・斑紋のオショロコマだ。とても地味で茶色を帯びた灰黒色調の基本体色でヒレや腹部は着色傾向が少ない。

赤点紋理は薄い黄橙色調で目立たない。成魚♂♀若魚♂♀合計7匹のオショロコマを撮影できた。

オショロコマは手早く水中で撮影して丁寧にリリースした。


以下の3個体はオショロコマ特有の赤点紋理がはっきりしない。かといってアメマス(エゾイワナ)とも言い難い。もう少し成熟すると赤点紋理がはっきりしてくるオショロコマ幼魚か、またはアメマスとの雑交個体だろうか。





このほか招かれざる客としては最悪のニジマス20-25cm 5匹を釣ったがこれらはキープした。




またアメマス若魚1匹を釣ったが意外なことにアメマスが少なかった。


源流域から少し下って上流域の支流にも入ってみたがここで最初の橋の護岸が切れたところに出来た立派なたまりで30cm ほどのニジマス1匹を釣り落とした。網走川水系でも中流から上流域では盛んにニジマスが放流されておりフライフィッシングやルアー釣りのターゲットにされている。

今日も中流域でニジマスや遡上サクラマス(密漁)を狙ってせっせと釣り竿を振っている釣り師を見かけた。

私たちは放流されたニジマスが網走川水系においても源流域にまで侵入して恐らくは自然繁殖をしているものと推定している。

ニジマスたちは明らかにオショロコマ生息域にまで侵入しており現在稀少なオショロコマを圧倒しつつあることは明白だ。

ダムなどで上流域にニジマスが登る可能性のない水域以外はニジマス放流は控えていただきたいと切にお願いいたします。




ハナカジカも見られた。


津別町の花。クリンソウ。満開の頃、津別町ではクリンソウ祭りが行われる。



PS. この後、網走川水系の別の支流にも、奇跡的に残ったオショロコマ棲息水域をさらにもう一カ所発見している。




にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへ
にほんブログ村

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コクワジャムみたいなヒグマの生糞を踏んだ

2013-08-05 19:31:28 | 渓流魚、蝶、自然
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへ
にほんブログ村

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村

20XX-9-27  晴れ  寒い
コクワジャムみたいなヒグマの生糞を踏んだ。
この年はコクワが豊作であった。




北見市から近い津別川上流域には、まだ未調査の支流があり、それらにオショロコマがいないか調べにいった。



最初に入った支流は源流域までさぐったがニジマスしかいない。








川幅が狭く木が覆い被さっているところで20cmほどのニジマス2匹がきたが、あわせが甘かったせいか2匹とも抜き上げるときに逃げられた。



舌打ちしながら川から林道に上がったとき、なんとなく不快な感覚、ぐにゅっと熊の生糞を踏んづけてしまってた。


熟したコクワの実を腹一杯食べたようで、まるでコクワジャムみたいなウンコであった。


そういえば やたらとフキを食べた跡などが有り獣の痕跡の多い川であった。


ヒグマに関して、かなり危険な川だと思う。

少し下流域でニジマス4匹を釣ったが、オショロコマはとうとう発見できなかった。









その後、何本かの林道へ入ったがこれらの支流は自然度が低く、伐採がかなり広く行われており川は立派だが魚はまったくおらず撤退。

深い森を抜け、草原にでると急にほっとした気持ちになった。


          終わり。





にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへ
にほんブログ村

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コクワ( サルナシ Actinidia arguta )採り

2013-08-03 20:43:27 | 渓流魚、蝶、自然
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへ
にほんブログ村

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村

コクワ( サルナシ Actinidia arguta )採り。

秋になるとコクワの実を採りに近くの山へ出かけることがある。

本州では猿が果実を好むのでサルナシと呼ばれるようだ。

北海道には野生の猿がいないせいかサルナシという呼び方はしないで、コクワと呼ぶのが普通だ。

数cmの丸い実はほんのりと甘酸っぱくて甘くて、山で丁度よく熟したものを採ってその場で食べるとおいしいことこの上ない。





中国産のサルナシをニュージーランドで品種改良してキウイフルーツが出来た。( キーウィーフルーツ、英語: kiwifruit )

ニュージーランドに棲む羽のない鳥,ニュージーランドの国鳥キウィ Kiwi に姿が似ていることからキウイフルーツというそうだ。

コクワは超小型のキウイフルーツと思えばよいかも知れない。

7月上旬に山ではコクワのツルに花が咲く。撮影してみるとなかなか良い花だ。


雄花、雌花、両生花があるというが私にはよくわからなかった。


コクワの花が良く咲く年は秋の収穫が約束されたようなものだ。



しかしコクワは毎年沢山採れるわけではなくよく実が着く年とそうでない年がある。

また、完熟状態の実をとるタイミングをあわせるのもけっこう難しい。

うまく当たるとそれこそリュック一杯採れるが、まったく採れないこともある。

コクワはヒグマの大好物らしく時期になると林道でみかける熊の糞も黄緑色でコクワ一色、コクワジャムみたいになる。

あろうことか、このときの熊の生ウンコを誤って踏んづけたことがある。

コクワ採りはヒグマとの接近遭遇の危険も高いので要注意だ。 


         この項 続く。



にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへ
にほんブログ村

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

再び天塩川水系源流域のオショロコマを見にいった

2013-08-02 20:03:24 | 渓流魚、蝶、自然
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへ
にほんブログ村

