バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

♪そんな~時代も… ♪かもねかもねそ~かもね…

2009年11月20日 23時07分14秒 | バス運転士

朝8時過ぎ、始発の某駅から3つ目のバス停を「○○停、通過します」と言いながら通過して、4つ目のバス停で一人の乗車があって、5つ目のバス停へ向かっている途中… 二人の若い女性が運転席横までやってきて「あのぉ… ○○停は…」と言った。私は「えっ!?」と驚いた。彼女たちは「過ぎちゃいましたか?」と言ったので、私は「えぇ、二つ前に…」と答えた。彼女たちは「歩いてどれくらいかかりますか?」と言ったので、私は「15分… 20分くらいかかるかもしれませんね」と答えた(地図で見たところ約1.2km)。続けて、右斜め前方のバス停を指差して「もしもバスに乗られるならば、あそこでお待ちください」と言った。が、私のバスが信号待ちしている間に、逆方向のバスが来てしまった… 今のように何かとウルサイ時代でなければ、その場で降りてもらって逆方向のバスに乗せられたかもね。

それから数時間後の午後1時過ぎ、朝と同じ某駅から車庫停(営業所前)までの路線を走ったのだが… 終点の車庫停に着いた時、二人の若い女性が運転席横までやってきて「あのぉ… 忘れ物を取りに来たんですけど、営業所はどちらに…」と言った。私は「あぁ、その信号を右へ入ったらすぐにありますよ」と答えたのだが… 今のように何かとウルサイ時代でなければ、「このバスはどうせ車庫へ入るから…」と言って、そのまま乗せてあげたかもね。

もちろん、それが若い女性であろうとなかろうと関係ありませんよ。老若男女不問「もしも、そうしてあげられたら…」と思っただけです。今は昔… そんな時代もあったかもね。