バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

空気あっつ!!!

2024年01月13日 15時42分49秒 | 病院の黒子(夕勤)
空気圧縮機を使って、水洗いした器具類の水気を吹き飛ばすことは、私の重要な任務の一つである。言うまでもなく、管状の器具にも様々な種類があり、長さが30cm以上の器具もあれば、10cmくらいの器具もある。端から端まで同じ直径のまま貫通している器具もあれば、途中で穴の直径が変わっている器具もある。見るからに高そうな器具もあれば、100円ショップで売られてそうな器具もあったりして…(こらこら!)

また、手洗いする器具もあれば、自動洗浄機で洗う器具もあり… 一応、自動洗浄機では乾燥までやってくれるのだが、管の中や凹凸の凹部分には水分が残っている場合があるので、空気圧縮機を使うことになる。だから、「ピーーーッ!」という自動洗浄機の作業完了音が鳴った時に、正社員や先輩から「松井さん、器具を洗浄機から出して、エアーを掛けて滅菌室へ持っていって下さい」と言われることが多い。

そこで私は、自動洗浄機から金属製の器具を取り出し… 「あっつ!!!」と声を上げてしまうのである。なぜならば、自動洗浄機による乾燥が高温で行われているので、作業完了直後は金属製の器具が熱々なのだ。仕方がないので、まずは金属が薄い部分に空気を当てて冷ましてから、そこを持って管状器具の一端(穴)に空気圧縮機のノズルを当てて「プシューーーッ!」とやり、もう一端(別の穴)から空気と一緒に水気を飛ばすのである。

管状器具の穴の大きさも様々で… 例えば、一端は2mmくらいあるけれど、もう一端は1mmもない器具もある。その場合、2mmの穴にノズルを当てて「プシューーーッ!」とやるのだが、空気の出口が狭いのでノズルへ逆流する空気圧が意外と強く… しっかりとノズルを押し付けていないと、空気圧に負けて穴からズレてしまうのだ。また、そのような管状器具の中には、両端の中間あたりに1~2mmの穴が開いているものもある。

その場合も、同じように2mmの穴にノズルを当てて「プシューーーッ!」とやるのだが、「空気の出口が2つになると、管の中の空気圧が下がって水気を飛ばしきれないかも?」と思った私は、中間の穴を親指で塞いでから「プシューーーッ!」とやってみた。すると、想像以上に空気圧が高くて親指が浮いてしまい、その隙間から空気が「プシューーーッ!」と漏れ、私は思わず「あっつ!!!」と叫んでしまった。ふぅ… 空気で火傷するかと思った…(某芸人は女性関係で大火傷… 現在60歳の“松ちゃん”は変な奴が多かったりして…???)