Re-食器とは、回収した不要食器を砕き、
もう一度土に混ぜて新しい製品に再生利用した
リサイクル食器のこと。
陶磁器の食器をつくる土は
限りある枯渇性資源のひとつ。
現在、日本の焼き物産地では
土や原料の枯渇化が問題になっているそう。
また、陶磁器は1300℃前後の高温で焼いて作るため、
これまでリサイクルは難しいと考えられていて、
不要になった陶磁器はゴミとして捨てられ
埋め立てる事で処分され、
埋め立てゴミの大きな比率をしめているのが陶磁器だそう。
この問題に取り組む為、
1997年、岐阜県の美濃焼産地で、
美濃焼をはじめとする各地の“つくり手”や“売り手”、
全国の食器の“使い手”、それに行政などが手を取り合い、
陶磁器の資源循環を目的とした
「グリーンライフ・プロジェクト21」を発足。
研究を開始し、1999年には初のリサイクル食器
「Re-食器」が生まれたのだそう。
その食器を使った、
美濃Re(みのり)ランチを、
国際陶磁器フェスティバル美濃の最終日にいただいた。
27年も前から、Re-食器に取り組んでこられ、
さすが焼き物の町だね。
これからお店で食器を見る時、
Re-食器も意識して見てみよう。