バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

器具類の付着物

2024年01月11日 11時38分08秒 | 病院の黒子(夕勤)
私は無知なので… 器具を見ただけでは「どうやって使うのか?」分からないものばかりである。その中にはセメントを使う器具もあり… ネットで検索してみたところ“骨粗鬆症などが原因で発症した脊椎の圧迫骨折による痛みをなくすための手術などで使用される”となっていた。先日、その器具が自動洗浄機から出てきたのだが、白くて硬い物がベッタリ… セメントが付着したままだった。

「これは… このままでいいのかな?」と思いながら先輩に尋ねたら、「そのままじゃ駄目だから剥がしてください」と言われてしまった。「ま、そりゃそうだろうな」と思いながら爪を立てて剥がし始めたのだが… 私の爪の方が剥がれそうで怖くなったので、マイナスドライバーを使って剥がしたのだが、予想以上に剝がれにくく手こずってしまった。ま、それでも血液などと比べたら… どうってことはない。

昨春、私が先輩から教えてもらいながら器具類の手洗いを始めた頃は、「これって、洗う必要があるのかな?」と思うくらい目立つ汚れがなく、管状の内部にブラシを通しても何も出てこなかった記憶があるのだが… 夏頃から急に変わったような気がする。「これは殺人事件の凶器か?」と思えるほど血だらけの器具類が増え、管状の内部には“軟らかい何か”が詰まっていることが増えたような…???

ま、それはそれで私の遣り甲斐に繋がるのでいいとして… なぜ、急に変わったのだろうか? 新人医師が入ったのか、他の病院から転勤してきたのか… いずれにせよ、慣れてくれば…。。。そう言えば、新たに入った若い男性が「まだ血の臭いが分かりません。消毒液のような臭いは感じますけど…」と言っていた。そうか、それじゃあ私が血を…(こらこら! というか… 血に弱いオマエの方が先に卒倒するんじゃないのか?)