おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

食品非課税でどこがおかしい?

2010年07月10日 | Weblog


午前7時の気温は、プラスの19度。
しとしと雨が降ったり止んだりしておりますです。
涼しくてよろしいなぁ…

昨夜はいつものズンバ・エクササイズでござった。
暑い日でも、ジャブジャブの汗をかいて、終わった後で、とりわけ美味しいビールをいただくのは、まことにけっこうなのでござります。
あっ!!ビールなどと見栄はりましたけど、実はここんとこ、おぢはすっかり発泡酒なのじゃ。

そんな発泡酒でも、悲しいことに運動後なら、かなり美味しいことになっておりまする。
かつての独身貴族も、いまはたいそう「貧乏色」に染まってしまったことじゃのぉ…
ただし過日、ちょっと贅沢して、350㎜の「サントリープレミアムモルツ」を1本買って飲んだことがあった。
いやはや、これが美味いのなんの。
発泡酒と高級ビール、まるきり別物、チョー美味でござった。

ではありますが、高級ビールはたまに、ちょっとだけ、いただくのがよろしい。
年がら年中あんな美味いビール呑んでたら、有難味ってもんが、なくなりまする。
「いいことがあったから」「自分へのご褒美」ってことで、高級ビールを少しだけいただく市井の小市民でござります。

さて、
昨夜のTV朝日の報道ステーション見て、口あんぐり。
たいそう驚いた。
例の消費税がらみのお話じゃ。

VTRで出演しておったのは、元大蔵官僚の大学教授と、古館のお隣にいたなんとかいう評論家?
ひっくり返って驚いたのは、消費税の「食品への非課税は古い」って論調だ。
元大蔵官僚の大学教授が、財務省の広報マン=菅直人の代理人みたいになるのを判って、使ったのかねぇTV朝日は?

あれではどもこもならん。
おまけに古館の隣におったお方は「食料品を非課税にして、金持ちが1万円のステーキを家で食べるなら、不公平とのたまった」
確かに1万円のステーキを非課税にしたらそりゃ、不公平に違いない。

だから食料品の非課税は、「不公平」というのはどうよ?
あまりに短絡的でひっくり返りましたです。
大体、おぢのいう食料品の非課税とは、「生きていくための最低限の食料品を非課税」にすべきってことじゃ。

コメ、味噌、醤油などはもちろん非課税、豚肉だってそりゃ部位によるけど非課税じゃ。
ただし、牛肉のなかでもステーキ用など、いわば「ぜいたく品」は課税しないでどうするって話じゃんか。

加えて、「350円程度の外食牛丼に課税したら低所得者は困る。現実的ではない」とのたまった。
食材をスーパーで購入し、家でしっかり調理するという習慣が壊れつつある中で、外食産業に擦り寄った発言でござる。
どもこもならん。

あのお方は、過日の週刊文春などで特集しておった「壊れゆくニッポンの食卓」事情をご存知なのか?
朝の食卓、子供用にと「マールボロ」が8~10置いてあるなんとも異様な食卓の現状を知っておるのか?

外食や高価な惣菜にはしっかり課税する一方、出来るだけ税金のかからないお安い食材を購入してもらって、「家で調理して食べる」という、正しいニッポンの食事のあり方に替えていかないでどうする!!と思いましたです。
壊れてしまったニッポンの食卓を復活させるためにも、消費税を導入するなら、食材の非課税は一考の余地ありなのじゃ。

それにしても、消費税に関する財務省の「低所得者への還付方式」にまんまと乗ったTV朝日、アンポンタンじゃのぉ。
この還付方式、最大のネックは、所得を正確に把握することじゃ。
正確な所得がわからなければ、還付のしようもござりませんです。

で、同時に浮かび上がってくるのが、国民総背番号制じゃ。
これなくして「低所得者への還付方式」は成り立ちませぬ。
そこが透けて見えるから、消費税の「低所得者への還付方式」はいやらしい。

我がニッポンの消費税は、食品などは原則非課税だけど、高級食材にはもちろん課税する、かつての物品税のようなものがよろしいかと思いますです。
ヨーロッパ食品非課税方式を「古い」と切り捨てるってのはどうだろか?
カナダの還付方式が「優れておる」と簡単に言い切って委員会!!

いずれにせよ、あれこれ論議が必要じゃ。
論議だけはトットとせんことにはどもこもならんけど、菅直人は今になって、消費税導入は「次の衆院選後」と言い出した。
消費税導入の話で支持率が下がったためらしい。
なんだかなぁ…