喫茶去

徒然に、日々の生活を書き留めたいと思います。喫茶去、まあ、お茶でも飲んで、のんびりしていって。

荒川豊蔵資料館

2024-11-24 | 美術館・博物館

国際陶磁器フェスティバル美濃’24、
17日までで、もう終わったけど、
7館入場セット券をいただいて、
瑞浪市陶磁資料館





可児市久々利にある「荒川豊蔵資料館」へ。

魯山人との交流もあり、
鎌倉の魯山人が立ち上げた料亭で使う
食器を作るために建てられた窯で
やき物長として働き、
魯山人が所有する数多くの古陶磁をもとに、
作陶の技術を磨き見識を深めていったそう。

当時、桃山時代の陶器がすべて
瀬戸で焼かれていたと思われていた。
魯山人と一緒に名古屋を訪れた時、
茶碗の底にある高台についた赤土から、
瀬戸で焼かれたという説に疑問を持ち、
美濃の古窯を調査した結果、
久々利の古窯跡から志野筍絵の陶片を発見し、
志野、黄瀬戸、瀬戸黒といった
桃山時代のやきものが
美濃産であることを実証し、
陶磁器の歴史を塗り替えたのだそう。

そこに移住し、窯を築いて
桃山の志野と志野黒の再現に生涯を費やし、
人間国宝にも認定された、
昭和を代表する陶芸家の一人。

ちなみに、豊蔵さんは多治見の出身。
今年は生誕130年だそう。


追記
資料館の近くには
東風谷という
豆腐料理のお店があるので、
是非、ここと合わせていらしてください。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする