とにかく時間がない… ここの勤務は、終点到着から次の発車までに時間がないパターンが多過ぎる。だから、正直なところ「忘れ物チェックなんてやってられない!」と思うこともある。しかし、それでも「やれそうだ」と思えば、急いで忘れ物チェックをする。そして、「すぐにバスを乗り場へ移動させなければ…」と焦ってしまう。が、焦れば焦るほど、シートベルトが出てこない。ついつい勢い良く引っ張ってしまうから、ベルトが「カチャッ」と途中で止まってしまうのだ。私は「あっ」と気付いて「ふぅ~」と一呼吸おいてから、二度目は落ち着いて引っ張っているつもりだけれど… やはり焦りがあるのだろう。シートベルトは再び「カチャッ」と… そして無情にもバスの発車時刻を過ぎてしまうのであった…
あぁ、また午前様になってしまった… ただいま11月4日の25時をちょっと過ぎたところです…
一昨日、前半の乗務を終えて車庫へ戻り、給油をしてからバスを停めて… そこへ整備の人がやってきて「あぁ、この下のところかなぁ? 擦ったって言うのは…」と言った。私は身に覚えがなかったけれど、一瞬「自分が運転しているバスを擦っても気付かないほど、私はボケなのか? それをたまたま誰かが見ていて教えてくれたのか?」と自分を疑ってしまった。そこで一応「えっ!? 今日ですか?」と尋ねたところ、「いや、昨日だったかな?」との返答を聞いてホッとした。もう… 驚かさないで下さいよぉ~!
今日、前半の乗務の途中、「この後、某駅での次発まで15分くらいあるから、缶コーヒー(もちろんブラック!)でも飲もうかな」と思っていた。某駅ロータリーへ入って行くと、なぜか一台のバスが停まっていた。私は「あれは… 他の系統のバスだろう」と思って、予定通り缶コーヒーを買いに行こう… と、そこへ、そのバスの運転士がやってきて「バス、交換です」と言った。私は驚いて行路表などを確認したが、何処にもそんなことは書いてなかったので「聞いてないけど…」と言った。すると彼は「このバス、今朝、車庫内でぶつけたみたいで…」と言ったのである。私は「えっ!? 今朝???」と言葉を失った。“今朝”と言われては… どう考えても私しか乗っていないのである。疑問と不安で頭が一杯になっている私をよそに、彼は「今朝、このバスは車庫でずっと停まっていましたよねぇ? だから“ぶつけられた方”なんですけど… なるべく早く“接触部分”の写真を撮りたいとかで…」と続けた。もう… ビックリさせないで下さいよぉ~!