ドラマのとびら

即興の劇や身体表現で学ぶ、教える、浮き沈みの日々とその後

高校生のリーダー研修―第13回「学びの即興劇」研究会

2008-06-23 11:47:43 | 研究会報告

6月20日。高校へお邪魔しました。

生徒会役員のリーダー研修。「学びの即興劇」研究会会長ゆーこー先生の勤務する学校です。現在、教職総合演習を受講中の学生が4名参加。「学びの即興劇」研究会のメンバーにも参加呼びかけ。

目的は学年の違う役員達がまずは仲良くなること。そしてリーダーとしての自覚を持つこと。

予定変更があり、17時にスタート。まずは、仲良くなるためにゲーム。

とても暑い日にも関わらずクーラーはなく(環境教育ならそれも良いのですが)、床は畳と板間で段差があり、最初のゲームはH2Oと考えていたのですが、危なそう。それで急に思いついて、「畳一枚に一人」ゲーム。オニが自分の畳で止まったらその人は新しい畳に動かなくては行けない。でも、動きが鈍く、隣の畳にしか動かないので、「ヘリが接している畳への移動禁止」。動きが少し活発になってきました。でも、あまり面白くないので次へ。

「鳥・木・嵐」をタークーとケンサクがリード。最初はルールが分からなくて戸惑っていた生徒たちも次第に活発に。

次にウォーキング。誰かが止まると一緒に止まる。誰かが動くと一緒に動く。常に二人が歩く。視野を広く。

インディアンズ・アイ。輪になって、三人が同時に立つ。いずれも、とても上手。リーダーとしての自発性や視野の広さがある。

最近お気に入りの「バン!」。これはワタルとマッシーがリード。リスクを恐れない。

聴く練習。「好きなものは何ですか」。二人一組で。このあと4人でそれぞれ紹介しあうことを考えていましたが、人数が思ったより少なかったので相手に代わって聴いた人が紹介することに。

休憩。

人前で話す実験。ホワイトボードに書いてあることを、声の大きい・小さい、ゆっくり・はやい、視線を下へ、前へなど変えて、みんなの前で読む。そのあと、二人で相談。どのような違いを実験するかを決めてやってみる。ところが、一斉にやると聴こえないことが分かって、結局一人ずつやってみることに。

これも最近お気に入りのエア縄跳びとエア綱引きを予定していたけれど、これで時間がかかったことと、暑いのとで、あとはふりかえりをして終わりました。19時終了。参加は私たちをのぞいて20人ぐらい。出入りがあったのでハッキリしません。

とても素直で自発的な生徒達で、この学校の出身であるケンサクは、「自分たちの頃では考えられない」と喜んでいました。

帰り際、学生たちが、「女の子の輪に鳥になって入るのが抵抗があった」という話をしていました。高校生は後輩だからかえって気にならないという人と、同級生の女子学生の方が気を遣わないという人と。人それぞれなんですね。

もう少し、遊びたかったという感想も。せっかく仲良くなれたので、やはりグループで何かしてみたかった。

でも、私は時間通りに終ることは、結構大切だとこの頃思っています。参加型だと、これが案外難しい。そのために、結果を見越して先走ってしまうことが欠点だけれど。

次は中学校のリーダー研修です。どんな出会いがあるか、楽しみです。

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キジムナーフェスタ2008年ドラマ教育セミナー&ワークショップ

2008-06-18 10:28:22 | お知らせ

―学校教育におけるドラマワーク―「kijimuna-poster2008.doc」をダウンロード 

日時:2008年7月25-27日9:30-12:30
場所:コンリンザ2(沖縄市中央2丁目28-1)
参加費:3000円(3日間通し)一日参加も同料金です

参加申込:キジムナーチケットセンター(TEL098-921-2100、FAX098-921-2111)先着30名 開始時刻に若干の変更がある場合があります。必ず事前の申し込みをお願いします

25日(金)  

基調講演: 9:30-10:30 ディスカッション: 10:30-11:00
・基調講演者:ジョナサン・ニーランズ(英国、ウォーリック大学教授)
・コメンテーター:浅野誠(アメラジアンスクール・イン・オキナワ校長)
・司会: 渡部淳(日本大学教授)

ワークショップ1: 11:00-12:30
・ファシリテーター:ジョナサン・ニーランズ

26日(土)

