バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

えっ!? なんなん???

2016年06月02日 21時48分06秒 | バス運転士
昨日、市内中心部で10人ほどの乗車客扱い中… 2~3m離れた位置に“委託元の腕章”を付けたおじさ… いや、私よりも若いからお兄… いや、やっぱり世間一般ではおじさ… ま、どっちでもいいか! という人が立っていたので、私は「えっ!? なんなん? もう6月なのに… 5月で終わった“接客なんちゃってキャンペーン”の乗り回りの延長なのか?」と思った。

そして、最後の乗車客扱いが終わると同時に、その男性はやって来て… 私に名札を見せながら「△△の◇◇という者ですが、ICカードのチェックをさせて下さい」と言って、9月からICカード化される“お年寄り専用フリーパス”など、5枚のICカードをタッチさせ始めたのである。その様子を見ていた私が「あぁ…」と声を漏らすと、男性は「はい」と頷いたのだった。

また、今日の昼過ぎ… 勤務後半の準備&点検のため、敷地内に止めてあるバスのところへ行くと、その近くに銀色のワンボックスカーが止まっていたので、私は「あぁ、納入業者の車だな」と思った。んが! しばらくすると、2人の警察官が“何か”を担架に載せてやって来たので、私は「えっ!? なんなん? 銀色のシートに覆われているモノは… 全長150cmくらいで… 前半分は膨らんでいるが、後ろ半分はそれほどでもなく… まさか、子供の※※!?」とドキッとした。

が、すぐに冷静になって「そんなんだったら、もっと大騒ぎになっているだろうし… きっと動物の死骸に違いない。上半身が太くて、下半身が細い生き物… それはイカ? それともタコ? まさかの宇宙人?(それならそれで大騒ぎになっとるだろう!)」などとアホなことを考えていた。警察車両が出て行った後、すぐ横を“情報通の運転士さん”が通り掛かったので聞いてみたところ… 「変死体(いわゆる孤独死?)が見つかったらしいよ」と言われて驚いた。

なるほど、孤独死かぁ~ それこそ他人事じゃないんだよなぁ~ ま、でも… その人が“本当に孤独を感じながら亡くなったかどうか”は、誰にも分らないもんなぁ~ ひょっとすると、最後に「あぁ、良い人生だったなぁ~ ありがとう、みんなぁ~」と呟いていたかもしれないもんね! たまたま“お近付き”になっただけの私ですが… ご冥福をお祈り申し上げます。