バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

無意味な再チェック

2020年07月07日 17時08分04秒 | 仕分け作業(夜勤)
“荷物の仕分け作業”から“トラックへ荷物を渡す作業”へ進む前に“仕分け作業でチェックミスした荷物を探し、機械を使って再チェックする”という作業があるのだが… 正社員から受け取った“チェックミスリスト”に従って荷物を探して再チェックしている最中、いつの間にかトラックへ荷物を渡すための作業が始まっているということは日常茶飯事である。そんな時、「えっ!? ここは何処? 私は誰? 何をして… ん? おいおい、次の作業の開始連絡くらい徹底しろよ!」と思ってしまう。

ある日、私が“正社員から渡されたミスリスト”の荷物をすべて捜索し、リストの一つ一つに「あった(再チェックした)」「なかった」という印を付け、ある契約リーダーに「●個はあったけど、●個は見つからなかった」と言いながらミスリストを手渡したところ… 即、私が見ている前でミスリストをクシャクシャクシャ… 思わず私は「あぁ~ 私の努力の結晶を~ なんてことするんだぁ~」と叫びながら笑ったのだった。そう、みんな分かってるんだよねぇ… ほとんど無意味な作業だということを…

昨夜の私は“コンベアーから荷物を取り上げる(機械を使わない)ポジション”だったのだが… なかなかコンベアーの速度が上がらなかった。電車の遅れの影響で作業員が揃っていなかったのか、試験的にやってみたのか分からないけれど… とにかく、仕分け作業の終了がいつもより遅くなってしまった。私は、その後の“トラックに荷物を渡すための作業”で機械を使うことになるので、その準備をして… いつものように正社員から“ミスリスト”を受け取り、「さてと… 一応、探しますかね」と思った…

その時! 別の正社員から「トラックに荷物を渡すための作業を開始して下さい!」という大きな声が聞こえたのである。荷物の捜索中にその作業が始まることはよくあるのだが… ミスリストを受け取ったばかりで、荷物を探す時間さえなかったのは初めてである。やっぱり… 多くの人が言っているように「結局、時間がなければやらないんだから、再チェックなんてほとんど意味がない」のかもしれない。ホント、この件に限らず… 何かいろいろ言う割に、すぐにボロを出すんだよねぇ~ その辺が××みたいというか憎めないというか… いい職場である。ハハハ…(最後に何でも“いい”と言って済ませる… 昭和世代の手法だな。ハハハ…)