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3月28日
福島第1原発作業員に「私のヒーロー」 米小学生22人が激励メッセージ
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110328/amr11032818190007-n1.htm
17日に、オバマ大統領が「日本の作業員らの英雄的な努力」と称えたこともあって、ヒーローの好きなアメリカでは、「fukushima 50」は大変な人気になっている模様です。Googleで「fukushima 50」を検索すると、約 70,100,000 件(3/29 6時検索)がヒットします。
日本のマスコミも、「fukushima 50」について後追い報道をしています。
3月18日
「英雄フクシマ50」欧米メディア、原発の作業員ら称賛
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103180477.html
現地の対策本部は、原子炉の山側にある免震重要棟にある。作業員は、この棟で寝泊まりしている。東京・内幸町の本社2階にある緊急時対策室に現地の状況を伝え、指示を仰いで作業を進める。
本社の緊急時対策室には、100人以上が詰める。中央に円卓があり、大型モニターが現地の様子や計画停電の状況を映す。社員の一人は「テレビ会議で厳しい環境で作業する仲間をみていると、涙が出そうだ」。中央には清水正孝社長がすわる。周囲には復旧班や計測班の机があり、対策を練る。原子力安全・保安院は、別室に陣取る。
東電の広報は優秀ですね。いつのまにか、「英雄フクシマ50」を指揮する内幸町の本社、清水正孝社長という記事になっています。しかし、残念ながら、現場作業員から、初(?)の被爆者が出ます。
3月25日
東電副社長が謝罪…作業員3人被曝
http://www.sanspo.com/shakai/news/110325/sha1103250504005-n1.htm
会見では記者が3人の勤務先を明らかにするよう求めたが、担当者は「プライバシーの面から差し控える」と応じなかった。
3月25日
原子力安全・保安院「作業のやり方十分ではなかった」
http://www.asahi.com/national/update/0324/TKY201103240374.html
被曝は、安全対策を怠った作業員の責任だと、東電を監視する立場の原子力安全・保安院は指摘しています。
3月25日
地上の星 - 本当の「フクシマ50」
http://jp.wsj.com/index.php/Japan/node_209339
日本のマスコミは、現場作業員に近づけないのに、ウォールストリートジャーナルの記者は、実名や会社名を明かしたインタビューに成功しています。欧米のメディアでも福島第1原発の事故は大きな話題になっていますから、各社はエース級の記者を日本に送り込んでいるそうです。
3月29日
原発修復、極限の数百人…1日2食、雑魚寝
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110329-OYT1T00091.htm
東電の広報はきわめて優秀ですね。「1日2食、朝食はビスケット、毛布一枚で雑魚寝」という作業員たちの過酷な労働環境を明かして、柔軟にメディア対応を変えました。情報遮断から一挙公開の呼吸など、官邸は見習うこと大です。ただし、前記の「英雄フクシマ50」欧米メディア、原発の作業員ら称賛」という記事内容と読み比べてみると、矛盾も大です。