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トヨタ自動車のバフェット流投資判断

2008年03月08日 01時00分00秒 | バフェット流投資判断
<土曜は株のおはなし>

「億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術」の購入はコチラ  

 「億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術」という本では、バフェット流銘柄選択術が示されており、具体的には以下の13の質問を満足できれば、その株式を購入した方が良いというものです。

 私はこの本にとても感銘を受け、このブログの左側の方にもオススメな本として紹介している次第であります。

 今回は、以前紹介した日本、北米、欧州以外の新興国への利益依存度が2006年9月中間~2007年9月中間の間に上昇している主な企業の中からトヨタ自動車について具体的に判断してみたいと思います。株式投資の参考になればと思います。

 データは、四季報CD-ROMが主ですが、Yahoo(ホームページ)ロイター(ホームページ)MSN(ホームページ)を参考にしました。


1消費者独占力を持っているか?
自動車メーカーで利益世界首位、国内登録車シェア45%前後あり、余資豊富で好財務で、世界展開加速で2007.3期には海外比率が74%あり、特にハイブリッドカーは有名で、消費者独占力はあると思います。 

2事業内容を理解しているか?
 事業内容は自動車メーカーです。自動車92%金融5%他3%です。


3製品・サービスは20年後も陳腐化していないか?
 自動車は20年後も陳腐化せず発展していると思います。


4コングロマリット(直接の関係を持たない多岐に渡る業種・業務に参入している企業体)か?
 自動車に特化していて、コングロマリットではないと思います。


5 1株当たり利益(EPS)は安定成長しているいか?
      EPS BPS ROE(EPS/BPS) 配当 配当性向 株価(年末) PER(株価/EPS)
2004,3 342.90 2,456.08 14.0%    45    13.1%    3,620    10.56
2005,3 355.35 2,767.67 12.8%    65    18.3%    4,170    11.73
2006,3 421.76 3,157.63 13.4%    90    21.3%    6,120    14.51
2007,3 512.09 3,701.17 13.8%    120    23.4%    7,960    15.54
平均      13.5%   19.0%            13.09
14.3% (EPS成長率)


6安定的に高いROE(平均)をあげているか?
2003,3 12.80% ←ロイター
2004,3 14.90% ←ロイター
2005,3 13.60% ←YAHOO
2006,3 14.00% ←YAHOO
2007,3 14.68% ←YAHOO
平均ROE 14.0%


7強固な財務基盤を有しているか?長期負債/税引利益倍率
7.38
 この本では長期負債となっていますが、有利子負債で計算しました。この負債を返済するのに7.38年かかる財務となります。意外と有利子負債があり驚きました。


8自社株買戻しに積極的か
MSN(財務諸表→10年間の概括)で10年間の発行済み株式数のデータあり
1998,3 3.8 (百万)
1999,3 3.8 (百万)
2000,3 3.7 (百万)
2001,3 3.7 (百万)
2002,3 3.6 (百万)
2003,3 3.5 (百万)
2004,3 3.3 (百万)
2005,3 3.3 (百万)
2006,3 3.2 (百万)
2007,3 3.2 (百万)
2008.2にも自社株買戻しをしていて、積極的だと思います。


9製品・サービス価格の上昇はインフレ率を上回っているか?
 品質がよくブランド力があるため、製品の上昇はインフレ率を上回ることは可能だとは思いますが、今はコスト削減で製品価格はインフレ率を下回っているかもしれません。


10株価は、相場全体の下落や景気後退、一時的な経営問題などのために下落しているか?
株価は、相場全体の下落によって、2007年3月から下落傾向にあるようです。

11株式の益利回り(今期のEPSを現在の株価で割る)と利益の予想成長率を計算し、国債利回りと比較せよ
2008.2.29の株価 \5,750
A:株式の益利回り(今期のEPSを現在の株価で割る)
8.9%
B:予想EPS成長率
14.3%
A+B 23.2% :長期投資の期待収益率
国債の利回り
1.723% 10年国債
2.436% 30年国債
米国で当時7%
 長期投資の期待収益率は23.2%とかなり高い値となっています。

12株式を擬似債券と考え、期待収益率を計算せよ
株主資本の予想成長率
=ROE(1-配当性向)
11.3%
10年後の予想BPS=直近のBPS×(1+株主資本の予想成長率)^10
10,826

10年後の予想株価=10年後の予想BPS×平均ROE×過去10年間の平均PER
\19,829

今後10年間の期待収益率=(10年後の予想株価/現在の株価)^(1/10)-1
13.2%
 擬似債券と考えた今後10年間の期待収益率も13.2%と高い値となっています。

13過去のEPS成長率をもとに計算する手法で期待収益率を計算せよ
過去の平均EPS成長率=(直近のEPS/10年前のEPS)^(1/10)-1
14.3%

予想EPS=直近のEPS*(1+過去の平均EPS成長率)^10
1,950

10年後の予想株価=予想EPS×過去10年間の平均PER
\25,514

期待収益率=(10年後の予想株価/現在の株価)^(1/10)-1
16.1%
 EPS成長率をもとに計算した期待収益率も16.1%とかなり高い値となっています。

<まとめ>
 トヨタ自動車は、消費者独占力はあり、事業内容は分かりやすく、製品は20年後も陳腐化しないと考えられ、またコングロマリットではなく、自社株買いに積極的で、ブランド力があるため良い会社だと思います。また、EPSは成長率が14.3%と安定成長していて、ROEも平均14.0%もあり、長期投資の期待収益率や擬似債券と考えた期待収益率、EPS成長率をもとにした期待収益率も高い値となっています。すばらしい会社ですね。株価は下落傾向にあるので、今が買いかもしれません。


株のお話しまとめ(2007年)
株のお話しまとめ(2006年)

<今日の独り言>
砧公園の近くの畑で、「でこぽん」が2個100円で売っていて安いと思いました。しかし、もの凄く酸っぱかったです^_^;)そういうことですか・・・。

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