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村

再び天塩川水系源流域のオショロコマを見にいった。
20XX年7月23日  晴れ のち曇り のち雨 のち曇り

昨年に引き続き、天塩川水系源流域の7月のオショロコマを見にいった。

おなじ水域を調査したが、昨年秋と違って何故かオショロコマの喰いが甘く、当たりが弱い。












今日は別の川も調べる予定があったため前回より調査流域は短くした。

入渓地点から上下100mほどをさぐった。調査区間が短いせいか釣れたオショロコマは前回ほど多くはなかった。

例によって、あまりたまりらしいところがない山岳渓流で流れも速い。


岩かげの流れがゆるむあたりに入念にエサを流すと、とてもかすかな軽いあたりがくる。

かなり神経を集中していなければあたりは取れない。

今日のオショロコマは初心者ではなかなかむずかしい釣りと思う。大小1♂9♀♀で♀が多い。良型が多かった。









♀の腹はまっ白から淡く着色するものまであり、♂は薄い黄色だ。♂♀とも体色は淡い灰褐色調から黄土色。

昨年秋と較べ7月のオショロコマは色調が薄い感じでそのため赤点紋理はあまりくっきりと目立たない。

基本的には前項で述べた通りの天塩川水系独特のオショロコマだが産卵時期がまだ先のせいか体色の色調が淡いのであろうと思われた。

今日は何故かアメマスが釣れなかった。

本日も釣り上げたオショロコマは手早く水中で撮影して、丁寧にもとの渓流にリリースした。




にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへ
にほんブログ村

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天塩川源流域の特異な黄土色オショロコマ

2013-08-01 20:44:07 | 渓流魚、蝶、自然
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへ
にほんブログ村

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村

天塩川源流域の特異な黄土色オショロコマ
20XX年9月4日  晴れ
昨夜泊まった温泉旅館でおにぎりを作ってもらい午前8時過ぎに出発。

ここから約1時間ほど林道を走り、目的の天塩川水系支流の源流域に入った。

これまで数年にわたって天塩川水系のいくつもの支流の源流域をさぐったがオショロコマは見つからずアメマスばかりであった。

このポイントはある方に教えていただいた場所なので、手塩川水系のある支流の源流域ということ以外は川を特定できるような表現はあえて避けることにする。

天塩川水系中流域ではnative のアメマス、ヤマベのほかにニジマスやブラウントラウトが放流されかなり繁殖しているようでこれらを狙う釣り人は多い。

特にブラウントラウトは人気がありダム湖などでは何本ものエサ釣りのリール竿を並べてぶっこみ釣りをする人たち、岸からルアーをとばす釣り人、フライロッドを振る人、カヌー、ゴムボートで漕ぎ出す人たちなどまるで大盛況の管理釣り場のようである。

もちろんそのような水域に、もはやオショロコマは生息しない。

うっそうとした針葉樹林の中を林道が走る。

えんえんと林道を登り、やっと目的の入渓地点に到着。

このあたりは正にオショロコマの森、原始の森だ。

かなりの急流になっている水域が多くて全体的にはだらだらした流れで、立派なたまりはほとんど無い。

とても歩きにくく、釣りにくく快適な釣りにはほど遠い渓流だ。

ほどなく岩の影のちょっとしたよどみからオショロコマが元気良く躍り出てきた。


ついに待望の天塩川水系のオショロコマに会う事が出来た。

入渓地点の上流500m、下流500mほどを釣ったが入渓地点から離れるほど魚が減った。

水温10度c.アメマスもいるが少ない。


















































25cmくらいまでのオショロコマ合計54匹、良型1♂を含むエゾイワナ系アメマス11匹を釣ったがオショロコマが優勢である。
少ないながらハナカジカもいた。


オショロコマ優位の理由は清冽な渓流の手を切るような圧倒的低水温のせいかも知れない。

今日釣り上げた貴重な渓流魚たちは、いつも通り手早く撮影した後、すべて丁寧にリリースした。

天塩川水系源流域のオショロコマの特徴は基本色調が黄緑色~黄土色で、赤点紋理はオレンジ系色調で細かくてよく目立つことだ。

腹部やヒレの着色は淡い黄色からオレンジ系であまり濃い着色は少ない。

背部虫食い紋はあまり目立たずべったりした項部の個体も多い。

一見すると黄土色のオショロコマといった印象の特異な個体群であるといえる。

個体数はさほど多いとは言えず、もし釣っても決して持ち帰るべきではないと考える。




にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへ
にほんブログ村

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする