バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

ホント、駄目な私で…

2013年06月16日 18時42分17秒 | バス運転士

先日の朝、ある交差点を左折する時… あっちこっちに視線を動かして「自転車来てない?」「来てない!」「歩行者いない?」「いない!」と自問自答しながら、ゆっくりとハンドルを… その時、見慣れない旗を持った男性が2~3人立っているのに気が付いた。

私は「あれは… 何者だ? とりあえず横断歩道を渡る雰囲気はないな」と思って、そのまま左折… と思ったら、彼らとは無関係の一般人男性が横断歩道を渡ろうと迫って来ていたのである。その男性と目が合った私は、反射的に頭を下げたのだが…

まだ、これが“苦情になるかならないか”で済んでいるうちはいいけれど… 事故になってしまってからでは遅いのである。あぁ、“何か一つ気になることがあると、他のことに神経が行かなくなってしまう”という性格は… ホント、駄目だなぁ…

また… ある待機場所にバスを止めて、低床部分の客席に座って休憩していたら、母親が子供に話し掛けている声が聞こえてきた。私は「散歩中か… ま、いずれにせよ通りすがりの母子だろう」と思ったのだが、母親が子供に何か説明をしているような話は続いていた。

しばらくすると、隣りのバスの運転士さんが扉を開けたので、私は「トイレにでも行くのだろう」と思ったのだが… その母親に「こんにちはぁ~」と挨拶をしたのである。どうやら顔見知りのようで、その子供が通っている近所の幼稚園などの話で盛り上がって(?)いた。

そうなってしまうと、私が会話に入り込むのは難しく… ただバスの中でジッとしているしかなかった。そして数分後… 発車時刻が迫った私のバスは待機場所から発進した。あぁ、もしも私が先にバスの扉を開けていたら… 別の話題で盛り上がって、そのお母さんと仲良くなって… 「そうそう、いい女性がいるのよぉ~」なんて話になったかもしれないのに…(ならんならん!) ホント、駄目だなぁ…(何を今さら!)