しあわせセブンティーズ

小さな幸せ、たくさん見つけたい!

帯締めの結び目・途中報告②

2007-11-29 13:37:20 | 着物・着付け
この件に関して、大手着付け学院の見解は?と思っていたら、『美しいキモノ 07年秋』のモノクロページに着付けQ&Aがありました。(指導はハクビ京都きもの学院総学院長の木口屋先生) 読むと「特に決まっていない」とのこと。

さてさて、昔はどうだったんでしょう?

『きものの花咲くころ』(主婦の友社)



↑昭和40年の誌面より。ループは向かって左。このころの写真はだいたい向かって左のようです。

着付けも流行があるようで、今は帯締めの紐をきれいに重ねますが、このころは向かって左を上に、右を下にしています。

戦前の写真も載っていて、どっちもあり。そもそも、帯締めのおさまり(位置や角度)もいろいろ。

もうちょっと調べてみるつもりですが、いちおう途中報告ということで…。
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帯締めの結び目・途中報告①

2007-11-29 10:21:29 | 着物・着付け
先日このブログで、帯締めの結び目は「向かって右側(上前側)にループがくるように結ぶ」と書いたところ、
「どちらでもいいと思っていた」とのコメントがありました。

あら、どちらでもいいなんて、考えたことなかった! それこそどっちなんでしょう? というわけでちょっと調べてみました。

ちなみにループの位置は、帯締めを結ぶときに左右どちらを上にするかで変わってきます。

着付けの大御所お二人の本を見てみると…。

『市田ひろみの着付けのすべて』(NHK出版)



↑おお、「左右どちらが上になってもよい」とあります。


『帯結び100選』(笹島寿美指導 世界文化社)



↑「上前側を上に」とあります。

今出ている着物雑誌を見てみると、ほぼ100%上前側が上(つまりループは向かって右)になっています。

私も着付け教室で、「上前側を上に」と習いました。

教える側からすると、それじゃなくてもお太鼓初めてで混乱気味の生徒さんに「どっちでも~」と言ったら、ますます混乱してしまいます。「上前側が上」のほうがわかりやすいし、教えやすいです。

(続く)
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