バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

祝日の帰宅時間帯

2014年09月23日 23時19分38秒 | バス運転士
営業所管轄エリアの北方にある某駅にて… 私のバスは1番乗り場からの発車で、すぐ後ろの2番乗り場からも同時発車のバスがあった。私は「発車時刻と(バス乗り場の目の前にある交差点の)信号のタイミングが微妙だなぁ~」と思いながら、バスの周囲と時計と信号をチラチラと見ていた。


しばらくして目の前の信号が青になり… まだ発車時刻まで30~40秒… 5、4、3、2、1、0! 私は、発車時刻になると同時に扉を閉めて発車&交差点を突破… 2番乗り場のバスも信号の変わり目ギリギリで交差点を突破できたようで、その車体をミラーで確認した私はホッとしながら一つ目の○○停へ… そこで3名ほどの乗車があった。


その次の△△停では10名ほどの乗車があったのだが… 学生さんが200円だけ入れて通路を行こうとしたので、私は呼び止めて10円を入れてもらった。さらに、若い男性が210円ではなく120円を入れて通路を行こうとしたので、呼び止めて不足分を入れてもらった。その後、車内客の動きが止まったのを確認して発車… 青信号、青信号、右折矢印信号… ノンストップで次の◇◇停に到着した。


そこで1人の男性が乗り、私は前扉を閉め… と、その時! 「ピィー!」と降車ブザーが鳴ったので、私は中扉を開けた。すると、1人の学生さんが降りて行ったのだが… その姿を見た私は「ん? ひょっとして、さっき乗ったばかりの学生さん!? 2番乗り場から来る某所行きのバスに乗るつもりだったのかなぁ~ ちゃんと“某総合駅行きです”って案内したんだけど…」と残念に思った。


ちょっとだけ彼女の心配をしながらバス停を発進させて、次の◎◎停まで約100mとなったところで… 手を振りながら歩道を走っているスーツ姿の中年ぽっちゃり男性を発見した。私は◎◎停で止まって、前扉を開けて待ち… 間もなく、その男性が駆け込んできて「さすがに今日(祝日)は時間通りだね」と言ったのだった…


そう、今日の私は某総合駅の路線ばかり走っていたのだが… 祝日であることは百も承知だったのだが… それにしても交通量が少なかったような気がした。きっと… 平日に挟まれた一日だけの休日… 給料日直前… ガソリン代もバカにならない… ということで、みんな自宅で過ごしていたのかな? 家族でゲームをやったり、プチ大掃除をやったり… あるいは、一人でヨガをやったり瞑想したり… ん? はいはい、どうせ私の場合は妄想ですよ、フン!