ワークショップ2: 9:30-12:30
・ファシリテーター:ジョナサン・ニーランズ

27日(日)

ワークショップ3: 9:30-11:00
・フェシリテーター:ジョナサン・ニーランズ

フォーラム: 11:00-12:30
・対談:ジョナサン・ニーランズ、渡部淳
司会:小林由利子(東横学園女子短期大学教授)浅野恵美子(沖縄ドラマ教育研究会会長)

概要:
英国からドラマ教育の世界的リーダーであるジョナサン・ニーランズ教授を迎え「学校教育におけるドラマワークの可能性」について解明します。日本側からは、ドラマワークを活用した学習方法の提唱者である渡部淳氏、ワークショップ研究で知られる浅野誠氏が参加します。

まず講演でドラマワークのプログラムをデザインする方法、ドラマワークのファシリテーションの工夫などが提案され、ワークショップでその実際を経験します。また、対談を通して、日本の学校教育にドラマワークを導入する方策を探ります。

豊かな学びの創造に役立つドラマワーク、教科や領域をこえて活用できるドラマワーク、その理論と実践にふれて、教育の新しい流れを展望できる3日間です。

協力:・浅野恵美子・金城幸次・棚原恵子・武田富美子(以上 沖縄ドラマ教育研究会)

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IMPROKINAWA ワークショップ

2008-06-16 10:01:37 | 日記・エッセイ・コラム

IMPROKINAWA おなじみ なほさんのワークショップ。今、シアトルでインプロについてさらに学んでいるところ。その熱いところをさっそく沖縄のワークショップで紹介してくれることでしょう。しかも、2日間のワークショップというところがいいな。

インプロワークショップ 2008.7
「ここから生まれる、私たちの物語」

誰でも自分だけの物語を持っています。
そして、自分の中から生まれてくる物語を、
自由に表現することが出来ます。

私たちの中から生まれてくる物語を
即興(インプロ)で自由に表現する2日間。

心と身体をやわらかくほぐして
私たちの新しい物語を紡いでみませんか?

【日時】7月12(土)13日(日)

12日(土) 14:00~18:00
13日(日)前半13:00~16:00/後半17:00~20:00  (食事休憩1hあり)
【料金】 3500円(2日間通し、食事代別)

【場所】 アルテ崎山Bホール(那覇市首里鳥堀)

【定員】 20名(先着順)

【申し込み・問合せ】
電話:090-7157-0333(渡辺奈穂)
メールアドレスおよび「もっと詳しいこと」を知りたい方は
http://improkinawa.blog.ocn.ne.jp/info/cat2053834/index.html

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自分のワークショップをDVDで見る

2008-06-15 00:16:29 | 日記・エッセイ・コラム

ドラマフェスティバルのDVDをやっと見ました。

見て分かることって、やはりあります。DVDにしてみることは大切だと思いました。

気がついたことはいろいろあったのですが、そのひとつ、「~ですが」などと言うときの「が」が強調されている。次何を言おうかと考えているのですね、きっと。その時に、間の「が」が強く長くなる。耳障りでした。

でも、なんといっても、すばらしいメンバーでした。メンバーに支えられて、良い体験ができたと、DVDを見ながら改めて思いました。

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別の視点―イラク/狼の谷

2008-06-14 07:06:07 | 日記・エッセイ・コラム

トルコ映画「狼の谷」をレンタルDVDで見ました。http://www.at-e.co.jp/ookami/

イラクのグルド人自治区が舞台。アメリカ兵がムチャクチャなことをやっており、これでは「自爆テロ」に走る心情が分からないでもない。しかし、イスラム教の導師は「復讐や自殺は神の教えではない」と説く。

元トルコ諜報部員が活躍するというアクション映画。もとはといえば、トルコの視聴率40%の超人気テレビ番組だったそうな。

イラクでアメリカ兵がやっていること。立場が違えばまったく違って見える。違う視点に立ってみるということがいかに難しいか。アメリカや日本だけでなく、各国の映画を観たいものだが、これもなかなか難しい。トルコ映画はやっと2本目。

「自分が正しい」と思う行動をとることは大事だけれど、「本当に正しいのか」「別の視点もある」という謙虚さは常に必要。この兼ね合いって、結構難しいかも。

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