いいね~おいしいね~

食べたり買って良かったもの等を実体験に基づき厳選紹介!ぜひご利用頂きより良い人生や日本経済等活性化につながれば幸いです♪

失礼ながら、その売り方ではモノは売れません(林文子)

2006年01月27日 00時30分00秒 | 
<金曜は本の紹介>

「失礼ながら、その売り方ではモノは売れません(林文子)」の購入はコチラ

 作者の林文子さんは、1946年東京都生まれで、東レ、松下電器産業勤務の後、1977年ホンダの販売店に入社し、当時としては珍しい女性セールスとなり入社翌月よりトップセールスになったようです。

1987年BMWに入社し営業管理職となり、新宿支店長や中央支店長に抜擢されて最優秀支店に育てたようです。

在任中フォルクスワーゲングループにスカウトされ、1999年直営であるファーレン東京(株)代表取締役社長就任し4年間で総売上、販売台数とも倍増させたようです。

2003年8月にBMW東京(株)代表取締役社長に就任し、2005年5月に㈱ダイエー代表取締役会長兼CEOに就任しています。

 この本は、これらの車販売の経験から、どういう風にすれば売れるかお客様対応や社内対応等について書かれたものです。

 お客様のことを考えて、人間対応力が必要だということについて書かれています。

 全体的に分かりやすく具体的に書かれていてとても良い本です。

かなーりお勧めです!!

以下はこの本で私が感銘を受けたポイントです。


・これからは高齢化社会になるし御用聞きビジネスが脚光を浴びる

・お客様の人間的な面に興味を持ち、世間話もする。

・お客様が他のメーカーの車を選んだ時は、「それはいい買い物をなさいました」とそのお客様の選択に自信を持たせ、信頼感を与える。そうすると、ご友人を紹介してくれたり、また戻ってきてくれたりする。

・他のメーカーの車の悪口は厳禁である(お客様は心の中で他社の車も選択肢の一つに入れていると、いい気分がしないため)

・自社の車を褒めないこと。自分で乗った感じを伝えること。(自社の製品を褒めるのは当たり前で、お客様はそんな話に心を動かされないため。営業で大事なのは心を動かすこと。)

・業績が悪いほど、社員のいい面に目を向けること。必ず褒めること。マイナスのことを言わないこと。

・社員に叱るときも、褒める要素を忘れない。真心があれば叱ったことでしこりが残ることはない。

・選択に迷うときは困難なほうに賭ける。リスキーなことに挑戦することは相当な努力を必要とするから得るものが大きいため。

・できる営業の3要素は、「人が好きなこと(人に関心を持つこと)」「勇気を持つこと」「積極性」

・営業の基本は、焦らず、驕らず、お客の隣に座り続けること

・クレーム処理は営業マンの販売力を付ける一番大事なところ。クレームには、とにかく相手の気持ちが収まるまで謝ること。怒りが静まらないかぎり、解決策という着地点が見えない。クレーム処理の大半がハッピーエンドで終わった。

・スランプのときは、最も気の合う既納客のところへ回り、決してマイナスのことを言わない、自分とフィーリングの合うお客様から、何気ないいつもの言葉をもらうだけで生き返ったような気持ちになった。

・買い物は、お客様が自分で考え、自分で選択することが大事で、そのサポートとして演出する営業が必要。

・ホウレンソウとは「報告」「連絡」「相談」のことだが、部下が上司にホウレンソウするだけでなく、上司も部下に対してホウレンソウが必要。

・顧客満足(CS)だけでなく従業員満足(ES)が必要。働き手が幸福でなくて、どうしてお客を満足させることができるか。

・女性へのアドバイス
 1 男性で個人を大事にする人は、相手の性も大事にします。
 2 女性はどうも理由もなく群れがち。少なくとも正義があるのかないのか、それが人と群れる場合の基準です。
 3 常により大きな視点に立つことを心がける
 4 情緒で判断するのではなく、理性で判断すること。
 5 いつもさわやかに、そして魅力的に。
 6 人の意見を聞いたら、自分でかみ砕いて、あなた流に言い換えること。
 7 仕事人間になること、そして家庭人でもあること(これは男性も同じ)


<目次>
はじめに
第1章 デフレ時代の、これが私の売り方
 これからますますご用聞きビジネス ☆私の経験1
 来店即決の営業 ☆私の経験2
 決して自社製品を褒めない ☆私の経験3
 投網営業という独特なやり方 ☆私の経験4
 その日のうちに答礼訪問 ☆私の経験5
 BMWですぐにトップの秘訣 ☆私の経験6
 マネジメントはこころでやるのです ☆私の経験7
 メリハリを付けると成果が違う ☆私の経験8
 ショールームを演出する ☆私の経験9
 人とどこが違ったのか ☆私の経験10
 苦境なのに時間短縮 ☆私の経験11
 安全パイではなくリスキーを選ぶ理由
第2章 セールスは結局、自分を売っているのです
 販売に奇策なし、の本当の理由
 マーケティングでモノは売れない
 われわれ営業は個売業
 子どもに高級車を売る?
 売れない人ほど”逃げ場”をたくさん用意している
 売れない営業の共通点
 売れる人の共通点があった
 この”弱い”商品をどう売るか
 忘れてはいけない「できる営業の3要素」
 年齢で売り方が違う
 営業ツールはたったこれだけ
 目標は高めに設定するのがミソ
 クレーム処理で成長する
 落ち込んだときはお客のところに行く
 ヘッドハンターと会って損はない
第3章 売れる営業は目のつけどころが違う
 高いモノが売れるにはワケがある
 買い物はエンタメである
 ニーズは日常のなかに眠っている、と気づくことが大事
 ”すぐそこビジネス”がすぐそこに
 発想の柔らかい営業ほどよく売れる
 こころの余裕が仕事に出る
 営業に表現力-それってホント?
 自分を高く評価してもらう方法
 営業にはカウンセリングの技術が要る
 営業に不可欠な演出はプラス方向で使う
第4章 チーム力でモノを売る秘訣
 3K職場のすすめ
 話しコミが業績を上げる早道
 ホウレンソウするのは上司のほう
 ここが残念!男性管理職の難点
 ドリームチームは必要ない
 CSよりES、そしてFSへ
 女性のちょっとしたアドバイス
おわりに

今まで読んだ本のランキングはコチラ!

人気blogランキングアップのためクリックをお願いします!

<今日の独り言>
 駒沢公園へ初めてチャリで行ってきました。自転車用コースは一方通行で坂やカーブが結構あり戸惑いましたが、楽しいコースでした。体育館で高校生のバスケの試合を見たり、東京オリンピック時の資料館を無料で見れたりして結構楽しめました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする