おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

天下の秋を知る

2008年10月14日 | Weblog
秋空のよい天気でござります。
10月、11月は、おぢにとって鬼門でござります。
一年で一番精神状態がよろしくない季節です。
元気がなくてゴメンちゃいなのじゃ。

そんなこんなではありますが、ニューヨーク市場は暴騰したようで、どうやら金融危機は目先、回避された模様で、一安心です。
言われておりますように、これから実体経済に影響が出てまいりまする。
怖いです。

問題はニセコ界隈の外国不動産会社じゃ。
だれでも想像がつくのは、資金ショート。
海外の銀行からの融資が中心でしょうから、これがストップする可能性大です。

それに加え、これまで投資目的でコンドミニアムなどを購入しておったお方の投売り。
コンドミニアム買う予定だったお方の購入中止。
ってなことが続けば、スムーズだったお金の流れが途絶えちゃうわけで、どうにもあきまへん。

一番の心配はというと、景気の冷え込みでオーストラリアからのスキー客減ることじゃね。
ニセコ不動産バブルを支えていたのは、ニセコを気に入ったオージーがリピーターとして毎年ごっちゃりやってくるということ。
この「実需」が、大前提でござりました。

これが減っちゃうと、「そもそも」のところが壊れちゃう。
さらに動向が注目されるのは、ここんとこニセコ界隈で活発に動いていた香港資本じゃね。
この世界的な金融危機で、彼らがどう動くかです。
バナナの叩き売り状態でオージーが手放す物件を、香港がここをチャンスとみて、買ってくれば、ご当地としてはまずはメデタシ、メデタシなんだけど…

「 一葉落ちて天下の秋を知る」などと申します。
昔のお方は、桐の葉が一枚落ちるのを見て、秋が来たのを知ったそうじゃけど、現代は株価下落を見て、「経済の秋」を知るってことでござりましょうか。

それにしてもあっちも、こっちも秋じゃねぇ。
ってことはまもなく、あっちもこっちも冬なのじゃ。
冷え込みますわねぇ、この冬は…