コタツ評論

あなたが観ない映画 あなたが読まない本 あなたが聴かない音楽 あなたの知らないダイアローグ

とりあえず防衛策

2011-03-13 14:51:00 | 3・11大震災
Sさんの助言に従って、私も以下を買ってきた。おなじみの「都こんぶ」はなかったので、塩コンブとおしゃぶりコンブになった。

家人がウイルス除去マスクと都こんぶ買ってきた

日曜の午後だというのに、幹線道路は深夜のように車の姿が少ない。私の住む町は埼玉県南部の首都圏ベッドタウン。土日ともなれば、買い物や食事に出かけるマイカーで、幹線道路は渋滞するほどだった。

スーパーのカップ麺棚は、ほとんどが売り切れていた。いつもの週末なら、レジ係が倍増されているはずなのに、2人しかいなくて行列ができている。今夜の夕食のためというより、カートには一目で買いだめとわかる品々。値上がりを見越してのこともあるだろうが。「ヨード卵はないの?」と店員に尋ねているおばさんも二人いた。

かっぱ寿司やくら寿司など、回転寿司店は入荷しないため休業。一方、TUTAYAのレンタルカウンターに長い列ができていた。駅前に、「若菜」というチェーン弁当店があるが、そこもいつもより品薄だった。パートのおばさんたちがずいぶん休んでいるらしい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

つくづくダメな菅直人演説

2011-03-13 07:33:00 | 3・11大震災
これまでのところ、関係各方面は困難な救助救援活動にがんばっておられるようで、それは民主党政権には関係なく、これまでの被災経験と防災活動の蓄積のおかげだろうと、菅直人首相の演説を聴きながらあらためて思った。

終始、空疎にして無内容。政治家の演説なんてそんなものさという声もあろうが、政治家とて日本国民の一人。日本が未曾有の被災に遭遇したとき、日本の唯一のリーダーとして、被災者を励まし国民を奮い立たす言葉が欠片もなかった。あえていうが、それは言葉の技術の問題だと思う。言葉を駆使すべき時だという判断はなかったのだろう。

今、この時、呆然と悲嘆と不安のただなかにいる多くの同胞に、その胸に届く言葉とはどんなものか。それを考えた節がない。どこまでも、民主党政権首班としての「等身大」の演説だった。選挙演説と変わらぬ言葉と調子。ふつうに使われるのと反対の意味で、分を弁えないものだった。

日本と日本人を背負う決意を込めた呼びかけは、ついにどこにもうかがえなかった。そういえば、それこそ空疎な精神主義ではないかと鼻白む向きもあろう。が、今、この時、呆然と悲嘆と不安のただなかにいるはずの多数の被災した日本人、そうした人々を見守る被災を免れた日本人を含めて、みな「等身大」以上の思いを堪えているのではないか。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする